Sengoku Music Room

ピアノ教室での近況やコンサート情報などを気ままお伝えしていきます♪

岐阜県立加納高校音楽科☆第31回定期演奏会☆

2017-07-16 22:43:34 | 日記

お久しぶりです。毎日毎日がなんと早く過ぎていくことか!座る間が無い。

いえ、実際食事の時もレッスン時も腰掛けます。しかし、頭の中がず~と動き回っているので、座ってくつろぐという感じではない…

身体の動きが止まった瞬間、枕に頭を付けた瞬間にストンと意識がなくなります。

そして朝。この間は「無」。そう!熟睡、爆睡しているらしい。そして寝言、笑いも多いらしい。眠りながらも喋って笑ってと忙しいようです。

 

随分と長い前置き、大変失礼をいたしました。

なんせ、本当に久しぶりにパソコンのブログを開いたので、お詫びというか、言い訳してしまいました。

 

ということで、今日までいろいろなことがい~っぱいございましたが、7月15日(土)サラマンカホールは、素晴らしい風が吹きましたよ。お日様の光がきらきらとまぶしく降り注ぎましたよ

音楽の神様が、喜んで下りていらっしゃって、高校生たちに音楽パワーを注がれたことは、間違いないようです

 

管弦楽合奏「カルメン」も、九州の洪水被災地に向けての合唱も、ソロ演奏も実に素晴らしかった。

 

ソロ演奏は、感心しました。どの子も自分を出し、音楽を楽しんでいます。

どうしよう、どうしよう、ここから逃げたいと自分の演奏前は誰もが思うもの。ましてやまだ経験の浅い高校生。

 

いつも上手だなぁと感心して参りましたが、今日の出演者たちは、ステージでの演奏を楽しんでいるようにみえました。そこに感心しました。すごいなぁ

ステージで演奏する、人に自分を聴いてもらう、見てもらうということに恐怖どころか、喜びを感じているようです。

だからこそ、練習の成果も十分に出せるということ、普通は半分出せれば(本人が感じるところの)上々なのですが。

を感じました

 

 幼い頃からの積み重ね、教育の成果なのでしょう。

それは、やはり「誉めて伸ばす」という、今の学校教育の結果の表れなのでしょう。

 

昔からの「責めて伸ばす」は通用しないということです。

自信をなくし、小さく小さくなったまま生きていくことになり兼ねません。

その原因が『音楽』なんて、悲しすぎますよ。

 

 終わった後に振り返って反省。演奏者はちょっとしたミスで自分を責めるもの。

そこへ更に先生、親が指摘をし、「そうね、こことあそこが残念ね。」

そんなこと、間違えようと思って間違えるものはひとりもいない。自分が一番よくわかっているし、傷ついている。

 

信頼している大人に、傷口に塩を塗り込まれるようなもの。

しかし、その大人は自分もそうやって来たから、そんなに考えずに言ってしまう。

でも間違っていたんですよね。

 

とにかく莫大な数の音符の中の、ほんのちょっとした出来事。

人間だもの、間違えるのが当たり前。

でもミスはやっぱり無い方が良い。これもやっぱり人間の本能のようなもの。

 

小さい頃から、子どもが頑張ってやり遂げたこと、弾けたことを「よくやったね」と認めることが絶対だということ。

積み重ねですよ。幼い頃からの1回1回の本番後に、どういう声かけをするか。

 

ミスを責めるのはNO、毎日頑張って成し遂げたこと、努力を認めてあげましょう

 

子どものうちは、結果より経過が大切。

大きくなるにつれ、結果が重要。

でも結果しか見ないと責めることになります。

結果と共に経過を大切にする大人になると、人をむやみに責めません

優しく強い大人です。

 

この高校生たちや、トップに出ている最近の若者たちは、日本の教育の誉めて伸ばすの成果だと思いませんか。

 

但し甘やかすということとは違いますから、そこはご注意!その兼ね合いは大人が考えて下さいね。

間違えると、逆に弱い精神の子になってしまいますから

 

大人だって、一生懸命やったことにケチつけられるとすごく嫌ですものね。

ましてや子どもですから。

 

ピアノを人前で弾くこと=心が傷つくこと、つらい事、怖い事。

それでも弾き続けるこというのは、その子は本当に音楽が大好きなのですよ

好きということ、それは既にその子の才能なのですよ

 

音楽の芽を、大人たちで摘んでしまわないようにね。

 

わが可愛いちゃんもただ一人の声楽で出演しました。

「フィガロの結婚」のアリアを歌うことになり、とても喜んで練習をしていました。

ちゃんらしく堂々と楽しんで歌っていましたよ。良かったね

 これからも楽しんで、あなたの歌声で世界中の人を幸せに出来るよう、頑張って下さいね

まず一番は、親孝行できたかな。

 

スポーツスポーツの日本に、同じように頑張って自分に挑戦し続けるアスリートと同じ、やっていることも負けていないよ、ソロだよ、ソロで、たった一人で戦っているんだよと、更なる高みをめざして、音楽で世界中に幸せを運ぶ人になって下さいね。

後に続く子供たちの夢のためにも

 

音楽科の先生、生徒さん、加納高校の先生方皆さん、心洗われる時間をありがとうございました。

 

お客様のどのお顔も、感動感動で輝いていましたよ

 

みんなが、応援していますからね

大人の方々もスポーツ業界に負けないよう、こんなにも素晴らしい才能と努力の人材を、社会に出てからも助けてあげて下さいね。

 

本当にお願いしますよ

 

 

 

 

 

 

 

 


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