決算特別委員会(9月29日から11月27日)で議論した内容を順次掲載しています。今回は11月18日におこなった農林水産部についてです。
(森脇)
①農業分野では、産出額、生産量が増えているかどうかが県民の関心事だと思うが、各種品目の主なものについての生産量や取組事例、課題などについて、野菜、果物、米麦、畜産物の項目ごとに伺いたい。
②県産材の振興については、消費拡大が課題であり、また現在、木自体も製品として利用する適齢期を迎えていると聞いている。こうした適齢期に、きちんと木を伐採するためのマンパワーや機械の整備等の体制ができているのか、現状と今後の見通しについて伺いたい。
(農産課長)
①野菜や果物の産出額について、全体では減少傾向にある。個別の品目では、桃は減少傾向であるが、それほど大きな減少ではない。マスカットオブアレキサンドリアについては厳しい状況である。ピオーネについては、これまでの生産拡大の結果950ha程度まで拡大 し高止まりしている状況である。最近では、次世代フルーツに力を入れており・。平成20年に83haだったものが、平成25年度には259haと大幅に拡大している。消費者ニーズに合わせて、売れるものに積極的に力を入れていきたいと考えている。米の生産量について、主 食米では、生産調整が始まって以降減少しており、国が示す生産配分量も国内の米消費量の減少等に伴い年々減少している。そこで、主食米から飼料用米等の非主食米や、他の園芸作物等へ転換することで、水田農業を維持していくこととしている。
(畜産課長)
①畜産物の産出額については、全体で約455億円で、その主な内訳は、乳用牛が約114億円、肉用牛が約66億円、豚が約21億円となつており、これらは減少傾向にあるが、養鶏の採卵では増加傾向にある。養鶏とブロイラーを合わせた産出額は約250億円となっており、全体では、やや増加している状況である。
(林政課長)
②平成22年の国勢調査では、県内の林業就業者は1, 361名となっている。就業者のうち60歳以上の割合が平成17年には49%であったが、平成22年度には34%と減少し、39歳以下の割合は平成17年度に17%であったものが、平成22年度には27%と増加し、林業就業者も増加している状況である。このうち大きな役割を担う森林組合の雇用労働者数は、平成24年度末で358名となっている。今後の見通しについては、国、県ともに、緑の雇用やニューフォレスター育成事業といった新規雇用確保のための事業を展鬨しており、労働力の確保に向けた取組を実施していくこととしている。また、高性能林業機械については、平成20年度には109台であったが、平成24年度末には183台と飛躍的に増加している。林業従事者には、これらの機械を活用・して。安全、確実に作業を実施していただいているものと考えている。
(森脇)
消費者の動向を見ながら施策を推進していく必要があり、新しい次世代フルーツをニーズに合わせて作っていくことも重要だが、同時にマスカットのような伝統的なものも重要である。県の施策としてもその両面からの取組をお願いしたい。米についても、飼料用米への転換とのことだが、保存施設がまだ足りていないという話も聞くので、農地を守るという観点から的確な取組を進めていただきたい。
(森脇)
①農業分野では、産出額、生産量が増えているかどうかが県民の関心事だと思うが、各種品目の主なものについての生産量や取組事例、課題などについて、野菜、果物、米麦、畜産物の項目ごとに伺いたい。
②県産材の振興については、消費拡大が課題であり、また現在、木自体も製品として利用する適齢期を迎えていると聞いている。こうした適齢期に、きちんと木を伐採するためのマンパワーや機械の整備等の体制ができているのか、現状と今後の見通しについて伺いたい。
(農産課長)
①野菜や果物の産出額について、全体では減少傾向にある。個別の品目では、桃は減少傾向であるが、それほど大きな減少ではない。マスカットオブアレキサンドリアについては厳しい状況である。ピオーネについては、これまでの生産拡大の結果950ha程度まで拡大 し高止まりしている状況である。最近では、次世代フルーツに力を入れており・。平成20年に83haだったものが、平成25年度には259haと大幅に拡大している。消費者ニーズに合わせて、売れるものに積極的に力を入れていきたいと考えている。米の生産量について、主 食米では、生産調整が始まって以降減少しており、国が示す生産配分量も国内の米消費量の減少等に伴い年々減少している。そこで、主食米から飼料用米等の非主食米や、他の園芸作物等へ転換することで、水田農業を維持していくこととしている。
(畜産課長)
①畜産物の産出額については、全体で約455億円で、その主な内訳は、乳用牛が約114億円、肉用牛が約66億円、豚が約21億円となつており、これらは減少傾向にあるが、養鶏の採卵では増加傾向にある。養鶏とブロイラーを合わせた産出額は約250億円となっており、全体では、やや増加している状況である。
(林政課長)
②平成22年の国勢調査では、県内の林業就業者は1, 361名となっている。就業者のうち60歳以上の割合が平成17年には49%であったが、平成22年度には34%と減少し、39歳以下の割合は平成17年度に17%であったものが、平成22年度には27%と増加し、林業就業者も増加している状況である。このうち大きな役割を担う森林組合の雇用労働者数は、平成24年度末で358名となっている。今後の見通しについては、国、県ともに、緑の雇用やニューフォレスター育成事業といった新規雇用確保のための事業を展鬨しており、労働力の確保に向けた取組を実施していくこととしている。また、高性能林業機械については、平成20年度には109台であったが、平成24年度末には183台と飛躍的に増加している。林業従事者には、これらの機械を活用・して。安全、確実に作業を実施していただいているものと考えている。
(森脇)
消費者の動向を見ながら施策を推進していく必要があり、新しい次世代フルーツをニーズに合わせて作っていくことも重要だが、同時にマスカットのような伝統的なものも重要である。県の施策としてもその両面からの取組をお願いしたい。米についても、飼料用米への転換とのことだが、保存施設がまだ足りていないという話も聞くので、農地を守るという観点から的確な取組を進めていただきたい。