県教育委員会は真面目に、本当に一生懸命やられています。しかし、その真面目さ、一生懸命さが、全部裏側で利用されていることを認識してほしいと思うのです。
今日の文教委員会にも、荒れの背景として、相変わらず学校の問題、家庭の教育力の問題、地域の教育の問題と、定番の3点セットが報告されました。考えてみてください。学校は忙しさで先生方も神経をすり減らしています。これは学校や先生の責任ではありません。家庭は、誰一人として子どもがかわいくないと思う親はいないでしょう。なのに子どもとじっくり向き合えなくなったのはどうしてでしょうか。地域は、人間関係が希薄になってしまったのは・・・。
ヒトは、食べることなしに生きていけません。食べようと思えば、子どもや家族に食べさせようと思えば、働かざるを得ないのです。問題は現在のヒトの働かせ方です。本来、働くことは人間を成長させるもののはずです。ところが今どうでしょう。人間をもののように使い捨てにし、働くことがまさに苦役となっている感があります。ヒトは働かざるを得ないことを逆手にとって、好き放題こき使う。誰も好まなくても、地域も、家庭も犠牲にされてしまう。このような経済構造を変えなければ、学校の荒れも解決しないと思うのは私だけでしょうか。
かと言って何もしないわけにはいかないわけで、何ができるか、何をすべきか、対処療法的なことしかできないのか・・・。悩みはつきません。
だから、今日の文教委員会で私は、「教育分野からできることは限界があるでしょうが、せめて教育分野から、ここに矛盾があることを伝えるメッセージを発信してほしい」と訴えました。
今日の文教委員会にも、荒れの背景として、相変わらず学校の問題、家庭の教育力の問題、地域の教育の問題と、定番の3点セットが報告されました。考えてみてください。学校は忙しさで先生方も神経をすり減らしています。これは学校や先生の責任ではありません。家庭は、誰一人として子どもがかわいくないと思う親はいないでしょう。なのに子どもとじっくり向き合えなくなったのはどうしてでしょうか。地域は、人間関係が希薄になってしまったのは・・・。
ヒトは、食べることなしに生きていけません。食べようと思えば、子どもや家族に食べさせようと思えば、働かざるを得ないのです。問題は現在のヒトの働かせ方です。本来、働くことは人間を成長させるもののはずです。ところが今どうでしょう。人間をもののように使い捨てにし、働くことがまさに苦役となっている感があります。ヒトは働かざるを得ないことを逆手にとって、好き放題こき使う。誰も好まなくても、地域も、家庭も犠牲にされてしまう。このような経済構造を変えなければ、学校の荒れも解決しないと思うのは私だけでしょうか。
かと言って何もしないわけにはいかないわけで、何ができるか、何をすべきか、対処療法的なことしかできないのか・・・。悩みはつきません。
だから、今日の文教委員会で私は、「教育分野からできることは限界があるでしょうが、せめて教育分野から、ここに矛盾があることを伝えるメッセージを発信してほしい」と訴えました。
人間性を否定するような派遣労働や期間社員の制度をなくして、国の予算を箱モノ重視から、教育や保育、福祉にもっと傾斜させてほしいと思います。