(写真は、「福山雅治」のヒット曲「桜坂」の舞台
となった田園調布の「桜坂」)
品川・御殿山の桜祭りの見物を終え、JR品川駅
から京浜東北線で横浜へ帰る途中、ふと、「福山
雅治」の「桜坂」を思い出して、蒲田駅で
途中下車しました。
東急の蒲田駅から、多摩川線に乗り、「沼部駅」
で下車します。
”福山雅治の桜坂”は、東急多摩川線の「沼部駅」
から歩いて5分ほどのところにあります。
大田区の田園調布本町の桜坂は、平成12年に
大ヒットした、福山雅治が切なく唄う「桜坂」で
一躍有名スポットになり、大勢の若いカップルが
訪れるようになりました。
しかし、桜坂のヒットからもう20年近くになる
ので、最近の若い人はヒット曲「桜坂」を
知らないだろうし、当時のフィーバーは去って
静かにお花見が出来るのではないか、と思った
ので立ち寄ってみました。
沼部駅を横切る駅前の道を右方向へ真っ直ぐに
進んで行くと、間もなく「さくら坂」が始まり
ます。
「桜坂」の標識があり、その先に「さくら坂」の
交差点があります。
「桜坂」は、旧中原街道の一部で、昔は「沼部の
大坂」とも呼ばれる急な坂道の中原街道の難所
でした。
(注)中原街道(なかはらかいどう)
中原街道は、江戸時代、丸子で多摩川を渡り、
平塚に至る街道で、東海道の裏街道としての
機能を有していました。
「桜坂」は、あまりもの急勾配だったので、江戸
時代には、荷車の通行も難儀したそうです。
このため、大正12年に桜坂の改修工事が行われ、
現在の様な切通しの緩やかな坂になりました。
その後、昭和5年に、切通しの坂の両側に桜が
植えられ、この坂を「桜坂」と命名しました。
福山雅治も、デビュー前には、ここ桜坂の近所に
住んでいたようで、この桜坂をモチーフにして、
当時の思いなどを詞に綴ったのが、平成12年の
ヒット曲になったそうです。
福山雅治の桜坂のヒットにより、若いカップルや
女子高生たちが連日訪れ、坂道には長蛇の列が
できました。
また、切通しを上り切ったところにある「桜橋」
と呼ばれる赤い歩道橋が、桜坂の撮影スポットに
なっています。
この橋の上で記念写真を撮るのが、桜坂デートの
定番スタイルになりました。
写真の様に、赤い欄干が、満開の桜に彩りを添えます。
写真は、その桜橋の上からの桜坂の風景です。
写真は、切通しの両脇の桜並木です。
君よ ずっと幸せに 風にそっと歌うよ
Woo Yeah 愛は今も 愛のままで
揺れる木漏れ日 薫る桜坂
悲しみに似た 薄紅色
君がいた 恋をしていた 君じゃなきゃ
ダメなのに ひとつになれず
帰りは、桜坂を下り、沼部駅の手前の東光院の
角を右折して、六郷用水に沿って、東急東横線
の多摩川駅まで1駅分を歩き、多摩川駅から
東横線線で横浜まで帰りました。