本日のスバル弄りは2時間ほどでした。
夕方からの作業です。今にも雨が降り出しそうな天気です。
ともかくガレージに向います。
雨が降ってきたら事務所に持ち帰り仕事にする算段で段取りを考えます。だって数日は天気悪いって予報だし。
まずは、リヤブレーキの部品です。
ブレーキシューを引っ張るスプリングなんですが...
私の車では日常となっている、錆肌さんです。
このスプリングは頻繁に伸びたり縮んだりします。ブレーキペダルを踏む度、サイドブレーキを動かす度に動くんだよね。
だから、錆取して塗装したところで、塗装が剥げるってもんですよ。
どうしようかなー。でも、そのままってのは嫌だよねー。
だって錆ているんだよ。この赤色錆って放置するとドンドン浸透して鉄じゃなくなるよ。
簡単ではありますが、せめて表面の浮き錆だけでもとサンドペーパーで軽く研磨しました。
本当に軽くよ。だからこの程度の状態ですよ。
あとは組みつけてから錆転換剤を塗ることにします。組付けたらばねが少しは伸びるだろうから塗りやすくなると思うのよね。
はい、次です。
2サイクルオイルタンクです。
残量センサーのアース線が、振動による摩擦で端子根元がほぼきれかけていて、取り外したときに「ポロッ」と落ちたのよね。
取り外しているときにちょん切れてよかったと思うのです。
何も知らないで走行していて、オイルが空になっているのに気づかないとか考えたら恐ろしいことですよ。
なにごとも、まもなく50年を迎える車です。こんな思いもしないところにダメージがあるのよね。
この端子ですが、リベットでセンサーのフレームにかしめられてます。
それをやり直すとしたら、センサーフレームをタンクから引き抜いて....
もうすぐ50年の樹脂タンクに接着されているセンサーを引きはがすのん?
それって樹脂タンクが崩壊するリスクが高くないかい?
もちろんこの樹脂タンクも超貴重品です。壊したら自作しなければなりません。こんなタンクを自作なんて考えたくありません。
ついては、破壊リスクを避けるために残っている金具をどうにか足がかりにすることを考えます。
ケーブルをかしめている部分を強引に広げればどうにかなるかも?
錆びていたら端子崩壊するかも?
50年近く前の端子です。腐食しているのではないかとドキドキなのです。
精密ドライバーを突っ込んで小さいものをこじります。
とかしていたら雨が降り出した。
この金具広げまでして、荷物をまとめて事務所へ移動です。
ここから午後の仕事をしまして、晩飯を食いまして、夜中の内職作業となります。
金具部分は広げて表面の酸化皮膜をヤスリでチョコチョコ研磨してこんなのになりました。
ここにケーブルを強引に挟んでかしめればなんとかなるといえばなんとかなるのですが...
かしめたものを再利用って、しっかりかしめることが難しく、ケーブルが振動で抜けるリスクもあるのよね。
そうなると、今ある金具を延長して先端に綺麗な金具をつけてやれです。
車の電装アクセサリー弄りをする方には日常のあの端子を持ち出します。
金色端子ではないのは、私が激貧で一番安いやつしか常備してないからですよ。
金具同士をお互いの手首を握手する形でかしめます。
しかし、金具が延長されたことで重量が増えて、元々の古い金具根元部分の加重がけっこうなことになるかと思います。この金具の先にさらにオス金具が合体しますからね。
加重がかかるとその負荷に耐えれず50年近く経過した金具が折れるリスクを考えます。
そうなるとアレですよ。
バカのハンダです。芋ハンダで強度を増してやれ。
芋ハンダして薄い金具にかかる負荷を和らげる作戦です。というかハンダ側で負荷を背負ってもらえたらと考えます。
こんなんでええんか?でも、私のできるのはこの程度までなので、ごめんしてねスバル君。
センサー表面キャップ部分が、振動によるケーブル断線防止と腐食防止目的だろうと推論されるシリコン状の物体をてんこ盛りされています。シリコンなのかプチルゴムなのかは明確ではありません。
その謎物体が経年で縮んでおり隙間ができているのです。
隙間があると水が入って腐食するリスクがあります。
まあー気づいたのでド素人の思いつき作業を施します。
エンジンルームで熱がこもるかも知れないので、エンジン修理に用いる無難なケミカルでやりますよ。
液体ガスケットです。
これをパテヘラでなすくります。
私はケーキ作りのセンスありません。なのでこんな不細工な仕上がりになりました。
不細工な仕上がりで、ごめんねスバル君です。
さてさて....
次はリヤブレーキシリンダーです。
これのゴム部品をちょっと調査しておきたいのです。
私の車体についていたものはシリンダーは虫食ってましたが、ゴムはしっとりと柔らかくしっかりしていたのです。
ブーツは「ナブコ」の刻印があります。
私の調査した範疇では、このブーツは入手難です。超大事にしなければいけません。
内側ピストンにカップゴムが組みつけられてます。一番程度の悪いやつを撮影します。
このゴムもしっかりして光沢もあり柔らかいので、無理に交換しないでそのまま使おうと思います。
ちなみに、このカップゴムは部品がでます。社外品ですが10個単位で入手できました。
って、部品を持っていますが、これとていつに入手難になるかわからないので大事にしたい、今のままでいけそうなのなら無理に交換しなくてもという判断です。
さてさて、秘宝棚から発掘したスバル箱の部品です。
部品番号 #625210071 とあります。
私の手元にあるパーツリストでは、#625210070 なのです。明確にいうと部品番号が異なります。
これが同じ部品なのかの確認です。
だしてみたら、交換したカスが入ってました。袋に入ってたので未使用品かと思っていたのですが....
つまり、痴呆オヤジがブレーキをオーバーホールしたというのは本当だったということです。といってもリペアキットの部品を交換しただけでシリンダーの虫食いはそのままだった。だから、ブレーキの効きが悪くブレーキオイル漏れは止まらなかったということですな。
内側ピストンは虫食ってますよ。シリンダー、ピストン、どっちの虫食いが先かわかりませんが、こんなのは再利用できませぬ。ってか?
いやいや、もしかしたらこんな部品でも再メッキに出したら再利用可能に復活するのだろうか?とりあえずキープしておくか?
えーと、肝心なやつです。部品を比較しまして、同じ形状と判断しました。
つまり、R-2のリヤブレーキシリンダーリペアキットは、#625210070 、#625210071 のどちらでもOKってことと判断しました。
と、いったところでメーカーから出ないのとちゃう?どうなんでしょ。
私の近所のディラーからは、来ないでくださいっていわれているので近所のディラー窓口で部品がでるかどうかの確認はできません。
はい、次の確認です。
クラウンワゴンの主治医から、「古い部品で廃棄するから欲しいならあげるよ」のシリーズから掘り出したやつです。
スズキ アルト550 用のブレーキシリンダーゴムキットです。
Seiken SK60881R 11/16 とあります。
11/16ってのが味噌で、シリンダー内径が一緒です。するとゴム部品の流用可能なのか?と期待するでしょ。
ブーツは白く粉が吹き始めてます。カップはしっとりとした肌してます。
カップは同一サイズ形状と判断しました。なので写真は無しね。
問題はブーツです。
アルトのほうがヘソ穴がちょっと小さい
アルトの方が....
外径もちょっと小さい
ってことで、アルト550のブーツはR-2のブーツとはサイズが違います。
えーと、これで比較調査するものは無くなったよね。と再確認しまして...
さてさて
いよいよリヤブレーキシリンダーを組み立てます。
そうそう、外側ピントンの撮影を忘れてた。
外側ピストンも錆が出始めてます。
ここも錆取してPOR15でも塗って対策しようかと思ったのですが...
写真の面は内側ピストンが常時当っている部分です。ピストンが動くたびに擦れる部分で、ブレーキシューからの振動も受ける部分だと思います。
そんなところに硬くなる塗料を塗ったとして、当ることで塗料が剥げて、その塗料破片がブーツの中を暴れるとか考えると、色を塗らないほうがいいのでは?と判断しました。
ブレーキラバーグリスを薄くまんべんなく塗りつけてピストンを挿入。あーっ気持ちいいかんじで吸い付くようにインサートするのね。
ブーツも裏返して薄くグリスをなすくって、先端にあててからめくりを戻すと簡単に装着できます。
よしっ、リヤピストンシリンダー組み立て完成。
ここで本日の作業終了です。
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