毎朝、目覚まし時計が鳴ると無意識に手を伸ばす。
止めなきゃ。
起きなきゃ。
出掛けなきゃ。
この思いは誰のもの?
私は、まだ夢うつつ。
起きるには、まだ早い。
もう、ちょっとだけ眠らせて…
スヌーズ機能の目覚ましが、二度目の音を奏で出す。
やばい。
絶対やばい。
ここで起きなきゃ遅刻する。
でもホント?
私は遅刻しちゃいけないの?
たまには、遅刻もいいじゃない?
刹那!
別の目覚ましから昔ながらの大きなベルが、けたたましく鳴り出した♪
布団のなかで片目を明けて体をいっぱい爪先まで伸ばす。
そして大きな欠伸をひとつ。
「よし!今朝も悪魔の囁きに、私の心は打ち勝ったわ」
小さな握り拳と共に、布団をめくってベッドを下りて、朝日を浴びる窓に立つ。
【終わり】
コミュニティ投稿企画 2月度「心」 by fc2 お題提供:花音さん
―紫草―
止めなきゃ。
起きなきゃ。
出掛けなきゃ。
この思いは誰のもの?
私は、まだ夢うつつ。
起きるには、まだ早い。
もう、ちょっとだけ眠らせて…
スヌーズ機能の目覚ましが、二度目の音を奏で出す。
やばい。
絶対やばい。
ここで起きなきゃ遅刻する。
でもホント?
私は遅刻しちゃいけないの?
たまには、遅刻もいいじゃない?
刹那!
別の目覚ましから昔ながらの大きなベルが、けたたましく鳴り出した♪
布団のなかで片目を明けて体をいっぱい爪先まで伸ばす。
そして大きな欠伸をひとつ。
「よし!今朝も悪魔の囁きに、私の心は打ち勝ったわ」
小さな握り拳と共に、布団をめくってベッドを下りて、朝日を浴びる窓に立つ。
【終わり】
コミュニティ投稿企画 2月度「心」 by fc2 お題提供:花音さん
―紫草―