私の貧乏オーディオです。今年の2月に超お気に入りの音を奏でていたアンプが故障して補欠アンプを設置してました。
補欠アンプはもちろん音は出るんです。知人が来たときに聞かせたら「何が不満なんだ?」と言われるのですが....
私が補欠としてキープしているのは理由があって、私の耳と相性が悪いというか音が気に入らないというか、つまり気に入らない音なんです。
はい、とりあえず音は出てますが不満なんですよ。
ということで、補欠要員を下げるべくオーディオをちょっとだけごにょごにょとしていました。
それが、とりあえず解決したのでそれまでのことを日別に記録として書きます。
2022年2月12日
補欠アンプを代打で運用です。PIONEER A-717 君の出音が気に入らないのです。
補欠アンプを据えたときの内容は次のブログ記事を見てください。
2022年2月11日のブログ記事:お宅のオーディオ元気ですか?我が家のやつは...AX-Z911ご臨終
どうしても気に入らないので手持ちの別アンプの組み合わせを検討します。
ブリアンプとパワーアンプ、別個体タイプです。この手のアンプって重くて引っ張り出すのが大変なので手を出さずにとりあえず手前にあった補欠アンプを据えたってことです。
プリアンプは、ONKYO P-309 ってやつです。名機とされるやつですが古いからねー。
パワーアンプはすぐ取り出せそうな手前にあったやつ2台を倉庫から連れてきました。
Panasonic RAMSA WP-1400A
ヤフオクで210円落札したやつね。ずーっと前にとりあえずの音出し確認してから放置プレーしてました。
2019年2月17日のブログ記事:21円のアンプと324円のUSB-DACは音が出るのか?
もう1台です。
YAMAHA P2180 ってやつ。ずーっと昔にヤフオク1円落札+送料600円だったかな?で入手したやつです。
こいつらを繋いで音出しします。
うーんうーん。
と、重たい黒い物体を積み重ねつつ....
ヤマハのアンプがどうも片チャンネル調子悪いか?なんか興味なくなって脱落。
RAMSAはねー。音の輪郭はしっかりしている。ボーカル域はいい感じ。でも高音がスカスカというか高音域出ていないんちゃう?
RAMSAの高音域がしっかりしていたらこれでよかったんだけどねー。
とりあえずRAMSAのアンプを開けて中身を見たら....。オペアンプがあるのかー。あーっ今は改造が云々って気もちになれないしなー。皮膚病治療でしんどいんだよなー。
2022年2月15日
RAMSAの音が気に入らない。でもねーRAMSAになにか可能性を感じるのよ。だって中にオペアンプがあってそやつを交換したら...。
あーっ、皮膚病治療でしんどいねん。細かいことはしたくない。
RAMSAを理由をつけて止めたいという...。
そうだ以前にお気に入りで活躍していた ONKYO A-919 をひっぱりだそう。
はあーっ。やっぱりONKYOの音がいいわー。
でもでも....。セレクタカチカチ切り替わり病がひどいです。
この故障さえなんとかすればONKYOの出音は気に入っているんだから....
と、修理することを考えます。
2022年2月21日
皮膚病治療でしんどいのよ。ステロイド効きすぎで皮膚のあちこちが切れるのよ。免疫抑制剤ってのが気分わ悪くするのかずーっと悪寒も感じるしさ。
とか思いつつも、ちょっとでも皮膚病に対するストレス解放のために自分が心地よいと思う音を聞きたいのてず。
やめときゃいいのに、ONKYO A-919 を開けてしまった。
まずは、アンプ入手時から壊れていた箇所を....
スピーカー端子が割れているのよ。
ぎゅっと閉めこまなければ、このクラック状態でケーブル固定できていたので、そのまま使用していました。
よーく見たらボンドを入れたような形跡があるのよ。
つまり前オーナーにてなにやら修理を試みているってことだよね。
ここまででこの日は終了です。
そしてそして.....
ずーっと日が開きますよ。
皮膚病治療でどんどんボロボロになっていく私の体です。ともかく免疫抑制剤ってのがしんどかった。
3月から某大学病院になりました。つまり街医者が2か月治療してどんどん悪化して匙を投げたってことです。
大学病院では軽度の薬疹(街医者の治療がダメだった)と診断され、今晩から入院する?ってまじめに言われました。
入院がいいんだろうけどコロナ禍だしねー、この体調だと寝込んでもいいのにあなたはてきぱき思考しているしねー。入院は許すから今の治療を止めなさい。2週間薬絶ちして自分の体力でどこまで回復するか試してから本格的に大学病院での治療開始となりました。(後日に主治医談:入院しても2週間の薬断ちだったとのこと)
まあーそんなこんなの大学病院にて、皮膚リンパ種になってはならぬとあーだこーだとありまして、今ここに赤い発疹いっぱいのままで、まだ生存しております。
えーと、4月後半ぐらいから明らかに体が軽くなり治療以外のことで前向きなことに手を出せるような状況になりました。なにより、なんか美味しいものを食いたいと思い始めたのが回復傾向の証だと信じてます。
ということで.....
ずーっと作業台の上に放置したままのアンプに着手します。
2022年5月9日
割れていたスピーカー端子を取り外して分解しました。
前オーナー修理のボンドがべったりと残ってます。それを剥がすのが大変でした。
お湯で揉んでみるから初めて、最後は、除光液にどぶ付けという...。
樹脂素材にはけっして優しくない、いやいや樹脂素材が溶けないかとドキドキしながら掃除しました。
そして、瞬間接着剤(手持ちのアロンアルファEXTRA)でクラック箇所接着したのが次の写真です。
組み立てにあたり樹脂素材のネジ溝部分にグリスを入れるのですが....
ウレアグリスと、ワセリングリス、どっちにするか悩みました。
数年ぶりにひっぱりだしたワセリングリス。
これが数年たっていても中身は大丈夫か確認したかったので、ワセリングリスで組み立てます。
つまみの赤キャップは本来は接着固定です。スピーカー端子分解のみそはこの赤キャップを剥がせるかにかかっているので、今後にまた分解するかも?と考えるとボンドは入れたくありません。
どうすっかなーと考えて閃いたのが水道用シリコンテープです。
こいつを中に薄く巻いてねじ込むことで固定しました。
普通につまみを弄る程度では剥がれませんよ。
アンプに組み付ける前に、今後なにかの時に見直しするための写真を撮影です。
接点部分は、これまた数年ぶりにひっぱりだした接点復活剤です。
これを使うと錆びるんだよなーとかの批判もあるゲイグです。
ゲイグで接点を磨いてからアンプに組み込みました。
これで、割れていたスピーカー端子の修理は完了です。
2022年5月13日
いよいよ本命のセレクタが勝手に切り替わるカチカチ病の修理です。
この症状の問題個所と対策修理方法は先駆者によってネットに情報があがっているんです。
私のアンプはA-919です。ネットではA-917での修理事例が多いです。セレクター周りは同じなので参考にします。
A-917/917F(A-919) セレクターの誤作動解消について - アンプとインプとの日々
http://kenpapa.private.coocan.jp/indoor/a917f.html
さくさくとアンプを分解です。フロントパネルを解体してここまでにしました。
問題のセレクタがハンダされているのですが....
前オーナーもセレクターカチカチをどうにかしようとしたみたいです。
ハンダクラックを疑ったのかなー、ハンダ増し盛りされてました。
芋ハンダになっているハンダを剥がすのにプチ苦労しました。
電子基板弄りに強い方なら綺麗に修理するんでしょうけど....
私は電気回路なんてチンプンカンプンの域にいます。ハンダ鏝も嫌いなんですよ。
なのでへたくそが渋々やらなければいけない作業として進めたのでこの程度の状態にしかなりません。
さあー、問題のセレクターを分解です。
確かにロータリー接点が黒く汚れてます。
ネットではプラスチック消しゴムで云々とかありましたが....
私は自動車整備で使用しているパーツクリーナーをちょっとだけ付けてティッシュでさらりと吹きました。
するとこれだけ回復です。
これでええんちゃう?
ってことで、ウレアグリスを薄く塗って組み立てました。
以降は元通りにして修理完了です。
卓上にて簡易音出しテストです。
セレクターカチカチ病はなくなりました。あれだけ狂ったように突然ロシアンルーレットしていたのがピタリと治りました。先駆者のネット情報に感謝です。
2022年5月14日
作業台の上に、まだONKYO A-919が居座ったままです。
次のテストをしたいアンプがあるんだよ。
ついては作業台の上をあけるために、ONKYO A-919 をメインシステムのラックに設置することを考えます。
代打のPIONEER A-717 をひっぱりださなければなりません。
こやつも重いのよ。足の上に落としたら超大変なことになる重量ですよ。
なんとか抜き取っても、次は ONKYO A-919 を抱えてラックに挿入です。
なんだかなー。今時のデジタルアンプは小さくてキレキレの音するっていうけどなー。
激貧家庭は今時のアンプって知らないので.....
いや、ここでですね......
実は今時の安いハイブリット真空管アンプが手元にあるんです。
そやつはどんな音なのよとテストしました。
そのテスト内容は次のブログ記事に書きますね。
で、その真空管アンプの出音が気に入らなくて....
はい、メインシステムのアンプはONKTO A-919になりました。
誤動作もなく音もおかしくないので修理完了で復帰できたものと思います。
ふーっ、こやつの音で皮膚病のストレスが緩和されるはずだ。
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