久しぶりの車弄りです。朝9時に車体のところに到着です。
今日は愛でてあげるよ。と撫で撫でしてあげ....
そうよねー。
田んぼの野焼きで、車体に降灰がさー。
この状態で撫で撫でしたら大変なことになるんよ。
洗車する時間はないのでこのまま放置となります。
本日の目的は、動かなくなったトリップメーターの修理です。
って、メーターを撮影したから、総走行距離の記録です。
231251Kmにてトリップメーター修理となります。
メーターパネルの取り外しをするので、念のために電気周りの用心をすることにしてバッテリーのマイナス端子を外します。
さあー、どこから分解しようか....
メーターすぐ下で邪魔になりそうなやつから手をだそう。
ステアリングシャフトカバーを取り外しました。
次はメーターパネル化粧グリルを取り外します。
上側3個のネジを抜いて、下側は差し込んであるだけなので手を突っ込んで手前に引っ張る。
するとメーター化粧グリルが外れてメーターパネル全体があらわになります。
メーターパネルはネジ4か所で固定されているだけなのでそれを抜いて、メーターパネルを手前に引っ張り出す。
手を後ろに突っ込んで配線カプラーを抜いていくだけです。
それでメーターは外れます。って、ここまでで1時間ほどかかりました。
取り外したメーターパネルを振ってみると、中でカラカラと音がします。
あかんやん。ラトル入りパネルじゃん。ってことは内部で部品が外れているってことですよ。
メーターパネルをどうやって分解するのだろう。って背面のネジを少し緩めてボルトを動かすとメーターパネル内の計器が動くのね。
ということは、先にメーターパネルの透明カバーを外すってことだわ。
ネジとツメを押し込んで透明カバー取り外し完了。
透明カバー内側になるところは指紋厳禁と心して丁寧に分解を続けます。
裏面の中央4個のネジを抜くと速度計が外れます。
速度計を落とさないように慎重に抜き取ってここでちょっと息抜きです。
というのは....
内部のカラカラというているやつ。とっても重要な部品じゃん・・・・。
4個の部品が内部に転がってました。1つはギヤシャフトですよ。
さあー、トイレ行って、軽く体操して、首を左右に振ってパキバキ言わせて....
さて、この部品はどこにつくものかいな。としげしげと確認です。
これだろうなーというシャフト穴を見つける。
そこに入れるとしたら....
なるほどここで折れているってことだわ。
これってプラ樹脂部品が経年でポッキンしているってことでいいんだよね。28歳の車体だからなー。こういうプラ樹脂部品はこれから枯れてポキポキしていくんだろうなー。
残りの小さいベロはここにつくってことだわ。リセット復帰でギヤ噛み合わすときの押さえ板ってことですな。
折れているってことは....
この部品を交換するべきなんだけど、こんな部品の予備を持っているわけないでしょ。
折れているのならダメ元作戦です。そりゃー接着剤でしょ。
小さい物をくっつけるなら私はこやつです。
アロンアルファー君に仕事してもらいます。
ボンドが下に垂れてもいいようにマスキングして、リセット棒が押し込まれている位置関係になるように段ボールを隙間に挟んだりして接着できる位置にします。
まずはギヤシャフトの支柱部分を接着です。
次に抑えベロ3個を接着するのですが、どこにどのベロが付くのか折れた断面で....。小さすぎて超絶乱視で最近は老眼も進んだ目ん玉では判断できません。
いいもん。わからないんだからだいたいで接着してやる。どうせ接着面積はめっち小さいんだからええやろ。と安易にやっつけ仕事をしてしまう。
ここで午前11時30分ほどです。
皮膚病で体調がまだまだ今一つなんです。
ここで休憩ってことで早めのお昼としました。
14時から作業再開です。
接着剤であの面積だけでの接着だと心もとないので補強を施します。
具体的には小さいパッチ鉄板を貼りこんでやれ。
アルミ缶と言ってもコーヒー缶ですが、それを切って小さいピースを作ります。
とかしていたら客がやってきた。というか作業の邪魔がが来た。
すごく久しぶりに車弄りしているものだから近所の爺さん登場。
この爺さんは電気屋さんをしていた方でして、私が速度計を弄っているものだから興味満開なのよ。
「あんたはメーター調整もできるのか?」から始まって....
電気屋さんだからねー、この手の針がついて計器って懐かしくて仕方ないんでしょうね。
私は細かい事をビンセントでちまちま作業するってのに、横から顔を近づけるな。私は爺さんには興味ない。私の頬に鼻息かけるんじゃないよ。
追い返そうとするのだけどしつこいよ。
とかしていたら、婆さんも登場。
あかん女性陣が現れた。女性陣が一人来ると、なぜか集まってきて井戸端会議がはじまるぞ。
私はそんなのにかかわりたくない。のだけど、話が「なが~ンがどうして何か月も車弄りしていなかったのか?」だと....
という邪魔があるなかを、あーっとブチブチと小声だしながら作業です。
パッチ鉄板の貼り付けはホットボンドを用いました。
えっ?アロンアルファーの上に熱いボンドってどうなの?アロンアルファーは熱に弱いんじゃ....。とかの突っ込みはしないように。
アロンアルファーで接着した部分をブリッチするようにホットボンドでパッチ鉄板を貼ります。その上にホットボンドを肉盛りして埋めちゃいます。
全部に施してこうなりました。(シャフト支柱部分はあえて埋め込まずにおいておきます)
ホットボンドもりもりで不細工ですが、接着はしっかりしたものになりました。どうせ見えない部分なんだからこれでいいんだよ。
って、ここまでして、精密ドライバー突っ込んで揺すったりして剥がれないことを確認したら、爺さん婆さんの井戸端会議終了です。
ここまでできたってのを皆さん確認して納得解散ってことらしい。
ここからは折り返し点です。組み立てですよ。
清掃とグリスアップでこれだけのものを持ち出します。
消毒用エタノールは、速度計についた爺さんの指紋を消すためです。(爺さんが速度計をつまんで持ち上げたのよね、仕事増やしやがって....)
シリコンスプレーとウレアグリスは可動部のグリスアップです。プラ樹脂の攻撃性が少ないやつはこれだろうというセレクトです。
シリコンスプレーって長期は聞かないイメージがあるので、掃除を兼ねてシリコンスプレーでグリスとしてはウレアを用いたのですが、ウレアも古くなると耳垢みたいになる可能性もあるよねー。
とかなんとかで、ちょっと多めにグリスアップしてしまった。
多かったよね。といってもグリスをぬぐいとるとかしたら他を汚しそうで...
みえんみえん。このままでいってやれ。
そういういいかげんな感じで進めるのが、なが~ンのクオリティーです。
電気接点部分も磨きますよ。
って接点復活剤スプレーの長いノズルが隙間に落ちていったー。
ウッキー。ってイラついている私の顔を想像してね。
うーうー。ってしていたら、爺さんがまたやってきた。
なんだよ。まだ邪魔するのかよ。って思ったら差し入れだった。
うれしい。ミカンだせ。激貧家庭にとってとっても大事な食糧だぜ。
だって、みかんご飯に、みかん鍋、といったものが作れるぜ。
とかで、ちょっと気が楽になったら心入れ替えて作業再開です。
接点復活剤の長いノズルがなくても....。いけるいける。(隙間からノズルを取り出すのをあきらめた。そんなことしていたら夕暮れが...)
ちまちまと電気接点を磨いて、こちょこちょ組み立てて、はいメーターパネル完成です。
車体への組付けは写真省略です。
分解と逆の手順で組み付けて完成です。
さてさて
後片付けするのですが....
隙間におちたスプレーノズルの回収をします。
これねー、3列目シートの下に落ちているのよ。
荷台で作業していたからね。作業途中のものを車体へ出してシートを起こしてごにょごにょってしたくなかったのよね。
ということで、作業終わっているので荷台の段ボール下敷きをめくって3列目シートを起こします。
3列目シートのステップ隙間に挟まってました。
接点復活剤スプレーの長い先端ノズル回収完了。
はい。これで本当に本日の車弄り終了です。片付けて撤収です。
作業時間としては、純粋な作業は3時間ぐらい。爺さん婆さんの邪魔入り作業が1時間の、合計4時間でした。
一旦、自宅へ帰ります。だって、皮膚病になってからさー、本当に根入れた作業を続けると気分が付かれる身体になったのよね。
1時間ほど自宅で呆けてから、夜のドライブです。もちろん半額食品を求めて出撃です。
トリップメーターですが、大丈夫です。ちゃんと進んでますよ。
その他のメーター回りの動作もOKです。もちろん夜間照明も大丈夫です。
よしっ、これで車検に向けてのメーター回りの不安要素はなくなった。
トリップメーターのリセット棒をしつこく何回も押して遊びたい衝動に駆られるのですが....
今は動いているんだ。余計なことを考えるな。そういうお子様行動は車検終わってから楽しんだらいい。と自分に言い聞かせます。
以上、トリップメーターの修理でした。
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