
岡山県の来年度当初予算(各部要求)が15日、発表されました。いわゆる「原案」の段階で、前回、前々回と改善を求めたい問題について書きました。今回から、よろこべる内容について書きたいと思います。
(その1)学び直しの場についてです。
<トップの写真は昨年1月、自主夜間中学を見学させていただいた時のものです>
教育委員会の要求額 31ページ 「生涯学習活動促進費」の中に
「公民館等を活用した夜間学び直し推進事業 5,840千(584万)円」が、新規事業として盛り込まれました。
「公民館等を活用し、小学校及び中学校レベルの内容を学び直しできる場の提供をモデル事業として実施する」とのこと。
自主夜間中学をボランティアで支援されてきた方々をはじめ、関係者の方々のこの1年の熱意ある行動が、大きな扉を開けつつあるところまできたのかなと思います。関係の皆さんのご尽力に敬意を表します。この事業をきっかけに、本格的な公立夜間中学への道が開かれるよう、引きつづき関係の方々にも知恵をいただきながらがんばりたいと思います。
さらに教育委員会の要求額 22ページ 「学校教育活性化推進事業費」には、
「中学校夜間学級調査研究事業 3,000千(300万)円」もありました。
「中学校夜間学級等の学び直しの場の提供に係る関係機関等との協議や県下のニーズ等を把握するための調査に要する経費」とのこと。
教育委員会には、通り一片のやっつけ仕事でなく、本気になってニーズを掘り起こす、丁寧な調査をぜひお願いしたいものです。
以下、夜間中学に関するこれまでの日本共産党県議団のとりくみです。
一昨年の秋、ある集会で岡山県での夜間中学のとりくみのお話をききました。大事な課題とあらためて認識した私たちは、自主夜間中学にとりくむ代表の方にさっそくお話をうかがい、11月議会で氏平議員(2つめの項目)が、県がおこなったニーズ調査の結果や今後のとりくみについて質問しました。
その時の教育長の答弁は、ニーズ調査について説明ののち、「家族等からの問い合わせも含め 23 件の相談があり、県教委としては、夜間中学での学習に対する確実なニーズは、そのうち 5 件」というものでした。「県教委は本当にニーズを掘り起こす気があるのか」との意見を色々な方々からいただきました。
一方、今後のとりくみでは、「本県も様々な学び直しの希望があること」が分かったとして(1)公民館での学習講座開催や自主夜間中学との連携など生涯学習の視点からも検討していること、(2)夜間中学設置を視野に入れながら、まずは個々のニーズに応じた実質的な学び直しの場を提供できるよう、関係機等と協議しながら取り組んでまいりたい」との答弁がありました。少し明るい光も見えた気がしました。
年が明けて、昨年の1月、岡山市でおこなっている自主夜間中学を見学させていただきました。それを受けて、予算総括協議会(3つめの項目と再質問も)で私が、設置準備に向けた事業をおこなうよう求めて質問しました。
教育長は、「(ニーズ調査の結果)学び直しの場の提供が必要との方向性を得た」と述べ、予算要求は行っていないが、「学び直しの取組を行っている市町村や自主夜間中学等での実施状況等を把握し、具体的な連携について検討する」との答弁がありました。
教育委員会での1年間の検討を通じて、来年度の予算要求につながったものと思います。今後、モデル事業がどのようなとりくみになるのかわかりませんが、学び直しを希望する人々が気軽に訪れ、楽しい学び直しの場がつくられるよう期待しています。
(その1)学び直しの場についてです。
<トップの写真は昨年1月、自主夜間中学を見学させていただいた時のものです>
教育委員会の要求額 31ページ 「生涯学習活動促進費」の中に
「公民館等を活用した夜間学び直し推進事業 5,840千(584万)円」が、新規事業として盛り込まれました。
「公民館等を活用し、小学校及び中学校レベルの内容を学び直しできる場の提供をモデル事業として実施する」とのこと。
自主夜間中学をボランティアで支援されてきた方々をはじめ、関係者の方々のこの1年の熱意ある行動が、大きな扉を開けつつあるところまできたのかなと思います。関係の皆さんのご尽力に敬意を表します。この事業をきっかけに、本格的な公立夜間中学への道が開かれるよう、引きつづき関係の方々にも知恵をいただきながらがんばりたいと思います。
さらに教育委員会の要求額 22ページ 「学校教育活性化推進事業費」には、
「中学校夜間学級調査研究事業 3,000千(300万)円」もありました。
「中学校夜間学級等の学び直しの場の提供に係る関係機関等との協議や県下のニーズ等を把握するための調査に要する経費」とのこと。
教育委員会には、通り一片のやっつけ仕事でなく、本気になってニーズを掘り起こす、丁寧な調査をぜひお願いしたいものです。
以下、夜間中学に関するこれまでの日本共産党県議団のとりくみです。
一昨年の秋、ある集会で岡山県での夜間中学のとりくみのお話をききました。大事な課題とあらためて認識した私たちは、自主夜間中学にとりくむ代表の方にさっそくお話をうかがい、11月議会で氏平議員(2つめの項目)が、県がおこなったニーズ調査の結果や今後のとりくみについて質問しました。
その時の教育長の答弁は、ニーズ調査について説明ののち、「家族等からの問い合わせも含め 23 件の相談があり、県教委としては、夜間中学での学習に対する確実なニーズは、そのうち 5 件」というものでした。「県教委は本当にニーズを掘り起こす気があるのか」との意見を色々な方々からいただきました。
一方、今後のとりくみでは、「本県も様々な学び直しの希望があること」が分かったとして(1)公民館での学習講座開催や自主夜間中学との連携など生涯学習の視点からも検討していること、(2)夜間中学設置を視野に入れながら、まずは個々のニーズに応じた実質的な学び直しの場を提供できるよう、関係機等と協議しながら取り組んでまいりたい」との答弁がありました。少し明るい光も見えた気がしました。
年が明けて、昨年の1月、岡山市でおこなっている自主夜間中学を見学させていただきました。それを受けて、予算総括協議会(3つめの項目と再質問も)で私が、設置準備に向けた事業をおこなうよう求めて質問しました。
教育長は、「(ニーズ調査の結果)学び直しの場の提供が必要との方向性を得た」と述べ、予算要求は行っていないが、「学び直しの取組を行っている市町村や自主夜間中学等での実施状況等を把握し、具体的な連携について検討する」との答弁がありました。
教育委員会での1年間の検討を通じて、来年度の予算要求につながったものと思います。今後、モデル事業がどのようなとりくみになるのかわかりませんが、学び直しを希望する人々が気軽に訪れ、楽しい学び直しの場がつくられるよう期待しています。