■マーケット
英EU離脱の余波広がる
きょう、東京外国為替市場ではドル円相場が1ドル100円台となりました。また、ほかの主要通貨に対しても円高となって、円の“独歩高”状態にもなりました。ヨーロッパにおける金融の中心地の不動産価格の下落が投資家から警戒されて、不動産ファンドから資金を引きあげようとする動きが加速しており、それを受けた不動産ファンドが解約の受付を停止するという動きが相次いでいます。イタリア第3位の大手銀行の不良債権問題が浮上したこともヨーロッパ経済への不安感を募らせました。これにより投資家の通貨が「円」に向かったのです。セントラル短資の水町氏は「1ドル=99円付近まで下落する可能性がある」と話しました。また国債にも資金は向かって、20年国債の利回りは一時-0.005%と史上初めてマイナスをつけました。10年物国債の利回りは過去最低を更新しました。
■【コメンテーター】木下智夫氏(野村証券チーフ・マーケット・エコノミスト)
・巨大市場ブラジル、不景気こそチャンス
--うま味の部分というのが、それだけのブラジルコストがありながらも、あるものなのでしょうか。
「この2,3年のブラジル経済はマクロ的には非常に厳しいものがあったんですが、ただ将来的に非常に有望だという考え方は多くの日本企業が共有していると思います。国際協力銀行の製造企業を対象とした調査ですと、比較的上位にあったんですね。最近はやはり景気が悪いので落ちてきたんですが、それでも第9位ということで、なおトップクラスにありますので、まだまだ期待感は強そうだと思います。」
--消費意欲は旺盛なんですか。
「民間消費のほうは順調に伸びてきておりまして、一人当たりの消費の金額を日本円で見たものなんですが、こちらのグラフで見て頂くと、過去10年ぐらいで2倍以上になっている。(出所・CEICデータより野村証券投資情報部作成)。」
--グーと上がってきて直近では下がっているんですけれども・・・
「直近ではやはり景気の悪化というところが悪い方向に作用してしまったんですが、ただ方向的にはこの上昇トレンドというのは続いていくと思います。」
--今で66万円ぐらいですか。
「家族4人ですと260万円を超えるわけですから、中間階層としてはかなり購買力はあると思います。日本企業にとっては世界市場の中で無視できない存在だと思います。」
・イタリアの不良債権問題、再燃なお火種くすぶる欧州
--イタリアの銀行の問題ですけれども、もちろん不良債権を減らすというのは重要なことだとは思うんですが、ECBがそれを指導するタイミングが今というのはどうなんでしょうね。
「このモンテパスキという銀行に対してECBが不良債権を減らすようにと指導したのが、この4日のことなんですが、ブレグジットで市場が揺れやすいこの時期にどうして?、というところは私は強く感じます。やはりちょっとタイミングが違ったんじゃないかなという気がしてならないです。」
--特にタイミングもありますけれども、今回、投資家の中で問題になっているのがどういう部分なのでしょうか。
「不良債権を売るとなると損失が出る可能性が高いわけなんですが、従来であればイタリアの当局が資本注入をすればよかったんですが、今年の初めからEUのルールが変わったというところが結構大きく効いておりまして、今は銀行が発行する債券を保有している人も同時に負担をしなくてはいけないというルールに変わったんですね。これが少しハードルになって、イタリア当局が資本注入しにくいんじゃないか、という声も出ています。そういう状況になると劣後債などを購入していた投資家が損失を受けることになりますので、そういった大きな反応というのが予想外だったんじゃないかなと思います。」
--今後のスケジュールの中で木下さんが注目されているのは?
「今月の末までにはヨーロッパの51行を対象としたストレステストの結果が出てくるんです。ここでモンテ・ディ・シエナ(モンテパスキ)の結果も出てきますが、それ以外のイタリアの銀行についても出てくる。そこで悪い結果が出てくるようですと、さらに市場が動揺するリスクもあるというふうに思います。」
--金融危機のような状態に陥る可能性はありますか。
「これについてはシステミックリスクを及ぼすような影響はないと思います。市場は今のところ、それほど動いているわけではありませんので、イタリアの問題にとどまるんじゃないかなというところが今の見立てです。」
・日本の文具業界 国際競争力高く
--今日は日本最大級の文具展を取材しましたけれども、日本の文房具というのは世界の中で見てどうなんでしょうか。やはりレベルが高いのでしょうか。
「かなりレベルが高いと思います。日本が世界に向けて誇れるものって数多くあると思うのですが、文具はその一つだと思います。外国から来た方々に『ちょっと気の利いたものを買いたいんだけど、どこかないですか』と言われたら、文房具店をお薦めすることがあるんですが結構良かったという反応が多いです。これはすごく誇れるものだと思います。」
--今後文房具がどの方向に向かっていくか。
「文具というとさまざまな情報を記憶させたりとかいうことが一つの機能ですが、IT危機と神話性を高めて、融合させていくというのが一つの方向性じゃないかと思います。」
--文房具=アナログだと思いがちですけれども、デジタル化していくということですか。
「ええ、そうすると世界に向けても日本の文具を発信できると思います。」
■特集 ブラジル巨大市場に挑む日本企業
オリンピック開催まで1ヵ月に迫ったブラジル。人口2億人という巨大な市場に加え、世界で最も多くの日系人が住んでいるブラジルには、およそ540社の日本企業が進出しています。特に自動車を含めた製造業や食品・飲料関連の企業が目立ちますがブラジル市場の開拓はこれからという状況です。4年前、ブラジルで小型車工場を稼働させたトヨタ。年間の生産能力はおよそ11万台、トヨタのブラジルでの生産拠点の中でも最大です。しかし、安さが武器の韓国メーカーも躍進している状況です。キリンは5年前、ブラジル2位のビールメーカーを買収して、ブラジル市場に参入しました。しかし、格安の既存ブランドを値上げしたことで客離れが起き、シェアが激減しました。そこで、キリンは営業部隊を活発にし、地道な販路開拓を行っています。実はブラジルには「ブラジル・コスト」と呼ばれる負担が企業にとっての足かせとなっていますが、それでも、ブラジルの新車市場は2020年までに日本の市場規模を追い越す500万台に、飲料市場は今後10年でいまの2倍=6兆円になるという巨大な市場です。成長を求めて日本企業が挑むには十分なビジネスチャンスがあると言えそうです。
【ブラジル・巨大市場に挑む日本企業】
ブラジルに進出する日本企業。しかしまだブラジル市場で存在感はあるとはいえない。リオ市内を見ても日本車をほとんど見かけず、家電製品は韓国勢やヨーロッパが強いほか食品ではブラジルの国内メーカーが高いシェアを持っている。ただ人口は2億人を超える巨大市場だ。そして世界で最も多くの日系人が住んでいるブラジルには約540社の日本企業が進出している。特に自動車を含む製造業や食品、飲料関係が目立つが、ブラジル市場での開拓はまだまだこれからといった状況だ。
【ブラジル・五輪目前の巨大市場・トヨタ・小型車で攻勢】
ブラジル経済の中心地・サンパウロ。トヨタの販売店・ソラナトヨタを訪ねた。平日にも関わらず多くの客で賑わう店内。人気の車種は「エティオス」で、景気が悪いと言われるブラジルで売れているのは小型車。トヨタは4年前、ブラジルで小型車工場(ソロカバ工場)を稼働させた。年間の生産能力は約11万台で、トヨタのブラジルでの生産拠点の中でも最大だ。売れ筋の小型車の生産能力を増強した事で年間販売台数は2012年から2倍以上に増えた。ただ新車販売シェアでは販売店が多い欧米メーカー(フィアット、GMシボレー(米国)、フォルクスワーゲン(ドイツ)、フォード、ルノー)が上位にいる。安さが武器の韓国メーカー(ヒュンダイ)が躍進していて、日本勢(トヨタ、ホンダ)はまだまだ降順を配している(出所・マークラインズ)。今後、スポーツタイプやタクシー用に売り込む事で反転攻勢に打って出る。
【ブラジル・五輪目前の巨大市場・キリン・失敗教訓に新戦略】
ブラジル・サンパウロ市内のお洒落なバーで今人気なのが「デバッサ」。これはキリンがブラジルで販売しているビールだ。「一番搾り」と同じ麦芽100%にも関わらず日本円で約66円と価格を抑えた戦略商品で、6月のリニューアル後、売り上げが4割も伸びている。キリンホールディングスは5年前、ブラジル2位のビールメーカー・スキンカリオール社を買収してブラジル市場に参入した。しかし格安の既存ブランド「スキン」を値上げした事で客離れが起きシェアが激減した。キリン本体が上場以来初の最終赤字に転落する元凶にもなった。商品を売り込むのがブラジルキリンの営業部隊だ。ブラジルではバー併設の雑貨店でビールが売られていて市場の6割を占めるため、地道な販路開拓が不可欠だ。低価格の「スキン」や「デバッサ」だけでなく、付加価値の高い「一番搾り」も売り込む。南米最大の経済大国・ブラジル。日本企業はこの巨大市場を制する事ができるのか。
【巨大市場ブラジル・コストと商機】
ブラジルにはブラジルコストと言われる負担があり企業の足かせとなっている。ブラジルは労働組合が強くストライキも頻繁に起きていて、給料や社会保障も含めた労働コストが高いのが特徴だ。また政治が混乱しているため政権によって規制が急に変更されたり行政手続きが滞ったりして様々な認可が下りないケースもある。さらには連邦税や市税など50以上の複雑な税金があり輸入品には高い関税もかかるため、これもコストが膨らむ要因となっている。ただそれでもブラジルの新車市場は2020年までに日本の市場規模を追いこす500万台に、飲料市場は今後10年で2倍の6兆円になるという巨大市場だ。日本企業がさらなる成長を求めてブラジル市場にビジネスチャンスを求める可能性は十分ある。
■ニュース
小池氏 正式に出馬表明
来週14日に告示される東京都知事選挙をめぐって、出馬の意向を明らかにしている、小池百合子元防衛大臣が、自民党の推薦を得られないまま正式に出馬の表明をしました。会見で小池元防衛大臣は、都連の体制をブラックボックスと批判した上で、驚きの公約を掲げました。
① 冒頭解散
② 利権追及チーム
③、舛添問題の第三者委員会設置
「都民目線の信頼を取り戻すため都議会を冒頭解散したい」と、都知事に当選した場合、都議会を解散に踏み切ると宣言し、現在の都議会と真っ向から対決する姿勢を示しました。小池元防衛大臣周辺によると早くも新党構想まで検討しているという小池元防衛大臣。こうした動きに、東京都連の石原会長は「小池先生は自由人だと思う」などと述べました。
一方の自民党都連の増田元総務大臣の擁立に向け画爪の調整に入っています。また今日は民進党の長島昭久衆院議員も出馬を検討する考えを示しました。さらに元日本弁護士連合会会長の宇都宮健児も出馬に向けて準備を進めている事を明らかにしました。来週の告示に向けて、日に日に動きが激しくなる都知事選。この他にも、候補者が出馬を表明しています。
百貨店・アパレル 女性の“仕事服”を強化
百貨店、そごう・西武はきょう、働く女性をターゲットにした自社ブランド「リミテッドエディション@オフィス」の全面刷新を発表しました。以前、そごう・西武が5,000人に行ったアンケートでは、普段のスーツに不満がある人が半分を超え、さらに3割の女性はポケットなどに不満を持っているという結果が出ました。こうした問題を解決し、新たな客層を取り込む狙いです。3月からパターンオーダースーツの販売を始めたのは、三陽商会の婦人服ブランド『エポカ』。ビジネス要素だけでなく、そこに付随するパーティーシーンなどを想定し今後もアイテムの拡大をはかる方針です。すでに働く女性のニーズをつかみ、大ヒットとなっているのがワールドの婦人服ブランド「リフレクト」から出ている「匠ジャケット」です。人気の秘密は着心地、長時間着るジャケットでもリラックスできるものがいいと、働く女性たちの隠れたニーズをつかみました。
【“女性活躍”で変わる女性服】
男性用のスーツはビジネス用の機能が備わっているが女性用のものはまだまだ。そこに隠れたビジネスチャンスが生まれている。婦人服売り場が今後変わるかもしれない。
【機能とデザインを両立】
百貨店・そごう西武は今日、働く女性をターゲットにした自社ブランド「リミテッドエディション@オフィス」の全面刷新を発表した。以前、そごう西武が5000人に行ったアンケートでは普段のスーツに不満がある人が半分を超え、さらに3割の女性はポケットなどに不満を持っているとの結果が出た。こうした問題を解決し新たな客層を取り込む狙いだ。一般的に女性用ジャケットはシルエットを綺麗に見せる為にデザインが重視され、ポケットに物が入らないなど不便なものが多かったという。9月から始まる新たなブランドでは機能性とデザイン性を両立している。
【オーダー制で多様化に対応】
3月に女性管理職など社会で活躍する女性に特化して店舗をリニューアルしたのは三陽商会の婦人服ブランド・エポカ。エポカでは3月~6月までのジャケット全体の売上げが前年比の2倍だった事から、女性のビジネススーツの更なる需要を見込み「パターンオーダースーツ」の販売を開始した。ジャケットは2つの型より選ぶ事ができ、使用する素材は女性に人気のツイードやストレッチ素材などから選択する。更に裏地やボタン、袖口の仕様など細かな所まで自分好みに調整が可能だ。こうした女性らしさや流行を意識した働く女性の為の服の需要は年々高まっているという。
《三陽商会エポカディヴィジョン長/花木崇さん》
「今後はジャケットに留まらずドレスシーンの広がりやブラウスやスカートの色合いなど、スタイリングの広がりを提案していきたい。」
【働く女性の心をつかむ、大ヒット“ジャケット”の秘密】
既に女性のニーズを掴み大ヒットとなっている商品がある。ワールドの婦人服ブランド・リフレクトで展開する「匠ジャケット」は今年の春夏物で約1万枚を販売した。通常、ジャケットは1000枚で売れ筋商品と言われる中、大ヒットとなっている。秘密はその着心地にあった。きっちりとしたジャケットでも長時間着るもので、「リラックスできるものがいい」と働く女性たちの隠れたニーズを掴んだ。使っているのは伸縮性のあるジャージー素材だ。洋服の設計からこだわり、より動きやすい形を追求した。さらに通常のジャケットよりも軽量化し、長く着ても疲れない着心地を実現したという。リフレクトは他にも女性客の意見を取り入れたパンツや靴なども販売していて、今後も新たな商品を展開予定だ。
国内最大の文具店が開幕
きょうから国内最大の文具・紙製品が始まりました。国内外345社が出展し新商品や流行を取り入れた商品を披露しました。企業がオフィスの経費を削減する中、個人向けの商品が目立ちます。フリーで文具の企画、開発に関わっている通称「文具王」こと高畑正幸さんに話を聞きました。
【“文具王”に聞く!注目の文房具は】
高畑さんが薦める商品は、立てて使えるペンケース・コクヨ「ネオクリッツフラット」だ。今、オフィスではない場所で仕事をする人が増えている為、この様なペンケースに注目が集まっているという。そして超速乾のペン・ゼブラ「サラサドライ」。紙に浸透しやすい成分をインクに配合した事ですぐ乾き、にじむ事がなくなった。高畑さんは今後もボールペンは進化すると見ている。さらに巨大な付箋も(エイチエス「マルチに使えるふせん」)。スマートフォン世代にアナログなものを楽しんでほしいとの狙いで文具メーカー各社、知恵を絞り様々な付箋を開発しているという。高畑さんは「成熟したと思われる商品が少しずつ便利になるのが文具の魅力」と話した。
アリババ インターネット自転車を発表
アリババが自動車メーカーと「インターネット自動車」を共同開発しました。このインターネット自動車にある10.4インチの大型タッチパネルには、アリババが独自に開発した基本ソフトが搭載され、ナビゲーションやエアコンなど、ほぼすべての車内操作ができます。また、アリババの持つネット決済システムと連動しているため、駐車場料金などの自動支払いが可能です。さらに、走行中に近づいた人気のある洋服店や飲食店などがパネルに自動表示され、車内にいながら買い物ができるなど、アリババの持つビッグデータを生かした最新機能が盛り込まれています。このインターネット自動車は今年8月に発売予定で価格は220万円前後とみられます。
シャープ 「ヘルシオ」に人工知能を搭載
シャープはきょう、水蒸気で調理するオーブンレンジ「ヘルシオ」の新製品を発表しました。人工知能を搭載していて、話しかけることで使う人の体調や好みに合ったメニューを提案してくれます。メニューはおよそ1,000種類で、今後増やしていくということです。価格は税込みで19万4,000円前後で、9月に発売します。
東亜建設工業 データ改ざんに33人関与
羽田空港などの地盤改良工事でデータの不正を行っていた東亜建設工業は社内調査の結果をを公表し、下請けも含め少なくとも33人が不正に関与していたことを明らかにしました。調査結果によりますと東亜建設工業の担当者は本来はデータを整えるためのプログラムを悪用し、データ改ざんしてうまく施工できたと見せかけていたということです。
16年上半期 新車販売「プリウス」首位
今年1月から6月の新車販売台数は、新型モデルを投入したトヨタ自動車のハイブリッド車「プリウス」が14万2,000台あまりを売り上げ、トップとなりました。2位はホンダの「N―BOX」、3位はトヨタの小型ハイブリッド車「アクア」でした。同じく今年1月から6月のブランド別輸入車販売台数は、「メルセデス・ベンツ」などドイツのブランドがトップスリーを占めました。
劇団四季が「ゆう活」プラン
「劇団四季」は、夏の朝型の勤務で帰宅時間を早める「ゆう活」向けの講座をはじめました。行われたのは、ミュージカルで俳優が行っているセリフの読み方を生かした「美しい日本語の話し方教室」です。講師は、現役の俳優で、参加したのは、「キヤノン」に勤める30人です。1時間弱の話し方教室の後、参加者は、「ライオンキング」を鑑賞。ミュージカル劇団が、「ゆう活」向けの講座を開いたワケは?
《劇団四季/吉田智誉樹社長》
「週末にチケット購入の集中はあるが平日の夜はチケットが取りやすい。ゆう活がセットになることで普段劇場に足を運ばない人が来てもらえるとありがたい。」
■【ロングセラー研究所】プッチンプリン
江崎グリコのプッチンプリンは、発売から44年で累計51億個を売り上げ、ギネスにも認定された。グリコの開発者は当初、プリンの商品化を提案したが、すでにライバルメーカーがプリンを発売しており、後発では勝算がないと社内で判断されて認められなかったという。プリンの商品化にこだわった開発者は、街の洋菓子店がアイスピックを使ってゼリーの容器に穴をあけている作業にヒントを得て、つまみを折って穴を開けると皿に盛りつけられるプリンの容器を開発。商品化にこぎつけた。グリコは流通ルートの多様化に対応し、スーパーでは家族向けの3個パックを販売したり、コンビニでは大人向けのビッグサイズを発売したりして、客層を拡大していった。
■【トレたま】会議専用の菓子!?
会議のために作られたお菓子のセット。「BIAS GUMMY」はものすごくすっぱいがあることをするとおいしく食べられる。会議の前においしくグミが食べられる方法を話し合いコミュニケーションを深める狙いだ。5分ごとに味が変わり15分でなめ終わる飴、時間の経過を味覚とアメの大きさで感じながらアイデアを出す。「FORTUNE COOKIE」の中には指令書があり、指令通りに雑談しアイデアに繋がるきっかけにする。
《富士通デザインのデザイナー/元良龍太郎さん》
「量産の関係上5種類のお菓子を作るが作れなかったお菓子もたくさんあるのでより会議を盛り上げるものを作っていきたい。」
【商品名】クリエイティブスナック
【商品の特徴】良いアイデアを生みやすくする会議用の菓子
【企業名】富士通デザイン
【住所】川崎市中原区下沼部1812-10
【価格】4,500円
【発売日】未定
【その他】クラウドファンディング資金調達中
【トレたまキャスター】北村まあさ