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今日開かれた県議会の総務委員会で、防災対策の議論をしました。
岡山はよく「災害の少ない県」と言われます。もちろんその通りだと、まさに岡山県の「うり」だと、私も思っています。だからと言って安心してはいけません。万が一の時には県民が力を合わせて助け合い、行動することによって、被害がもっとも少なくてすむ=「災害に強い県」にしたいし、しなければならないと思います。
そのために何が必要でしょうか。県外には「災害の少ない県」を売り込んでも、県内では「災害がおこったときに、どのような行動をとることがよいのか」もっともっと啓発に力を入れるべきです。そのためにまず、啓発グッズの工夫。読んでみたくなる、読まないといけないと思わせる、で、実際読めば役に立つと実感できるグッズを作ってほしいと主張しました。危機管理課長は「啓発には力を入れたい」と答弁しました。
そこで、待ってましたと私がとりあげたのが、今話題の「東京防災」
先日、東京にいる先輩からいただきました。手に取ってびっくり。本当に読む価値があると感じ、いっきに読んでしまいました。またA5版のブック形式、しかもカバー付き。そばに置いておかなければと思いました。
私の地元は、30年ほど前に土砂崩れがあり2つの世帯が相次いで犠牲になりました。同じような犠牲者を出してはならないと、年2回救急救命&防災訓練をおこなっています。そこでは必ず県や岡山市が作ったパンフレット(A4版)をもらっていました。10年近く町内会の役員をしていましたから、少なくとも10冊近く。ところが、まったく印象に残っていないのです(申し訳ありません)
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そこで、改めて「東京防災」と読み比べてみました。岡山県作成の防災パンフレットも、内容は「東京防災」に勝るとも劣らない、いわば立派な内容でした。(避難所のところはもう少し詳しい方がいいかなとは思いましたが・・・そして、可能なら簡易トイレや簡易おむつ、簡易ランタンなど「東京防災」の内容もほしいなと思いましたが・・・)それでも、必要なことはきちんと書き込まれていました。(私も一応、防災士です)
で、何が違うか。A4版では、すっと目に入らないんです。1ページ当たりの情報が多すぎてごちゃごちゃ。ところが、ブック形式のA5版だと、すっと目に飛び込んできました。そこが、読んでみようという気になった大きな違いだと気づきました。
ただお金がかかります。そこで私が提案したのは、上記のことを話したうえで、県と市町村が同じような防災パンフをつくるのはやめて、だいたい内容は共通した部分が多いのですから、市町村にも若干(これまでパンフレットを作成していた分くらいの)費用負担をしてもらって、共通事項について、大部分は県が責任もってつくってはどうかと質問しました。
危機管理課長は「市町村には市町村の役割があるので、いっしょにするのはどうか」などと答弁。私は「何を言ってるんですか。市町村が独自に作っているのも、幅広い地域のハザードマップくらいなもので、あとのパンフレットの内容は共通したものばかりですよ。住んでいるところにどのような危険があるかなどは町内会、自主防災組織まかせではありませんか。結局、自主防災組織も何をどうすればいいのかわからないから、なかなか必要なことができないんです。県が全体にかかわる部分をもてば、市町村はもっと地域(町内会や集落単位)に密着したとりくみができる。それが「災害に強い岡山」じゃありませんか」
課長は、「ぜひ検討したい」と答弁。(よ~し、来年度予算に向けた要求項目にするゾ! )
岡山はよく「災害の少ない県」と言われます。もちろんその通りだと、まさに岡山県の「うり」だと、私も思っています。だからと言って安心してはいけません。万が一の時には県民が力を合わせて助け合い、行動することによって、被害がもっとも少なくてすむ=「災害に強い県」にしたいし、しなければならないと思います。
そのために何が必要でしょうか。県外には「災害の少ない県」を売り込んでも、県内では「災害がおこったときに、どのような行動をとることがよいのか」もっともっと啓発に力を入れるべきです。そのためにまず、啓発グッズの工夫。読んでみたくなる、読まないといけないと思わせる、で、実際読めば役に立つと実感できるグッズを作ってほしいと主張しました。危機管理課長は「啓発には力を入れたい」と答弁しました。
そこで、待ってましたと私がとりあげたのが、今話題の「東京防災」
先日、東京にいる先輩からいただきました。手に取ってびっくり。本当に読む価値があると感じ、いっきに読んでしまいました。またA5版のブック形式、しかもカバー付き。そばに置いておかなければと思いました。
私の地元は、30年ほど前に土砂崩れがあり2つの世帯が相次いで犠牲になりました。同じような犠牲者を出してはならないと、年2回救急救命&防災訓練をおこなっています。そこでは必ず県や岡山市が作ったパンフレット(A4版)をもらっていました。10年近く町内会の役員をしていましたから、少なくとも10冊近く。ところが、まったく印象に残っていないのです(申し訳ありません)
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そこで、改めて「東京防災」と読み比べてみました。岡山県作成の防災パンフレットも、内容は「東京防災」に勝るとも劣らない、いわば立派な内容でした。(避難所のところはもう少し詳しい方がいいかなとは思いましたが・・・そして、可能なら簡易トイレや簡易おむつ、簡易ランタンなど「東京防災」の内容もほしいなと思いましたが・・・)それでも、必要なことはきちんと書き込まれていました。(私も一応、防災士です)
で、何が違うか。A4版では、すっと目に入らないんです。1ページ当たりの情報が多すぎてごちゃごちゃ。ところが、ブック形式のA5版だと、すっと目に飛び込んできました。そこが、読んでみようという気になった大きな違いだと気づきました。
ただお金がかかります。そこで私が提案したのは、上記のことを話したうえで、県と市町村が同じような防災パンフをつくるのはやめて、だいたい内容は共通した部分が多いのですから、市町村にも若干(これまでパンフレットを作成していた分くらいの)費用負担をしてもらって、共通事項について、大部分は県が責任もってつくってはどうかと質問しました。
危機管理課長は「市町村には市町村の役割があるので、いっしょにするのはどうか」などと答弁。私は「何を言ってるんですか。市町村が独自に作っているのも、幅広い地域のハザードマップくらいなもので、あとのパンフレットの内容は共通したものばかりですよ。住んでいるところにどのような危険があるかなどは町内会、自主防災組織まかせではありませんか。結局、自主防災組織も何をどうすればいいのかわからないから、なかなか必要なことができないんです。県が全体にかかわる部分をもてば、市町村はもっと地域(町内会や集落単位)に密着したとりくみができる。それが「災害に強い岡山」じゃありませんか」
課長は、「ぜひ検討したい」と答弁。(よ~し、来年度予算に向けた要求項目にするゾ! )