岡山県議会議員 森脇ひさき

2023年の岡山県議選で5期目当選させていただきました。
「命と暮らし、環境が最優先」の県政へがんばります。

県政の流れを変える その理由(4) 教育の体制を手厚くしたいから(下)

2020-09-10 | 県政に関する活動
【県政の流れを変える】
その理由④ 教育の体制を手厚くしたいから(下)

前回、正規教員を減らし、非正規の先生を増やしていることを書きました。

そのことで、制度上避けられない様々な弊害が生じています。

(トップ写真は、非正規比率の推移を示しながら質問時のもの)

①担任の先生がいない❗️
病休や産休、育休の代替の先生見つからない事態が生じています。4年前に県議会で質問した時には、76校で86人が未配置、数ヶ月いなかった事例もあるとの答弁でした。教員免許が更新制になったのも要因の1つではありますが、講師(非正規)を多く採用しているために、臨時の時に対象の人がいなくなってしまっているということです。
80歳近い元先生が非常勤で行っているとか、元教員で十数年共産党の議員をしている人に非常勤で来てほしいなどという笑えない話しも聞きました。

②支援学級にしわ寄せ?
特別支援学級の定数(1学級の児童生徒の数)は8人です。学年ごと、障害種ごとに学級をつくるのが原則ですが、少人数の場合には学年がまたがる複式学級も認められています。
数年前、支援学級の平均の児童生徒数が全国で比べて岡山県はたいへん多いという話をきき調べてみました。
その当時の数字ですが、小学校で、1学級に1年生から6年生まで全学年の児童が在籍する学級が4学級(支援学級全体の1%)、5つの学年の児童がいる学級が44学級(6%)、4つの学年の児童がいる学年がなんと152学級(20%)、3割近くが4以上の学年の児童が在籍する学級でした。3つ以上の学年までみると6割にもなることもわかりました。
正規の先生を少なくしているので学級を増やさないでやりくりしているのです。教育委員会は「非常勤講師や支援員を配置している」と言いますが、4つの学年の児童がいる学級を担任しているある先生は「1時間だけでクタクタ」と話しています。合理的配慮が求められる子どもたちの教育をこのような状態にしていることは許せません❗️

③正規の先生の負担が増え、より多忙に
非正規の先生その人が決して悪いわけではありません。正規の先生が当たり前にできることも、非正規ゆえに、制度上できないことがあります。正規の先生との打ち合わせなども必要になります。その分、正規の先生の負担が増えることになります。

他にもありますが、とりあえずこの辺りて。正規の先生を増やすために、現在非正規で働いている先生の特別採用枠を設けるなど、思い切った対策が必要だと思います。知事としてはその予算を優先的に確保することです。

#岡山県知事選挙
#正規教員の増員
#ゆきとどいた教育を
#変えよう県政

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