特定非営利活動法人精神医療サポートセンター

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夢を奪うな

2007年11月11日 | 看護論的経営論
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昨日、町立の図書館に子どもを連れていった。

目的は、子どもを喜ばせるためと、できたら文字を好きになってほしいから。わが町の図書館は比較的充実しており、特に子ども用の書籍がかなりある。紙芝居もいろいろ揃っており、本を買うよりずっと安くつく。というか、もちろん無料。


そんな気持で、図書館についたのだが、やたらと車が多い。いつもの雰囲気と違う。

カンフーの服といってわかるだろうか。あの、テカテカの見るからに中国のカンフーをイメージする服。あれを着て、子どもから大人までが順番に音楽に合わせて激しく演武をしている。そこには、わが町の町長も。




図書館の正面玄関の横あたりには、熊(わが町のマスコット。名前は知らない…)の着ぐるみを着た人が一人。

町を挙げてのショーで、町長とマスコットも出動したという形だろう。翌日(つまり本日)は、町の体育館で本番のショーをするらしく、この日はプレステージという形だった。

息子と娘が、






「あご見えてるやん!」と・・・・・




これは、子どもに隙を見せたクマが完全に悪い。


私が教えた言葉ではないと弁解しておくが、息子が



「中、おっさんやでな~」と。言葉遣いは別として、やはり隙を見せたクマが悪い。完全に悪い。

しかし、このような状況においても子どもは無邪気で

「クマと所に行く~」と。



私は、喜ぶと思って熊のところへ。熊は、私たちが視界に入っておらず、後ろで陣取っていた町の役人が、熊に“ちょんちょん”と教えてあげていた。

マスコットの仕事だから、それは良いとして、熊は早速仕事をこなそうと、私の息子に近づく。





「いや~」




カンフーのショーの音が一気にかき消えるくらいの大音量での悲鳴。

完全にクマが悪い。





そうこうしているうちに、ショーは終わり、熊も図書館の中の控室に向かう。




と、






その途端!





自動ドアが開き、図書館内に入っていく熊に町の役人が、

「おつかれさん」

と言いながら、熊の大きな手袋をはずしているではないか。



しかも、図書館に入ってから自らその熊の頭をとりだす始末。
私は、息子の目を塞ぎながら
「夢がなくなる。夢がなくなる」
と連呼してしまっていたのを覚えている。
息子は、着ぐるみからおっさんの顔が出た状況を見たにもかかわらず、
控室に消えていったそのおっさんに対して


「熊のおうち、あそこやな~」


といった。本当に子どもは無邪気だ。





ここで、町の人間に一言いいたい。


夢を壊すなよ。



以上。

※次は少し真面目な話を・・・







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