岡山県議会議員 森脇ひさき

2023年の岡山県議選で5期目当選させていただきました。
「命と暮らし、環境が最優先」の県政へがんばります。

決算特別委員会⑩ 12年度決算の認定

2013-12-19 | 県政に関する活動
<12月2日、2012年度決算の認定> 採決がおこなわれ、私は「反対(認定しない)」しました。

(理由1) 「ムダ遣い」が含まれる一方、県民に必要な施策が十分実施されていなかったため、予算に反対している。
(理由2) ムダ遣いがある
  たとえば、苫田ダムに関連して広域水道企業団の調整水量(余り水)への支出、メガソーラー設置への莫大な補助、大企業誘致の補助制度、光量子科学研究所は県が行う必要ない、大規模集約をねらった農業支援策、いっせい学力テストにより子どもたちを競争で苦しめている・・・
(理由3) 十分な施策が実施されていない
  たとえば、私学助成における父母負担の軽減策、改悪された障害者医療費補助制度、子ども医療費補助制度、家庭用太陽光パネル設置への補助など自然エネルギー普及、正規採用の先生を増やし少人数学級など教育環境の整備こそ必要・・・

 私は、まちがった税金の使い方をただす必要から、以上の点を指摘しました。知事提案の予算に賛成している他の議員は全員「決算の認定にも賛成」でした。


 決算認定に先立って、監査委員の意見聴取がおこなわれました(11月28日)。そこでは以下のやり取りをおこないました。

 (森脇議員) 監査委員の方々には、予算の適正な執行を監査する大切な役割を果たしていただいていると思っています。私たちは議会で、予算段階から、無駄使いというか、県民目線で見て本当に必要なのかというような事業、改める必要があると思う事業について厳しく指摘しています。岡山県では、財政事情もあり大分改善されてきてはいるものの、まだ県民からの批判の声が上がる事業もあります。監査の方々からすれば、事業そのものの良し悪しは別で、執行が適正になされていれば良しということになろうかと思いますが、今の時代、県民の思いも汲んでいただいて事業自体が良いのかどうかという意見を出していただいて良いのではないかと思います。そういうこともぜひ考慮して監査に当たっていただきたいと考えますが、いかがでしょう。

 (監査委員) 監査委員制度のあり方については国も検討していますが、監査にも合規性の考え方は必要と考えています。加えて経済性、効率性についても意見を申し上げているつもりです。委員の方々の意見を踏まえ、今後も監査を進めてまいりたいと思います。

 (森脇議員) ありがとうございます。さらに、県税の収入未済についてですが、まだ3%あります。税収確保の必要性は理解していますが、厳しい経済環境の中で、中小業者の中には税金を払うために、借金するということも聞いています。公務員の仕事は、県民の暮らしを守るということが基本ですので、人権をふみにじり、生活を脅かすような、あまりにも厳しい取り立ては問題だと思います。税の支払いをのがれようという悪質な者への取り立ては当然必要ですが、まじめに働いているのもかかわらず、払いたくても払えない人を追い詰め、収税率だけ上げようというような、やりすぎはあってはならないと思います。そういう面でも今後、ご意見をいただきたいと思います。



  

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