ラルゴのお立ち台

私が料理を作り始めると　　

シンクに横付けしてる120センチの高さのミニ食器棚に

必ず乗って　じーっと 私を見ています



やり辛い・・・です







ねえ　ラルちゃん・・・　あっち行っててくれないかな？

どうして？　ボク　見てるだけだよ

う、うん・・・そうなんだけど、ね

ちょっと　やりにくいって　いうか　その・・・　わかる？

？　？　？

ボク　いい子にしてるよ

ここから　一歩も動いてないし





視線を感じるとやりにくい　ただそれだけなのですが

料理の最中　私としては　結構重圧感があるんです

人間の家族になら　「あっち行ってて」で通じるのに

普段は　何でも人間の言葉　わかってるようなのに

どうして　こういう時　通じないんだろ・・・







・・・・・

ボク　わかってるよ　

でも　どうして見られるとやりにくいのかが　わからないなあ

気にせず　料理作ってたらいいのに


ラルちゃんだって　見られたら嫌なコトない？


そ、そりゃ　ねえ・・・　それは　ボクが　猫だから

人間も　同じだよ

ふ～ん　そう




そうして　毎日　ここに立って見ているラルゴなのでした