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デジカメ季節の花、魔方陣、写経、陶芸、カラオケ、日記その他

美しくなければ写経にあらず

2009-07-24 13:42:56 | エッセイ
写経は仏様の言葉を書くわけですから何よりも先ず心構えが大切です。心身ともに

澄み切った空のようでなければなりません。

洗顔手洗い後お仏壇のお水を取り替え、手をあわせて家族の安全を祈ります。

そして机にむかうわけです。

墨は既成品をつかうのではなく、硯に新しいお水を入れて自分ですって気持ちを

落ち着かせます。誰にも束縛されない時間ですから安らかな気持ちで、

充分時間をかけて楽なゆったりした心で写経を始めていきます。

文字は一字一字ていねいに楷書で書きます。時間が取れないからといって乱暴に

書いてはいけません。

上手く書こうと思わず、ひたすら、一字一字ていねいにに徹します。1時間半から

2時間くらいかけて書きます。

ていねいに書くことが、気持ちが入ってるわけなので数ヵ月後には、その結果

として美しい文字であり、美しい写経が書けるようになってしまうものなのです。


私の写経論

2009-07-24 09:35:31 | エッセイ
写経をやることになった契機はひとによりさまざまだとおもいますが、私の場合は

お寺の役員に選出されたことによります。

その時、役員という自覚がおき、役員になったのだから写経はできないとみっとも

ないと感じました。

即座に半紙に書かれたお手本を、方丈様に話して一巻いただいて帰りました。

帰宅して初めての写経をやりました。平成15年8月21日のことです。

あれからもう6年目になっています。きょうも書き終えましたが、2,520巻

となりました。

一日一巻はうわまっわていますが勿論書けない日もあります。

あまりこだわらずに続けた結果の数字です。僧職ではない一般人ですから

それでよいと信じています。

続けて実践することだけが大事なことだとおもっています。

では、何のために写経をやるのかが問題です。

自分の証明を次に書きます。

①心豊かに安らかになれること。

②集中力が高揚できる。

③坐禅も同時にできる。「写禅」と名づけた。

④修行の心=向上心が常に湧く。

⑤お釈迦様を真似る気持ち=心の次元の高さを自覚=これはプライド=至福の時間

を満喫できる喜び=なにものにも束縛されない自分だけの時間 

⑥パワーをもらえる=佛智をさずかる。

⑦悠喜の心=ゆったりとした喜び、が得られる。

⑧無心と夢中=自己の創造生活に磨きがかかる。特殊能力さえも取得できる。

⑨夢を叶える達成感=夢は叶うものとの信念がうまれる。

⑩宇宙観と調和=広い視野、変化の対応、自己の進歩発展、創造と調和等が自覚できる。

以上はこの6年間にわたくしが得た「写禅」の功徳の10カ条といえます。

自分にとって結果は良好だと確信できます。

しかし他人が評価してくれるもの。ありのまま、あるがまま、の自分の

日常のリズムで自分の創造のある生活を送っていくだけです。