本日は天気予報通りに雨天でしたね。
雨の日は車体を愛でることができないので、自宅でできる仕事をします。
ガスケット作成の続きをすることにします。
土曜日ですが、平日にスバルいじりした分のツケが回っているので、ちょっと本業の仕事をしていました。
そうしたら、夕飯になってしまいました。
いかん。一日一善とはいわんが、一日になにかスバルのことをしないと、スバルの作業が進まないではないか。と思い直して、夜中の10時ごろから1時間ほどの作業です。
そんなに時間がないので、1枚だけ作業してみます。
さらに、失敗しても、1時間ならやり直ししているようなゆとりはないだろう。失敗してもあきらめのつくようなものをしよう。
ということで、コルクでできているという難易度の高そうなガスケットを切ることにします。
エンジンミッション下のガスケットです。
このガスケットがコルクでできているというのを、「赤い彗星」さんから教わりました。
ちなみに私のR-2は厚紙が挟まってました。多分、ケーキの箱だと思います。白ベースに赤色の印刷が見えまして「kotobuki」と読めるようなアルファベットと、「要冷蔵」が読見とれる紙でした。
その厚紙に薄く液ガスが塗られてべったんこという感じでした。
そんなガスケットがついているとは知らず、私が25年ぐらい乗り回していたということです。
ともかく前オーナーの仕事がこんなありさまでした。
今回、コルクガスケットと知ってしまったので、コルクの必要性の意味がきっとあるのだろうと信じて、コルクで進めてみます。
まずは、これまでに画用紙に印刷したものを切出して型紙にします。
画用紙に印刷したのは失敗だったかも?
画用紙って繊維質でした。このネジ穴部分をカッターで切っていくのが難しいです。
それに、私はカッターマットなんて持っていないので、ダンボールの上でカッター引いてます。
ダンボール下敷きが難易度をあげているのかも知れませんが、カッターマットを使ったことがないので、実際のところどうなのかはわかりません。
「知らぬは仏」の言葉のとおりに、ダンボールの上で苦戦しているのは、私の腕が未熟というように思っておきます。
だって、激貧世帯は、道具をいろいろと準備する予算はありませんので、道具の上を見つめないようにします。
次はコルクです。コルクはすでに入手済みです。
コルクの入手は苦戦しました。だって、当地のような田舎だとなかなか売っていません。
かといってネット通販で買うと送料がバカバカしいです。
まずは100円ショップに行ったのですが、コルクシートってダイソーで売られてました。
「おおっ。ビックリ。こんなのまで100円であるのね」と感心したのですが。
100円なりの品質で、構成しているチップが大きすぎです。さらに粒子も大小さまざま混在して隙間も多すぎに思えました。
ということで却下です。
そうそう。100均でポンチは売られていないか?と思いついて、工具コーナー、洋裁コーナーを見たが店頭陳列無しです。
店員に聞いたら1年ほど前は取扱ありましたが、今はありません。とのこと。
次は、文具をあつかっているお店に行ってみました。
「コルクシートありますか?」と尋ねたら
ありますよ。と出てきたものは、コルクボードでした。
違う。板に貼りつけたのではなく、コルクだけのシートなんですけど。
数件の文具屋で取扱無しでした。
ホームセンターに挑戦です。
店員に聞くと、大抵はコルクボードと勘違いされます。違うってば。
そして、いよいよコルクシートという商品名の綺麗なパックされたものを発見です。
おおっ、目の綺麗なコルクじゃないか。と感心したら裏側に白い剥離紙があります。
私の頭は???です。
パッケージの能書きを読むと、「ノリ付でお手軽に貼れます」とあります。
つまり、コルクボードを作る素材なのでした。なんでノリついてんだよー。
と、こんなことを数件のホームセンターでしていたら、やっと本当にコルクシートに巡り合えました。
60cm幅のドラム仕様で、1m単位切り売りです。
¥550-/1mという価格設定でした。もちろん1mで十分です。
しかし、ここからが田舎故の一悶着があるのです。
このシートの端っこに注目してください。
なんで割れているの?です。
これ。私が割ったのじゃないですよ。
店頭でドラムが吊られているのですが、その状態で両端がボロボロなんです。
つまり、お店の商品管理が悪いんだと思います。
私が、「これボロボロじゃん。綺麗なロールはないの?」と食い下がったのですが。
「コルクはこういうものです。当店に入荷して外ビニールを外した時からこういう状態です。」
「貴方は、コルクの端っこがボロボロになることを知らないのですか?本物のコルクの証拠ですよ。こういうのだと知って購入してもらわないと困りますよ。」
と、まで言われてしまった。
くそー、絶対に違うと思うけどなー。と、私が怪訝な表情をしていたんでしょうなー。
「コルクのことがわかっておられないのなら、買っていただかなくていいですよ。」とまで言われてしまって。
まぁー、この辺りが、当地が田舎と思う由縁なのです。普通は客商売なら、心に思っても「買っていただかなくていいですよ」なんて口にしないと思うんですけどねー。
田舎の殿さま商売なんでしょうけど、実際に品物がそこにしかないのですから仕方がありません。
端っこがボロなのは気に入らないのだけど、渋々のお買い上げでした。
これだけ端っこがボロなので、実際に使えるところは中央の40cm幅ぐらいですね。
さて、型紙をコルクに写し取りです。
最初は、4Bのエンピツで書いていたのですが、コルクってエンピツがのりにくいのね。
お手軽に「マッキ―」で縁をなぞる作戦にしました。
まぁー、輪郭もボルト穴もいい加減になりますが仕方ありません。そこが貧乏人の仕事ということです。
カッターでちまちまと切っていきます。
こういうのは、小さい部分から切るのが鉄則だと思うので、まずはボルト穴をカッターで切ります。
と、一言にいいますがコルクを切るのは難しいです。
切るというより、ほじくるという感じで穴をあけました。
直線も、なかなかに難しいっす。軽い力で何回もなぞって切り広げていく感じで進めました。
そして、こんなのが出来上がりました。
めっちゃ危険な物体です。
ネジ穴と、フチとの距離がそんなにないので千切れそうです。
ネジ穴が丸くないじゃん。って突っ込んでください。
私のような不器用がカッターで切ったらこの程度の円にしかできません。カッターで上の層を丸く切っても、下の層では丸く切れないという感じで、モロモロと崩れるのですから。
この角部分も、取扱注意しないと危ないですよ。
ということで、さっさとクリアーフォルダーに挟みます。
コルクをもって動かす度に切れそうな恐怖から解放されました。
クリアーフォルダーは柔らかいので、曲がってコルクが切れたらイヤなので、さらに厚紙を敷いて、ラップで固定です。
これで、ちょっとやそっとで切れることはなくなりました。
このガスケットを付ける時はどうしよう。
カバー側に薄く液ガスを塗って、コルクガスケットをペタッとして、それからエンジンにカバーを被せてという工程でしょうなー。
ともかく、難易度の高い作業に思えました。
でもね。
私は、こういうのが好きなのかも知れません。
ブチブチと文句いいながらも、カッターで切っていくのが楽しくて、すぐに1時間たってしまいましたので。
本日の作業は、これでおしまいです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます