私が「般若心経の魔方陣」というのを作って発表したのは昨年の12月17日のこ
とでした。「心華72方陣」というタイトルの72方陣です。
知人や友人10名に発表したのでした。大きな方陣なのでわかり難いので14ペー
ジの解説書も作りました。
作品は4部構成なのでA4に換算すると、一部作るのに用紙が五六十枚にもなってし
まうので僅か10名ほどしか発表できないのでした。
文芸社では選外となりはしましたが、講評は悪くはありませんでした。書籍化を実
現したいといってきました。私と文芸社ではじつは
七年前からドラマが始まっているのです。今回で三度目です。もう一歩前に出られ
れば実現するのですがいつももう一歩何かがたりないのです。
参考までに「文芸社の作品講評」をあげておきます。かなり長いものです。
方陣と般若心経とを結びつけたユニークないっさくである。知力とそして精神力と
を尽くして完成させた72方陣であり、まさに
「世界初」と言える力作であるだろう。繊細さと鋭さの極致ともいえる作品には、
「数の美学」をどこまでも追及した著者の
執念が見事に結実している。しかも驚くのはテーマに般若心経を選んだことであ
る。仏陀のみたものの「真髄」ともいえる経典を
著者が選択したことには相当の理由があるとおもわれる。著者は「後世まで残る価
値ある作品」「時間をかける価値があり、
発見するだけのかちのある作品を目指している。その意味で高い目標を掲げて作り
だした方陣にふさわしいテーマが選択されている。
写経を始めて五年経つと述べているが、写経によって何か得るものがあったに違い
ない。冒頭には曹洞宗の管長の言葉が掲載されている。
その中に曹洞宗が掲げたスローガン「人権・平和・環境」の実現には、毎日の生活
からかけ離れたところにあるのではありません」
という「おことば」があるが、方陣という手段を組み合わせることで、この「毎日
の生活からかけ離れたところ」とは対極の
「日々の生活に密着」したスローガンの実現を果たそうという著者の狙いがあるも
のと推察される。「出題形式の方陣」でかつデザイン性
を重視した「数の美学」を目指した、オリジナリテイの高い作品をつくりあげた意
図には、これまでとは異なるアプローチを試みることで
、読者の遊び心を刺激して般若心経の素晴らしさを伝えたいという著者の願が込め
られていることは間違いあるまい。
しかしそれにしても72方陣とは凄まじい試みである。72×72=5,184か
ら1~5,184までの数字を使って、行・列・対角線
のすべての和を186,660にするというのはめくるめく感覚に襲われそうであ
る。ユニット単位の「親子方陣」(ユニット親子方陣)
、また3~8方陣ユニットを含む「無重複多型集合72方陣」というのもある。さ
らに外側へ外側へと1マスずつ規則正しく大きくなって
広がっていく「無限方陣」でもあり、4隅はメモリアルナンバーになっていて制作
年月日などがわかるようになっている。
まるで江戸時代の「からくり屋敷」のように著者がさまざまな仕掛けを織り込ん
で、さらに方陣を華やかにしているのには驚かされる。
ただ「マジック・スクウエア・アート」とか「集合方陣」とか「完全方陣」など魔
方陣の専門家ならではの言葉もあり、これらは
門外漢である読者にはすぐさま理解できないことと推察されるので、整理してその
意味を記しておくとよいだろう。また「般若心経」
をテーマに選び「心華」という修飾語を考案したわけだが、このテーマにこだわっ
た理由なども記すと作品のコンセプトがよりはっきり
するとおもわれる。方陣」と「般若心経」はどちらも一般の思考をはるかに超越し
た対象であり不思議さが際立つという点で共通して
いると言えよう。両方に関心をもつ人は言うまであもないがどちらか片方に興味を
もっている人にとってもこれまでにない内容である
ことから大きな注目を集めそうだ。表に関してはかなりの大きさになることから何
らかの工夫が求められるであろうがこの点については
編集者の意見も参考にほうこうせいを探った上で書籍化を実現していただきたいも
のである。(作品講評は原文のままです。)
般若心経の魔方陣は出版をすすめられているのです。
何とか実現に向けて頑張っていきたいです。幻の魔方陣とならないようにこの72
方陣を発表したいものです。
とでした。「心華72方陣」というタイトルの72方陣です。
知人や友人10名に発表したのでした。大きな方陣なのでわかり難いので14ペー
ジの解説書も作りました。
作品は4部構成なのでA4に換算すると、一部作るのに用紙が五六十枚にもなってし
まうので僅か10名ほどしか発表できないのでした。
文芸社では選外となりはしましたが、講評は悪くはありませんでした。書籍化を実
現したいといってきました。私と文芸社ではじつは
七年前からドラマが始まっているのです。今回で三度目です。もう一歩前に出られ
れば実現するのですがいつももう一歩何かがたりないのです。
参考までに「文芸社の作品講評」をあげておきます。かなり長いものです。
方陣と般若心経とを結びつけたユニークないっさくである。知力とそして精神力と
を尽くして完成させた72方陣であり、まさに
「世界初」と言える力作であるだろう。繊細さと鋭さの極致ともいえる作品には、
「数の美学」をどこまでも追及した著者の
執念が見事に結実している。しかも驚くのはテーマに般若心経を選んだことであ
る。仏陀のみたものの「真髄」ともいえる経典を
著者が選択したことには相当の理由があるとおもわれる。著者は「後世まで残る価
値ある作品」「時間をかける価値があり、
発見するだけのかちのある作品を目指している。その意味で高い目標を掲げて作り
だした方陣にふさわしいテーマが選択されている。
写経を始めて五年経つと述べているが、写経によって何か得るものがあったに違い
ない。冒頭には曹洞宗の管長の言葉が掲載されている。
その中に曹洞宗が掲げたスローガン「人権・平和・環境」の実現には、毎日の生活
からかけ離れたところにあるのではありません」
という「おことば」があるが、方陣という手段を組み合わせることで、この「毎日
の生活からかけ離れたところ」とは対極の
「日々の生活に密着」したスローガンの実現を果たそうという著者の狙いがあるも
のと推察される。「出題形式の方陣」でかつデザイン性
を重視した「数の美学」を目指した、オリジナリテイの高い作品をつくりあげた意
図には、これまでとは異なるアプローチを試みることで
、読者の遊び心を刺激して般若心経の素晴らしさを伝えたいという著者の願が込め
られていることは間違いあるまい。
しかしそれにしても72方陣とは凄まじい試みである。72×72=5,184か
ら1~5,184までの数字を使って、行・列・対角線
のすべての和を186,660にするというのはめくるめく感覚に襲われそうであ
る。ユニット単位の「親子方陣」(ユニット親子方陣)
、また3~8方陣ユニットを含む「無重複多型集合72方陣」というのもある。さ
らに外側へ外側へと1マスずつ規則正しく大きくなって
広がっていく「無限方陣」でもあり、4隅はメモリアルナンバーになっていて制作
年月日などがわかるようになっている。
まるで江戸時代の「からくり屋敷」のように著者がさまざまな仕掛けを織り込ん
で、さらに方陣を華やかにしているのには驚かされる。
ただ「マジック・スクウエア・アート」とか「集合方陣」とか「完全方陣」など魔
方陣の専門家ならではの言葉もあり、これらは
門外漢である読者にはすぐさま理解できないことと推察されるので、整理してその
意味を記しておくとよいだろう。また「般若心経」
をテーマに選び「心華」という修飾語を考案したわけだが、このテーマにこだわっ
た理由なども記すと作品のコンセプトがよりはっきり
するとおもわれる。方陣」と「般若心経」はどちらも一般の思考をはるかに超越し
た対象であり不思議さが際立つという点で共通して
いると言えよう。両方に関心をもつ人は言うまであもないがどちらか片方に興味を
もっている人にとってもこれまでにない内容である
ことから大きな注目を集めそうだ。表に関してはかなりの大きさになることから何
らかの工夫が求められるであろうがこの点については
編集者の意見も参考にほうこうせいを探った上で書籍化を実現していただきたいも
のである。(作品講評は原文のままです。)
般若心経の魔方陣は出版をすすめられているのです。
何とか実現に向けて頑張っていきたいです。幻の魔方陣とならないようにこの72
方陣を発表したいものです。