①から続く…自分の肉体を知る。自分の肉体を理解する。自分が何もしないでも生きていることを。自分が肉体を生かしているのではなく、肉体を使わせて頂いている本当の自分がいるということを。日々喜びを頂いている肉体様に感謝!感謝! ”大事に” ”大事に” 使わせて頂きます…
【ストーマからの排出】
ストーマに便が溜まったらトイレで排出処理を行います。ストーマに便が溜まると、重力を感じ、お腹から外れるのではないか?との不安に駆られます。溜まった便は、多くても袋半分の量で排出していました。それとは別に、外出前、作業前、ガスで膨張し破裂しそうな時が排出のタイミングです。一日で12回~19回排出作業を行っていました。記録を付けていたので分かるのですが、日中は1時間に1~2回、夜は2時間に1回、夜中は3時間に1回という感じでした。自分は食事量が多い分、排出回数は比較的多かったと思います。
食べ物の消化速度の違いが分かるようになったり、昼食べた消化の早いものが 朝食べた消化の遅いものを追い越したり? 咀嚼が十分か否か等、消化機能を観察する。状態を知り理解する。健康の為に何を食べ、何を飲めばいいか?考察するのが日々の課題であり楽しみでもありました。
夕食は8時までに済ませ、その後固形物は口にせず、食べたものが排出されるまで大体6時間。床に就くのはAM2時~3時、起床はAM5時~6時 規則正しい生活リズムが定着しました。
【排出の姿勢】
便座に座り排出処理する方法と洋式便座の前(床)に両膝を付いて排出処理があります。
便を袋から出し終えたらストーマ装具の排出口をテッシュでふき取ります。
ペットボトルに水(ぬるま湯)を準備しておいて袋の中を濯ぐ方法もあります。
排出口の掃除はこちらの方が簡単です。
その場合は、膝を付いた姿勢でないと出来ません。
【外出時の排出】
病気や怪我で人工肛門を付けている人のことを「オストメイト」と呼びます。ストーマにも色々種類があるのですが、自分が付けていたタイプは、様式の大便器でも排出作業可能です。
※ 前広便座(便座の前が長いので楽に排出できます)
但し、作業時は、”ズボンを脱ぐか” ” ズボンを足首付近まで下げるか” していましたので、床があまりにも汚いと、あきらめて他を探し歩くといった事もありました。
※ 常に替えのストーマ装具一式を持ち歩いていました。
排出処理に時間が掛かるので、オストメイト専用のトイレを使わせて頂いていました。場所によっては、立ち姿勢で排出、ストーマの交換が出来る便器が設置されています。
最近は、駅や高速PA、ドラックストア、スーパーマーケットなどオストメイト対応のトイレが急速に増えてきたように思います。オストメイトとしては、大変ありがたいことです。その節は、「大変お世話になりました」「感謝しています」「ありがとうございました」…③に続く…
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