常夏の楽園と謳われ、日本人に最も人気のある観光地のひとつとなっているハワイ。ハワイに行ったことのない人でも、風光明媚な南国の島はとても魅力的に感じるだろう。尤もこの諸島を目指すのはリゾート目的の観光客ばかりではないようだ。冷戦中ということもあり、'80年代前半には左翼活動家もいたことをブログ『ブルガリア研究室』で知った。以下は室長さんから頂いたコメント。
―小生も、米国ハワイで勤務していた時(1980--82年)に、まず接触してきたのが、日本人妻と結婚した「セルビア人」という人物で、「会ってくれ」というので、一度会いましたが、完全に左翼の人間で、小生がブルガリア勤務後にハワイに来て、「共産主義など糞くらえ、左翼絶対ノー」という気持ちに固まっている、ということを全く分っていないのでびっくりしました。
ユーゴという、外国への出稼ぎが割合自由な社会主義国で育ち、隣国ブルをバカにしていた人物は、しかし自分自身は、米国の左翼の中で活動場所を見付けているようでした。それは勝手ですが、ソ連圏でとんでもない共産主義国だったブルを研究していた小生は、当時のレーガン政権万歳で、こういう「セルビア人の、左翼系活動家」など嫌いに決まっていました。
同人は一応学者、研究者として、米国で暮らしているらしく、小生に見せた自分の著書は、「満洲国におけるかつての日本国民のファッショ系組織の動き、その手法・・・などに関する研究、評価」と言う感じの書物でした。もちろん当時の日本軍部や右翼人士が、満洲で、「共産主義者、左翼」達にとっては、気に入らない運動をしていたとしても、小生は何ら不思議にも思わないし、それをどうこうとか、「怪しからん」式に言われても、当時の日本人として当然のこと、今でも「反省などしませんよ」と言ってやりたいくらいでした。
同人の他にも、ハワイの「リベラルたち」が色々接触してきたけど、全部喧嘩して、二度と会いませんでした。小生は、「レーガンは立派な大統領と思う」と突っぱねてやりました。(注:もちろん、彼らの一部は、FBIが小生の思想を調べるために送り込んだ、公安系の人間であることも想像できました。)
ともかく、ハワイが民主党系地盤の州であることは構わないけど、また日系人が民主党に投票していることも構わないけど、そういうところ=民主党系人脈を利用して、ロシア系、セルビア系などの「左翼(小生は、彼らをリベラルとは呼びたくない)」人士も潜り込んでいて、小生のような若い日本人にも接触してきて、利用しようという魂胆が見え見えでした……
ハワイにも左翼活動家が集っていたとは知らなかった。考えてみれば有名なリゾート地なので、活動家がいてもおかしくはない。但し左翼が好き勝手に活動しているだけではなく、公安系も監視していたのはさすがアメリカ。スパイ天国のどこぞの国とは違う。
左翼人士も誰彼問わず声をかけるのではなく、主に室長さんの様なインテリを狙っていたようだ。室長さんは騙されなかったが、日本の女、殊に意識高い系気取りのインテリ女は結構カモにされたのかもしれない。白人に声をかけられただけで舞い上がり、「満洲国におけるかつての日本国民のファッショ系組織の動き」などと言われただけで、すぐ項垂れるタイプが多かったと思う。
2008年07月10日付だが、室長さんの記事「晩婚と温暖化」にも、美男の反捕鯨運動家の米国人少年が、頭の弱い美少女の日本人女性を従えて、日本語パンフレットをワイキキでばらまいていたことが載っている。これまた頭のトロい日本のおばさんが何人か引っかかったかも。
『ジャパ専』、つまりジャパニーズ専門の外国人男子は都市伝説とは限らなかったようだ。
私はハワイに行ったことはないし、昔から何故か関心はなかった。同じ南国に行くならばタイかバリ島がイイと思っているが、東南アジアのリゾート地にも胡散臭い人士はうごめいているはず。
とかく海外旅行となれば羽を伸ばしたくなるが、鼻の下を伸ばす人もいるだろう。旅先で下半身が緩むのは男だけではないらしく、旅の恥は搔き捨てで済ませた方が無難かもしれない。
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元から脳内がお花畑なので、パヨクになって拍車がかかるのでしょう。