本日は、夕方3時頃からの作業でした。
本日の目標はガソリンタンクを降ろすことでした。そして、目標達成です。パチパチと自画自賛です。
私の中では、ガソリンタンクを降ろすって、かなり大変な作業だろうと考えていたのです。
というのは、私の経験ではエア抜きのチューブが長々とガソリンタンクに繋がっているはずなんです。
もう一台のマイカー、クラウンワゴンは、そんなに古くない車(といっても19年前の車ですが...)だから、ホースはまだ弾力があるので躊躇なくタンクおろしするのですが....
R-2君は40年以上経っています。そんな車のホースってどうなんよ。
そもそも、40年前ってエア抜きホースってどういう感じの設計なのよ?そのホースを壊してしまったら引き直しって最低な作業にならんか?
等々、不安要素が一杯だったのです。
そこで、R-2君のエンジン降ろしをするきっかけを与えてくださった「赤い彗星」さんへ、あつかましくもメールで相談して、多々のアドバイスをいただきました。
そして、私が躊躇していたところを、背中をポンと押すような感じのアドバイスもあり、ウジウジと決心が揺らぐ前に本日決行です。
別件の話題です。
昨日のブログを早速読んでくれた方がおられまして、メールにて確認がありました。
もしかしたら他の人も、同じことを目ざとくみつけているのかと思い、こちらにも書いときます。
その方のご指摘は....
「なが~んさんの、フィーエルセンサーのガスケットパッキンは、純正部品じゃないですよね。なにを流用されているのですか?」という内容でした。(多々書かれていたのですが要約するとこれでした)
前日ブログの最初の写真を見て質問されているのでしょう。よくぞ、こんなのに気づかれるなーと感心です。
燃料計のガスケットパッキンですが20数年前に、私が小僧時代にでっちあげた自作です。
私がこのR-2に乗ると決心した時に、激貧小僧(今も激貧中年ですが)なりに、いろいろとインチキなことをしているのです。
ちなみに、R-2君を乗り出した時は、とてもガソリン臭い車だったのです。
車体下にガソリンが漏れていないのに、、駐車場でR-2に近づくだけでガソリン臭いようなやつだったんです。
これは、ぜったいにガソリン漏れがあるはずと、小僧なりに調べていって、燃料計のパッキンがやぶけていることに気付いたのです。
あとは、耐油の分厚めのゴムをバイク用品屋だったと思います。買ってきて、それをチョキチョキとハサミでカットしてでっちあげです。
これで、ガソリン臭は止まりまして、そのまま今まで乗っていたということです。
今回外してみたところ、ゴムとしてはまだ十分弾力がありました。使おうと思えば使える状態です。
しかし小僧時代にでっちあげているので、ネジ穴のカットをポンチを使わずに、鉄板ビスで軽く穴をあけて、そこに強引に固定ボルトを通しているのです。(昔の記憶がいろいろとよみがえってます)
そのままボルトを締めて固定しているので、ボルト穴周辺のゴムが少し裂けているのです。
まぁー、裂けているのに気付いたのだから、このパッキンはダメダメと予防判断して、また耐油ゴムを買ってきてでっちあげると思います。
と、話が逸れた、ガソリンタンク降ろしに戻ります。
「赤い彗星」さんのアドバイスで、室内点検穴から見えるホースを外せとのこと。
まずは前日の作業にて燃料計関連の線を外したままの状態写真。
見えているホースを外します。このホースが針金をネジって固定されていて、時代を感じますなー。
次に、タンクを吊り下げているベルトを固定しているネジの確認です。
私のは左側が、喧嘩ナットの間にアース線が挟まってました。
右側は喧嘩ナットだけでした。
固定ナットを確認したので、今度は給油口の確認。
給油口の当り止めゴムを外します。といっても、私のものはすでにゴムの体をしていませんでした。固いプラスチック状態で、それも裂けてました。
さて、寝板に転がってスバルの下にもぐっていきます。
吊りベルトのナットを緩めて、ベルトを外します。
タンクが重力に従って落ちてきます。
中年おっちゃんの、大黒ポンポンでガソリンタンクを受けながら、エア抜きホースを確認します。
エア抜きホース自体の接続は外しているのでタンクは降りてくるのですが、エア抜きホースがシフトロッドの上をまたいでおり、固くなったホースを恐る恐るあっちへこっちへとサポートです。
くそー、この勃起した息子のような、固いホースめーと、思いながら、ガソリン臭いガソリンタンクをお腹に抱いて、寝板の上を腹踊りしている中年おっさんを想像してください。
「赤い彗星」さんの一人で降ろすのは大変だよーというのはこういうことかと思いつつ....
ちょっと冷静になり、かわいいガソリンタンクをやさしく愛撫しながら、あっちに右手をコソコソ、こっちは左手でモミモミと、タンクの上のホースを愛でていきます。
よっしゃー、ホースは回避したぞー、次は給油口を抜くのだー。
お腹の上で燃料タンク、右へ左へ、横から突き突き、そしてやさしく左右にコネコネ。
こんな作業は中年おっちゃんのテクニックで、お手軽なことです。
だって、このガソリンタンク君は、もっと気持ちよくしろとかわがままいわないんですから。
私の思うように、好きなように動いてくれます。
そうしたら、スルッと、ボティ―から抜けました。まるで、ガクガクとR-2君が痙攣してあそこがゆるくなったかのように、突然スルッと抜けたのです。
あとは、そーっと、真っ直ぐに抜くと、ガソリンタンクの長ーい愚息が出てきました。
こいつ、サビサビのくせに、カリ首(ホースのジョイント部)が主張しております。
ネットで調べていた予備知識では、降ろしたタンクにガソリンが残っている時は、静電気等の自然発火防止のために、早急に中のガソリンを排出し、水で内部を洗浄し、ガソリン成分を希釈すること。といった内容でした。
さて、私のガソリンタンクはというと、降ろしてすぐにガレージの外にだし、ちょっと離れて目視確認すると、給油口がモヤモヤとしております。
つまり、給油口から気化したガソリンが噴き出している状態ですね。
水を投入するので、水に浸かるとまずいだろうと思われる燃料計を抜き取りました。
ネットで学習した予備知識に従い、内部のガソリンを廃油入れに廃棄して、1.5リットルの水を投入しました。(ガレージに水が無いので、自宅からペットボトルに水を入れて持ってきていた)
そして、ガソリンタンクを抱えて、腰振りダンスです。
水と油なので混ざることはないと思うのですが、水投入してかくはんすると嘘のように、ガソリンモヤモヤの吹き出しが止まりました。
もちろんのように、臭いガソリンの匂いもおとなしくなりました。
そのまま5分ほど腰振りダンス継続。いよいよ腕がダルクなってきたので、中身を排出しました。
「うっひゃー」といいたくなる水が中から出てきました。ガソリンの赤色ではなく、ミルクコーヒーのような茶色な水です。中に赤っぽい色の粒子も混じっております。きっとサビか腐れガソリンのなれの果て物質だろう思われます。
タンク内部を乾燥させるために、しばらく放置することにします。
と、放置プレーの前に、あらためてタンク内部の確認です。
ほら、タンクの底は綺麗でしょ。
給油口から覗きこんで見えるタンクの底も綺麗です。
では、内部の角や側面はと確認すると....
アレレ、昨日はあれだけ錆び汚れのようなものが見えていたのに、今は綺麗になっています。
もしかして、腐れガソリン変質物質が貼りついていただけだったのかな?
と思って、内部をぐるっと見ていると、なんと側面にシャーシブラックのような黒色塗料が付いている箇所があります。
その黒色塗料のフチにはサビのような、タールのようなものが見えます。
なんで、タンクの一部だけに塗料が吹き付けられているの?私の頭の中ではありえない光景なので、頭が錯乱してフリーズしそうです。
ともかく、黒色スプレーが塗られているタバコ1箱程度の大きさ周辺が怪しいのかな?
前オーナー様が、どうしてそこにスプレーを吹き付けたのか謎です。もしかしてスプレーの下はサビていて、サビを見えなくするために黒色を吹いている?そんなバカな。
と、いう状態でした。
結論として、昨日の目視確認では、タンク側面全部がサビでやられていると、暗く考えていたものが、タンクを降ろして簡単水洗浄で、サビと思っていたものがほとんど消えて、ものすごくラッキーです。本当にうれしい誤算です。
給油口の当たり止めゴムはバラバラになりました。
タンク外側なのですが、かなりサビでやられている模様です。
給油口部分、タンク降ろすときにカリ首となったカ所です。
この愚息部分が、40年の貫禄でボコボコ肌になっております。
はぁー、この赤色にそそり立っている愚息の皮の下ってどうなってんのよ。って、ちょっと溜息がでたりして....
以上が取り出したタンクのレポートです。
次は、車体の下にもぐり直して....
昨日にリヤサスペンションを降ろすきっかけとなった、左リヤフェンダーの腐れ部分です。
簡単にサビをドライバーで突き落とした状態の写真です。
うっひゃーでしょ。これをどうやってふさげというのだ。と、いいつつ、なんとかなるだろうと、だんだん感覚がマヒしている私です。
タンクを降ろしたことで、タンクの影になっていたシャーシ部分があらわになりました。
もちろんのように赤錆草原が茂ろうとしています。
室内に向かうワイヤートンネル入り口周辺のたたづまいがおかしいです。ブーツが裂けているのかな?
もう、陽がかたむいてきたので、車体下にもぐっての作業は危険と判断し、さて何をしよう?となりました。あと30分ぐらいで空が暗くなります。
そうだ、ガソリンタンクの燃料計を取った穴をふさぐ蓋を作ろうと思い立ちました。
だって、これからの、タンク洗浄に、タンク内シールといった工程で、燃料計の穴を塞ぐ必要ありです。それに外観のサビ取りと塗装の時も、内部が汚れないようにふさぐ必要ありですよね。
その都度、アルミテープでふさぐでもいいのですが、この程度のものならサクサクと作ったれということで作業開始です。
ミニコンポの残骸鉄板に、簡単デッサンで切り取りデザインです。パッキンを下書きに使えるので楽勝ですね。
それをドリルでネジ穴開けて、ブリキハサミでチョキチョキです。
この鉄板だけだと、ぴっちりシールされないので、適当な厚紙(私は菓子箱を利用)を切って簡易ガスケットをでっちあげました。
こんないい加減なものでも、ネジを絞めていくとしっくりと馴染んでいきました。
と、これで本日の作業終了です。
さて、これからの工程はどうしよう。
本格的なタンク内部洗浄等は、ケミカルを購入してからですね。
タンク外観の作業はできるぞ。タンク外観サビ取りか?
いやいやリヤサスペンションの掃除とサビトリもできるぞ。
ボティ―のサビ取りもあるなー。
って、結局サビ取りばかりじゃん。
いやいや、渋々、毎日ちょっとだけしている、エンジンルーム内のチップコート剥がしも進めないと....
やっぱり、掃除と研磨で時間が過ぎていくということか?
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