私たちは感情や体調など、自分の内的な要因が表情や仕種、行動などに現れることを体験的に知っています。
これはとても自然なことですね。
逆に、表情や仕種、行動など、外的な要因が感情や体調などを誘発するというのは、どうでしょうか?これも、明確に意識しないまでも、誰にでも経験があるのではないでしょうか?
ちょっと調子がわるいなぁ、と何となく計った体温計。38度の数字を見た途端、もう駄目だ・・・とぐったりしてしまう、とか。この例えはちょっと違うかもしれませんが・・・・。
「顔面フィードバック」正しくは「顔面フィードバック効果」と言われるのですが、この言葉、ご存知でしょうか?
私たちは嬉しかったり、楽しかったりすると笑います。目や耳、鼻、口、皮膚などの感覚器官に入った「嬉しい」「楽しい」という情報が、脳に伝えられ、脳の指令で顔の筋肉が動きます。これで「笑顔」がつくられます。さらに、この顔の筋肉の動きは、再び脳に伝達され嬉しい感情が増幅されます。
脳からの情報で筋肉が動かされ、筋肉の動きが再び脳を刺激して・・・・これが繰り返されると、どちらが始めで終わりなのか、入り口と出口はどちらなのか、卵と鶏はどちらが先に在ったのか・・・・・と言う状態になるわけです。
つまり、楽しくないけれど、とりあえず「笑顔」をつくる、「わははは!」と声を立てて笑ってみることにより、本当に嬉しい!楽しい!気持ちになってくる、と。
これを 研究者の間で「顔面フィードバック効果」と呼んでいるそうです。この「顔面フィードバック効果」は、病気の治療には「笑い」が有効!という、医学的にも証明された説の前振りによく登場するのですが。「笑い」によってリラックスし、免疫力が高まるのだそうです。
「笑う角には福来たる」
笑顔の持つ効果は、やはり絶大なようです。
ホシケミカルズ「http://www.starlab.co.jp/mame/07.htm」