ちんまりブログ

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@2018村上博行

【国家民営化論】 日本国家 vs はっこう

2019-01-03 13:48:58 | 日記
はっこうはもとよりアナキストである。

日本国家に対峙するものである、

アナーキズム(ちくま新書 浅羽通明2004)を未だに繰り返し読んでいる。

難しいけれど面白い。

この本の最後を飾るのは

「国家民営化論」(光文社 笠井潔 光文社1995年)

というものである。

何もかにも民営化し、「無政府資本主義」にするというもの。

日本アナーキストの代表的文献といってもよい。

「アナーキズム」でも概要は述べれているが、やはり本書を読んでみたい。

ということでネットで検索しても売っていない。

ここは。。。と思ってヤフオクを探ると1冊だけあったので落札価格500円速攻で落とした。

ちなみに「国家民営化論」のイントロ、太宰治の語りを紹介する。

おれは此頃、アナキストなんだ。政府なんて、いらんと考えているんだ。全部、商人に任せればいいんですよ。商人は、利に敏(さと)いからね、鉄道だって、道路だって、今より上等なものを、ちゃんと作って作ってくれますよ。儲ける代わりに、サービスも満点になりますよ。役所とか、役人と、そんなもの百害あって、一利なしなんだ。今度の戦争で、実証済みじゃあないか」(アナーキズム 240P)

そりゃそうだ。

はっこう