しん健堂

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鼻水、鼻づまりは保温と加湿

2023-10-27 11:09:00 | 症例
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《鼻がつまると風味がなくなる》



秋は肺や大腸と共に鼻や気管支にもトラブルが発生しやすいです。鼻は空気清浄機であり加湿器の役目をしています。鼻の中では吸い込んだ空気を加湿したり粘膜に潤いを与えるために常に粘液が分泌されています。

粘膜が分泌されている鼻粘膜に異物が付くと、線毛がベルトコンベアーのように粘膜と一緒に鼻の奥へ運んで行きます。運ばれた異物は痰として排泄されたり、気づかないうちに胃の中に飲み込まれて取り除かれます。

鼻の中は常に粘液が出て適度な湿度が保たれていますが、ウイルスや花粉などの異物が付くと、それを排泄しようと多量の粘液が分泌されます。これが鼻水です。鼻水は鼻の中を洗い流してくれる洗浄剤の役目をしています。

ウイルスや細菌の感染症による鼻水は鼻の中で急性鼻炎を起こしている状態で、くしゃみや鼻詰まりをともないます。また初期の頃の鼻水は水っぽくサラッとしていますが、感染が広がるとドロっとした粘りのある鼻水に変わります。

簡単にできる対処法として電子レンジで蒸しタオルを作って鼻を温めたり、首周りや背中(首の下辺り)を温めるたり、ゆっくりとお風呂に浸かるのも効果的です。ポイントは保温と加湿です。

サラッとした鼻水からドロっとした鼻水に変わり、鼻詰まりになると、食べ物の風味が感じられなくなります。甘い辛いなどの味を感じるのは舌ですが、風味を感じるのは鼻です。試しに鼻を摘んで食べてみて下さい。風味が感じられないことがわかります。

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