本日のスバル弄りは2時間でした。
そのうちの30分は、このブログの前記事に書いた「エンジンルームスカートの現状確認」です。
でもって残りの90分が車体弄りですね。
リヤガラスはめ合い部の左右部分。つまり横の部分、縦のラインといえばいいかな?
そこの室内側にピラー鉄板と車体外装鉄板の合わせ部分があります。
その合わせ部分隙間へレノバスプレー(錆転換剤)を吹き込みました。
今度は車体外装側です。
リヤガラスはめ合い部右横は、昨日に薄付けパテを追加しました。
それを研ぎました。
昨日に巣穴ができた部分も薄付けパテで埋まりましたよ。
リヤガラスはめ合い部左側は、パテを盛ったままです。それを研ぎました。
リヤガラスはめ合い部左下角の室内側へ、サビ止め塗料エポローバルをこってりと筆塗しました。
リヤガラスはめ合い部左下角の鉄板裏側、つまりエンジンルーム内とピラー内へジンクスプレーを吹きました。
もう外が暗くなってます。
終了しようかなーと思いつつも、プラサフを少し吹きたいと後ろ髪が引かれました。
ということで、リヤガラスはめ合い部の車体外装側にプラサフを捨て吹きしました。
ここで脱線します。
以前に、「なが~ンさんは捨て吹きと書いてますが、捨て吹きってなんですか?」という質問があったのです。
私がイメージしている捨て吹きが、塗装屋さんの捨て吹きと同じものを示すかはわかりません。というお断りを先にした上で、私が思っている捨て吹きを書きますね。
スプレーで塗装するのですが、いきなり本塗りでどっぼりと塗るわけにはいきません。
というのは、その塗料がしっかりと食いつくか、または、パテや前塗装との組み合わせ相性でしっかり塗膜が構築できるかの確認が必要なんです。
つまり、弾きや縮れが発生しないかの確認を兼ねてます。
同じシリーズの塗料を重ねていくのであれば問題ないのですが、異なるメーカーやシリーズを上塗りすると溶剤の種類が違う可能性が高いです。
溶剤が抜けきって乾燥しているうえに重ね吹きするのであれば事故率は低いのですが、本当に溶剤が抜けきっているかわからい塗膜の上に、いきなり異なる系統の塗料をどっさり重ねると下に塗っている塗料が溶けだしてしまうことがあるんです。
パテも要注意です。2液パテはまだいいのですが、うす付けパテといった混ぜて硬化させるのとは異なるタイプのパテがかなりの鬼門です。
というのは、うす付けパテは大抵がラッカーパテが多く、乾燥硬化していても溶剤と反応するのです。
俗にいうパテが溶剤を吸い込むという状態になります。すると塗装引けやパテ痩せみたいな症状になるんです。
さらに古い塗膜を研磨して、下地のグラデーションが出現したときです。この状態を私はフェザーエッジと表現しています。
このフェザーエッジは事実上いろんな種類の塗膜が顔を出している状態です。その上に生きの良い溶剤成分をたっぷり含んだ塗料をかけるのですよ。
過去のいろんな塗膜が溶剤にどんな反応をするのかなんて考えると怖いでしょ。皆が一葉に同じ反応をすればいいのだけど、たいていはそんなわけにいかないのよね。
それを防止するのが目的で、捨て吹きというのをしています。
つまりお試しで溶剤と反応してみてね。という状態です。
私は、薄く下地が見える程度にパラパラと吹き付けてます。
こうすると、吹いた塗膜は薄いのですぐに溶剤成分が揮発します。
つまり下地への攻撃性を少しでも少なくして、新しく吹いた「捨て吹き」分が下地となるようにしてます。
たとえば、フェザーエッジになっている次のような場所。
こういうのが塗装をするときに鬼門なんです。
フェザーエッジの上にいきなりこってりと塗装を乗せたら、たいていは塗装トラブルを起こすのよね。
捨て吹きが落ち着いてから、本吹きというのが私のやり方です。
プラサフでも、ジンクコートでも、なるだけ捨て吹きをするようにしています。
時間はかかりますが、少しでもトラブルを回避するためには仕方がないと考えてます。
これが、私の「捨て吹き」の考え方です。
質問された方、こういった内容で納得していただけたでしょうか?
脱線話し終了。本編へ戻ります。
これで本日の作業終了です。
明日もスバル弄りするつもりですが、今日のような地味なチマチマ作業の予定です。
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