監督はイノセントボイスのルイス・マンドーキ。
主演はモンスターでアカデミー賞を受賞した
シャーリーズ・セロン。
敵役がケヴィン・ベーコン。
そしてあのダコタ・ファニングが子ども役。
2002年の映画で、確か初めて観たのは
2005年ぐらいだったと思う。10年前か。
と思ったら、時の流れの早さに戦慄した。
当時、セルラーとかフォーンブースと
同時期に観たのを覚えていて、
なんとなく、「電話つながりの映画」
というイメージがあったけれど、
まあこのコールという映画は、
簡単に言うと、「誘拐モノ」である。
思い出の中で美化してたな。
改めて観たら、支離滅裂なストーリーに
辟易としたというのが正直な感想。
シャーリーズ・セロンが美しいことと、
ケヴィン・ベーコンが演技派ということ、
ダコタちゃんが可愛らしいこと、
それ以外に見所はなにもない。
なんでそういう行動になるねん!
と、突っ込まれるような映画はアカン。
つまりは整合性や合理性に欠けるということ。
もうホントにシャーリーズ・セロンが
馬鹿過ぎて腹たつ。最良の選択じゃないやろ!
と思うけれど、まあ最良の選択をすれば
これは映画にはならん展開なので、
「暴れる」しかないのだけれど。
途中まではシチュエーションスリラーの
体をなしているけれど、最後は無意味な
カーチェイスが展開される。
予算余ったのか?と言いたくなるぐらい蛇足。
原作があるみたいなので、従うしかない部分も
多少はあるだろうけれど、映画としては、
キャラの動機も理念も何も分からん上に、
不要なアクションシーンを見せられる、
監督の自己満足映画になっている。
甘いもん食べたい時に辛いもん出された、的な。
パフェ食べてたら底にキムチがいた、的な。
暇つぶしにしかならない映画、だった。
っていう記事を書いたのは、確か2月ぐらい。
ずーっと下書き倉庫に眠っていた。
いや何でもいいねんけど、一応書いとこう。