岡山県議会議員 森脇ひさき

2023年の岡山県議選で5期目当選させていただきました。
「命と暮らし、環境が最優先」の県政へがんばります。

県政の流れを変える その理由(3)教育の体制を手厚くしたいから(上)

2020-09-09 | 県政に関する活動
【県政の流れを変える】
その理由③ 教育の体制を手厚くしたいから(上)

 学校の1学級当たりの児童生徒の人数上限(定数)は小学校1年生が35人、他の学年は40人と定められています。同時に、県が独自に教員配置すれば、定数を少なくすることもできます。現在岡山県では、小学校1、2年生の全学級、3年生以上と中学校の約9割で35人学級の編成か少人数授業がおこなわれています。このことは私たちも県議会で繰り返し求めてきたことで、歓迎しています。

 しかし、このための教員配置をおこなううえで、一般的にはよくわからない、大変な「からくり」がありました。配置した教員に対して国の財政措置を受けることができるのは、上に書いた定数に見合う範囲と、文科省が認める「加配」だけです。したがって、県の判断で定数を下げて学級を増やすために必要となる教員の給与等は県が独自に負担することになります。この県負担をできるだけ少なくするために考えたのが、本来の正規教員数を減らして非正規教員に置き換えることでした。だいたい正規1人分で非正規だと2~2.5人雇えると言われています。5年くらい前に教育委員会にきいたところ、小中学校で約1100人の正規教員を非正規に置きかているとのことでした。正規教員に占める非正規教員の割合は全国の2倍にもなっていました。

☆非正規教員の比率が増えていることを指摘したブログ記事もご覧ください。

 非正規に置き換えることで、もちろん非正規の先生個人が悪いのではなく、正規の先生と変わらず、それ以上に、頑張ってくれているのですが、制度上の制約によって現場ではいろんな
問題が生じているようです。(この問題はまた次に)
 国が定数に関する法律を変えないのが一番の問題ですが、他の都道府県が行っている県独自の財政措置が極めて少ないことも問題です。「正規教員を増やし、子どもたちにゆきとどいた教育に」流れを変えたいものです。
                                 (さらにつづく)

 ☆正規教員の増員を求めた質問のブログ記事(私の質問)もご覧ください。

#岡山県知事選挙
#変えよう県政
#少人数学級

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