岡山県議会議員 森脇ひさき

2023年の岡山県議選で5期目当選させていただきました。
「命と暮らし、環境が最優先」の県政へがんばります。

議員定数――削減ありきで良いのでしょうか

2014-02-28 | 県政に関する活動
 来年の県議選まで1年余。議員定数の議論(と言っても正式には会派ごとに意見を言っているだけですが)はじまっています。
 自民党案は2減、公明党と県民・緑の案は3減など、「議員も身を削れ」と、定数削減が当たり前のように競い合われています。本当に良いのでしょうか。
 私は、議員は住民の声を議会に届け、ムダ遣いや利権など行政を住民目線でチェックし、議論の様子を住民に知らせる大切な役割を担っています。したがってその定数は、住民のなかにある多様な意見や要求が正しく反映されるにはどれくらいの規模が必要か」を基本にして決めるべきです。同時に、「1票の格差」を拡大するような定数の見直しはおこなうべきではないと考えます。
 したがって日本共産党県議団は、人口減少にともなう勝田郡選挙区の合区にともなう1減はやむを得ないとしても、他の選挙区については現状維持を求めています。同時に、議員関係する経費について、引き続く歳費の10%削減、政務活動費の全領収書公表と支給額半減、海外視察の中止を求めています。議員2人で節約できる経費は約4000万円に対して、政務活動費半減と海外視察中止だけでも約1億3000万円の節約になります。
 政務活動費の全領収書公表をおこなわず使い放題、海外視察にも行く、その一方で「身を削る」といいながら「民意を削る」――これでは、県民のみなさんが願う改革と言えないのではないでしょうか。
 
<他会派の定数提案は次の通りです>
◇自民党案は人口減少に伴い勝田郡(現定数1)は津山市・苫田郡選挙区(同4)に合区し、定数を4(1減)にするとともに、岡山市中区(現定数4)も1減し、あわせて2減にするというもの。
◇公明党と県民・緑の案は、勝田郡は美作市・英田郡選挙区(現定数1)に合区し、定数を1(1減)にするとともに、岡山市中区と東区(現定数3)を合区し、定数を6(1減)にし、倉敷市・都窪郡選挙区(現定数14)も1減し、あわせて3減にするというもの。
◇民主県民クラブは検討中とのこと。


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