先週のことですが、無添加住宅本部が主催の『無添加住宅のルーツ見学会』が開催されました。
全国の無添加住宅加盟店の方々が多数参加され、マイクロバス7~8台で回るツアーになりました。
見せていただくのは、無添加住宅の前身、秋田ハウジング時代に建築されたお住まい3軒。
個人のお住まいということで、写真撮影を遠慮し、写真を掲載できないのが残念ですが
お施主様みなさま、おおらかでプライベートな空間を惜しげもなく見せていただきました。
1999年竣工のAさま邸は、秋田社長の書籍にも登場するまさに無添加住宅開発のきっかけとなった実験住宅です。
初めてのことだらけだったというお住まいですが、施主さまの人柄やライフスタイルのにじみ出る、とっても素敵な空間でした。
建物自体ももちろん興味深く見させていただいたのですが、私個人的に一番インパクトがあったのは、カーテンなんです。
リネン(麻)の一枚布をアイアンのレールにきゅっとくくりつけた、潔いものでした。
後の講演で、これが「蚊帳(かや)」だと知り、なおのこと感激!
なるほどー、蚊帳なら大きな面積なわけだ…反物になると、あれだけの幅はないもんな…と妙なとこに感心したのです。
どのお宅も、漆喰はもちろん木も石も、年月が経って真新しいそのものとは随分違う様相になっています。
手あかのついた壁を汚い…と思うか、こんなに背が小さかったのね、と子供の成長を微笑ましく思うか、住む人の心次第です。
床鳴りを、「無垢だもの」と誇らしく言える"むてんかびと”の暮らしがそこにはありました。
もうひとつ、今回の見学会で魅せられたものは、秋田社長の間取りテクニック。
一般の住宅とは、異なるもの。
壁…こっち面には窓がないっ!
窓ー!吹抜け―!ここからは燦々と日を入れるのだ―!
太陽への意識が、とても強く現れていました。これは、プランを見ているより、実際に体感するに限ります。
ツアーの後、秋田社長の講演(やや毒舌関西弁トーク)に聞き入り、そのままホテルでの懇親会。
他社のプランナーの方ともお話ができて、大変貴重な時間となりました。
このような加盟店に対しての研修や勉強会にも力を入れてくださるので
私たちM’stuccoのスタッフも、日々勉強、研鑽できるのです。
お客様の家づくりにプラスになるよう、これからも進化していきたいと思います。
ー神戸ショールーム 田端 広子ー