前回タマゴを産みました。
産卵は今回はそれで終わりました。
産卵後、またのどかにお膝ぼっこする日々が訪れました。
それは産卵から3日経ったある日のこと。
かいぬしは休みで、ぴぃたんとお膝ぼっこをしていました。
ふと見ると、尻尾の両側が少し赤っぽくなっていました。
タマゴを産む前、何度も何度も両脚で尻尾を擦る姿を見ていたので、皮膚大丈夫かなと心配はしてたんですが、案の定擦りすぎで色が変わっていて。
仕方ないな、イソジン買って来て塗るかな。と思いながら水を変え、お水に戻そうと思って見たときでした。
はい?
ごめん。ちょっとごめん。なにそれ?
さっき色が変わってんなーと思った尻尾の両側がずるむけです。
……ちょおおおおおお!!!?
っと思った時点で病院の午前診は終わっている時間。
えええええとこれは水に入れていいやつ?入れないほうがいいやつ?
午後診までの4時間5時間を、どう過ごせばいいのかパニックです。
ずるむけて剥き出しになった部分は白くてゆで卵の白身みたいで、あきらかに柔らかそうで何かでこすれたら傷がついて出血するのでは…という不安を感じました。
結局数時間を水に入らずに過ごし、かぴかぴのまま病院へ。
先生いわくは、よっぽど強い力で擦らないとここまでにはならない。何があった?と聞かれましたので「3日前にタマゴを産みました」と言うと「あーーー……」と悟ったようにため息をつかれました(笑)
亀の産卵行動とはここまでの説得力があるのか。
結局できることは毎日のイソジンと、毎日の水換え。
しかないんですよね結局。
そんで3日後。
左側はめくれた皮が被さってて普通に見えるんですけど、たった3日であの「ちょっとでも何かでこすれたらキズついて出血しそう」な状態は回復しました。
早いな。
で、さらに3日後
そんで昨日
どうだろ。
写真だと分かりづらいけど、着々と剥き出し部分がしっかり硬くなってきています。
まだ1週間ちょいなのに、なんかすごい回復力です。
人間もまぁこんな感じだから一緒といえば一緒か。
あとは清潔と日光浴をしっかりして、気長に元どおりになるのを待つだけです。
しかしあれですね。
亀の尻尾ってこんな構造だったんですね。
表面の硬い部分がめくれても血も出ないし痛そうでもない。
内側の肉部分がまた硬くなっていく、と。
いや興味深かったけど、心臓に悪いから今度から尻尾掻き掻きすんのやめて。
突然ずるむけられた日にはギャーってなるから。
みんな平穏無事に育てているのに、なんで私はこんな色々しでかすのかと、日々かなしくもなりますが、すんませんがどうかひとつ温かい眼差しで見ていただきたいです。
かいぬしも頑張るよ
君がそのガタイでかいぬしのぼりをやめないように(でも肩に登頂したのち背中に降りようとするのはやめてください。危険にも程がある)
そんな産卵後の大騒動のおはなしでした。
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