2月3日の為替のトレンド分析の記事(ドル円、ユーロドル、ユーロ円のトレンド分析)に1月末までの分析結果を書いたので、本日は2月末までのトレンド分析結果をまとめている。
なお、毎週土曜日に行っている個人的なトレンド確認用の分析なので、専門的な知見をもって今後の見通しを述べている訳ではない。
純金積立の金を追加売却した話を2月24日の記事(積み立てた金を追加売却)に書いた際、その時点のドル円のトレンド分析の話も書いた。抜粋すると、以下の部分だ。
----- 2月24日の記事から抜粋
為替の話にそれるが、2月19日の上昇によって、2015年6月の125円台の高値を起点とする長期抵抗線を突破したことになった。新たな上昇トレンド入りで、2019年4月の112円台半ばの高値や2018年10月の114円台半ばの高値の更新を狙っていくことになる。為替のトレンド分析も一応自分でしている。
チャート的に言えば、2015年からの三角保ち合いが収束してきていたので、円高か円安のどちらかに放れる可能性は高くなっていた。円安方向に放れた理由は、消費税増税による景気悪化の確認(10~12月期のGDPは年率6.3%減)、政府・厚労省の緩々の対策による新型コロナウイルスの日本での感染拡大が原因だと思っている。感染拡大によって1~3月期のGDPの落ち込みも確実で、オリンピック中止も現実味を帯びてきた。このあたりの話は思うところもいろいろあるが、長くなるので今日はここまでにしておく。
----- 抜粋終わり
以下は、ドル円の月足チャートで、三角保ち合いのトレンドラインを引いた。
出所 月足チャート部分はひまわり証券から引用し、コメントを追記
結果的に見ると、三角保ち合いの上放れは完全なだましとなって週末一時108円割れまで下げた。米国においても新型コロナウイルスの感染拡大という大きな懸念材料があり、米国株があれだけ勢いよく下げると、為替も振り回されるのは避けられない。もう一段下げて105円を下回ってくるようだと、逆に下放れにもなりかねない。
チャートの過去の動きは厳然たる事実だが、分析による今後の動きは推測に過ぎない。チャート分析を信じる人が多ければ、そのような動きになる可能性も高くなるが、未来がどうなるかは分からない。チャートを見る場合は、この点は忘れないようにしたい。
毎週のトレンド分析のサマリ部分だけを以下に載せておく。見方の説明は前回記事を参照のこと。補足説明も上に書いたので、今回は特にない。
この3か月、資産運用に関する過去の経験に基づく知見等の記事(その関連のツイートのまとめ)を中心に毎日更新してきましたが、概ね書き尽くしたので今後は週一回、土曜か日曜の更新とする予定です。よろしければ、今後も週1回ほどご訪問下さい。