愛猫が急死しました。カバー画像の真ん中に写っているメインクーンのオスで、まだ8歳半でした。3月3日の夜のことでした。
夕食後、コーヒーを淹れに私が席を立つと、空いた椅子に飛び乗ってきて寝ていました。よくあることです。私は横にクッションを置いて座わり、妻とコーヒーを飲みながらテレビを観ていました。しばらく経ってから、突然、ドスンと床にずり落ちました。
初めは寝返りか伸びをしたタイミングで椅子から落ちてしまったのだと思いました。憮然とした表情でそのまま横たわっているように見えたのですが、全然動かず様子が変でした。息をしてないようで、名前を呼びながら撫でると、一度だけ喉に引っかかるように大きく息をして、前脚を突っ張るように伸ばした。しかしその後はピクリとも動かず、心臓の鼓動も聴こえませんでした。
妻がかかりつけの動物病院とか行ったことのある動物病院に電話しましたが、夜間の留守電でした。案内されていた救急の番号にかけて状況を話すと、救急の動物病院までは車で30分ぐらいかかりそうなこともあり、もう蘇生は難しいと言われました。結局、何もしてあげられませんでした。
持病や太り過ぎとかは特にありませんでした。先日、予防接種を受けた際の検診でも先生が聴診していましたが、何も言われてませんでした。その日も元気がないとか、食欲がなくなるとか、特に様子がおかしいということもなく、本当に突然でした。その瞬間も苦しむ様子もなく、信じられないくらいあっけなく、息を引き取ってしまいました。
後で調べてみると『肥大型心筋症』だったのかもしれないと思いました。以下のサイトに「メスよりもオス猫に発症しやすく、遺伝子的にメイクーンやラグドールは肥大型心筋症になりやすい」と書いてありました。
その夜は、近所に住む子供には連絡して別れに来てもらったり、遠い子供には映像で見せて別れを告げてもらいました。あとは、箱に収めて部屋に連れて行って同じ部屋で一緒に寝ました。冬になると夜寝る時は掛布団の上にのってきて丸まって寝たりしていました。体重が7.5kgもあったので、そうされると寝返りを打ったりするのに苦労しました。
翌3月4日の午前中、小雨の中、火葬してもらうために市の施設に運びました。遺体を引き渡す場所には、焼香の用意もありました。私の住んでいる市川市では、火葬し、合同埋葬してくれるサービスをしています。とてもありがたいことで、市には感謝しています。
ペットが亡くなったときの申し込み
3月5日には市の霊園に遺骨を運び、動物慰霊碑のところに合同埋葬してくれるということでした。近々、一度お参りに行こうと思います。毎年10月の第1日曜日には、動物慰霊祭を行っているそうです。
思い出しながら書いていると、年甲斐もなく、涙が滲んできます。他の二匹は、仲間を亡くしたのを知ってか知らずか、相変わらずなのが救いです。思い出に写真を何枚か載せます。息を引き取った後の写真もあるので、ご注意下さい。
我が家に来た頃です。生後4か月の子猫でした。
8年ほど前、我が家に来てから3か月、生後7か月の頃です。順調に大きくなりましたが、まだまだ子猫でした。
大人になって凛々しい顔になりました。血統書を見て買った訳ではないですが、両親ともコンテストで色々な賞をもらっている血統でした。
前回の記事の時までは、この写真をプロフィール画像に使っていました。
体格に似合わず非常に用心深い性格で、家族以外が玄関ドアを開けて入って来ると、押し入れを開けて中に隠れたりしました。しかし、家族には無防備で、お腹を上にして寝ていることもありました。
新しい爪とぎが届いた時、とぎ心地を試してました。結構気に入って、この上で寝たりもしてました。
猫たち共用の人形用ベッドではちょっと小さいですが、うまく丸まって寝てました。
息を引き取った後、箱に収めました。撫でるとまだ温かく、起きてきそうな気がしました。
安らかな顔でした。今までありがとう。