お久しぶりです。毎日毎日がなんと早く過ぎていくことか!座る間が無い。
いえ、実際食事の時もレッスン時も腰掛けます。しかし、頭の中がず~と動き回っているので、座ってくつろぐという感じではない…
身体の動きが止まった瞬間、枕に頭を付けた瞬間にストンと意識がなくなります。
そして朝。この間は「無」。そう!熟睡、爆睡しているらしい。そして寝言、笑いも多いらしい。眠りながらも喋って笑ってと忙しいようです。
随分と長い前置き、大変失礼をいたしました。
なんせ、本当に久しぶりにパソコンのブログを開いたので、お詫びというか、言い訳してしまいました。
ということで、今日までいろいろなことがい~っぱいございましたが、7月15日(土)サラマンカホールは、素晴らしい風が吹きましたよ。お日様の光がきらきらとまぶしく降り注ぎましたよ
音楽の神様が、喜んで下りていらっしゃって、高校生たちに音楽パワーを注がれたことは、間違いないようです
管弦楽合奏「カルメン」も、九州の洪水被災地に向けての合唱も、ソロ演奏も実に素晴らしかった。
ソロ演奏は、感心しました。どの子も自分を出し、音楽を楽しんでいます。
どうしよう、どうしよう、ここから逃げたいと自分の演奏前は誰もが思うもの。ましてやまだ経験の浅い高校生。
いつも上手だなぁと感心して参りましたが、今日の出演者たちは、ステージでの演奏を楽しんでいるようにみえました。そこに感心しました。すごいなぁ
ステージで演奏する、人に自分を聴いてもらう、見てもらうということに恐怖どころか、喜びを感じているようです。
だからこそ、練習の成果も十分に出せるということ、普通は半分出せれば(本人が感じるところの)上々なのですが。
力を感じました
幼い頃からの積み重ね、教育の成果なのでしょう。
それは、やはり「誉めて伸ばす」という、今の学校教育の結果の表れなのでしょう。
昔からの「責めて伸ばす」は通用しないということです。
自信をなくし、小さく小さくなったまま生きていくことになり兼ねません。
その原因が『音楽』なんて、悲しすぎますよ。
終わった後に振り返って反省。演奏者はちょっとしたミスで自分を責めるもの。
そこへ更に先生、親が指摘をし、「そうね、こことあそこが残念ね。」
そんなこと、間違えようと思って間違えるものはひとりもいない。自分が一番よくわかっているし、傷ついている。
信頼している大人に、傷口に塩を塗り込まれるようなもの。
しかし、その大人は自分もそうやって来たから、そんなに考えずに言ってしまう。
でも間違っていたんですよね。
とにかく莫大な数の音符の中の、ほんのちょっとした出来事。
人間だもの、間違えるのが当たり前。
でもミスはやっぱり無い方が良い。これもやっぱり人間の本能のようなもの。
小さい頃から、子どもが頑張ってやり遂げたこと、弾けたことを「よくやったね」と認めることが絶対だということ。
積み重ねですよ。幼い頃からの1回1回の本番後に、どういう声かけをするか。
ミスを責めるのはNO、毎日頑張って成し遂げたこと、努力を認めてあげましょう
子どものうちは、結果より経過が大切。
大きくなるにつれ、結果が重要。
でも結果しか見ないと責めることになります。
結果と共に経過を大切にする大人になると、人をむやみに責めません
優しく強い大人です。
この高校生たちや、トップに出ている最近の若者たちは、日本の教育の誉めて伸ばすの成果だと思いませんか。
但し甘やかすということとは違いますから、そこはご注意!その兼ね合いは大人が考えて下さいね。
間違えると、逆に弱い精神の子になってしまいますから
大人だって、一生懸命やったことにケチつけられるとすごく嫌ですものね。
ましてや子どもですから。
ピアノを人前で弾くこと=心が傷つくこと、つらい事、怖い事。
それでも弾き続けるこというのは、その子は本当に音楽が大好きなのですよ
好きということ、それは既にその子の才能なのですよ
音楽の芽を、大人たちで摘んでしまわないようにね。
わが可愛いちゃんもただ一人の声楽で出演しました。
「フィガロの結婚」のアリアを歌うことになり、とても喜んで練習をしていました。
ちゃんらしく堂々と楽しんで歌っていましたよ。良かったね
これからも楽しんで、あなたの歌声で世界中の人を幸せに出来るよう、頑張って下さいね
まず一番は、親孝行できたかな。
スポーツスポーツの日本に、同じように頑張って自分に挑戦し続けるアスリートと同じ、やっていることも負けていないよ、ソロだよ、ソロで、たった一人で戦っているんだよと、更なる高みをめざして、音楽で世界中に幸せを運ぶ人になって下さいね。
後に続く子供たちの夢のためにも
音楽科の先生、生徒さん、加納高校の先生方皆さん、心洗われる時間をありがとうございました。
お客様のどのお顔も、感動感動で輝いていましたよ
みんなが、応援していますからね
大人の方々もスポーツ業界に負けないよう、こんなにも素晴らしい才能と努力の人材を、社会に出てからも助けてあげて下さいね。
本当にお願いしますよ