なが~ンのごちゃごちゃ、そして長~く続く出口のないジャンクなパラダイス??

ジャンクと戯れている中年オッサンの日常と、嫌々な車いじり、オーディオなことや魚釣り等、仕事以外のことを書きなぐります。

現実逃避で海へ行く

2020年07月21日 20時31分50秒 | 日記・エッセイ・コラム

すんません。まだ現実が嫌になっている最中です。

まじで嫌になって携帯電話ももたずに、嫁と逃避行しました。

といっても車で1時間ぐらい走ったところですが....

海っていいやね。

 

魚が食いたい、美味しいものが食いたいから海へ来たわけではありません。

って、そりゃー美味しい魚が食いたいってのは少しはありますが....

そうではなく、本当に海を見に行きたくなったのです。

釣りは二の次です。

潮風がいいやねー。夏のギラギラ水面がまぶしいやねー。

クラゲに、ウマズラハギが食いついてます。おおおおっっっ、いつもの夏の海だー。

べたなぎなのよねー。なんと平穏なんでしょう。水も済んでいるよ。

オセン(スズメダイ)、グレ(メジナ)、チヌ(黒鯛)が泳いでるのが丸見えです。

釣り客は少なし。そりゃーねー平日だしねー。

 

魚に興味は無いといいつつも、釣り道具に釣り餌にと持ってきてますよ。

さあー、これから無心に糸を垂れて俗世の憂さ晴らしです。八つ当たりの相手は魚ですよ。

嫁がコマセをコネコネと練ってます。「海水のぬめりも水温もいい感じやで、泳ぎたいぐらいやわ」とかいいつつも、手はこねていても目線は海中なのよね。

しっかりと嫁はポイントを探り中。もちろん私も竿3本先ぐらいの潮読みです。この間はバカ夫婦が一身に海を見つめているのです。

コマセをちょろっとずつまいて海中の漂いを確認です。そのぐらい潮がすんでいるんです。

あん?2枚潮だよ。上は動いてないけど下はけっこう流れているぞ。

これは、アレだ。まったく駄目か、とんでもないやつが出てくるかの両極端のやつだわ。

嫁はコマセをポチポチといれつつ仕掛けを作ってます。

私は、ちょっと周りを偵察に行きます。50cmぐらいのチヌがはんでいたら落としこみ釣りをしたいかなーとかですよ。でも大きいチヌの気配なしです。嫁の横に座ることにします。嫁は目の色が変わってますよ。

「あそこの虎柄のやつって鯖ちゃう?まさかの50cmぐらいあるように見えへん?」

たしかに青い虎柄が走り回ってます。

私はそのもうちょっと先に浮いているやつに興味あり。嫁に「アレってヒラス(ヒラスズキ)ちゃう?80cm超えやと思わへん?」って確認。

嫁はアングリしてます。嫁はヒラスを確認してます。それよりも、その下に銅色に黄色い稲妻がキラキラしている。カンパチちゃうん?めっちゃでかいで。青物がいるからヒラスが浮いているんちゃうん?

バカ夫婦のターゲットは決まりました。

問題は餌ですよ。いつもは現地調達で雑魚を確保なんです。

コマセに魚はいますよ。もちろん定番餌のアジが浮いているのですが.....

なんでー、アジが20cmから25cmです。でかいのです。

もちろん、そんな大きいアジはめったにいないので嬉しいことに違いないのです。そんなのが目の前にうようよ浮かしているのですが、バカ夫婦はアジよりも、その先にいる魚をかけたいのです。

最初の嵐は私にありました。

立派なアジのヒレを2ヵ所ちょん切ってまっすぐ泳げないようにして、針をつけてぶっこんでみました。

さあー、この釣竿はどうなんよ。って20年ぐらい使っていない竿とリールです。いつもの腕の延長になっていた釣竿は去年に生活費にするために売ったのよね。

なので、使いかってが違うんです。手元を見ないとリールのスプール押さえ感がわかりにくい。

とかなんとかで、でっかいアジを送り込むために竿と糸を試行錯誤操作していたら.....

バッシュー、ジャーッッッッッッッ。

なんじゃこりゃーっっっっっ。って久しぶりの魚のひったくりに驚いているのもだけど、親指に激痛で痛い....。って手が血まみれだー。

やってしまった。釣り糸で指切っているんすよ。

でもそんなの待ったなし。魚がかかってますよ。

ともかく20年ぶりの釣竿です。重いです太いです硬いです。

去年までの釣竿は竿を立てていたら勝手に魚を弱らせてくれるぐらいしなりかたが抜群だったのですが、なんだよこの物干し竿みたいな釣竿。

要領がわからないいなりに魚の姿を見えるところまで寄せました。

めっちゃ太い青物です。だってあのアジを飲んだんだもの。

80cmコース、もしかの6Kgコースです。いやもっとでかいかも?

ともかく美しい。青光りする中に赤いメタリックと黄色のメタリックがギラギラと横切る巨体です。

そんなのが目の前をもの凄いスピードで8の字書いているんです。

よしよしとやりとりしていたら、パシッって糸が切れました。

くそー、釣り糸も20年前のだからなー。って悔しがるのです。

嫁もタモ網を握り締めて、どうやって救おうか?網に入るのか?って考えていたときに、魚体が一瞬にして目の前から消えたのでなにがどうだかとのこと。

そして私の右手は血まみれです。ジーパンも右側は血まみれです。

くそー、出鼻でこれかー。魚を逃がしたことより自分が血まみれになっているのが悔しいのです。

とりあえず手を洗おう。って、めっちゃ痛いよ、血が滲むように広がるんです。って広がりかたが脈打っている?これって....

海水で洗って手を上げてもすぐに血で真っ赤でわかりません。

海水の中にいれたままで親指を観察。

これって、身がもっていかれてる。

5mm四方ぐらいと小さいですが陥没しているよ。肉が見えているよ。くそー。

竿の汚れを拭き取るようにもってきているウエスを裂きます。綺麗な布ではないので海水でよく洗います。それをよく絞って親指をきつく縛ります。これで血止めするしかありません。

さあーさあーさあー....。ここでブルーになりませんよ。

俗世の嫌なことをすっかり忘れて、逆に燃え上がりました。

あいつを獲ってやる。青物だから群れでいる可能性が高い。

でかいアジをまたぶっこみます。

来たーっ。親指に縛ったボロ布が邪魔。とかなんとか大騒ぎしながらも....

こんどは水面まで浮かせました。メジロ(ブリの80cmぐらいのやつ)です。

嫁がタモ網をスルスルって落としながら差し込みます。

えー、差し込んだんですよ。魚をつきやがった。タモ網で魚を突いたんですよ。

その瞬間に、ビビョーンって魚は空中ジャンプして終わりです。

嫁の申し訳ないという顔がなんとも、そして嫁は網を入れるときに心臓バクバクで理性がなかったとのこと。だってめっちゃでかいやつだった。こんなの網に入るのかドキドキって...

まあー、バカ夫婦ってとこですよ。

で、でかい物を2本やらかしたので場所が荒れました。魚が散ってしまって....

最初からコマセの打ち直しです。

嫁はポチポチと大きいアジを釣りつつも、虎柄のやつを食わせるべく餌を試行錯誤しています。

そしてアジを切り刻んだ切り身で食わせよった。

本当に「アウアウ」といいながらあたふたしている嫁です。

「どうしょう、このリールってドラッグどうするのん?今はリールフリーで送っている」って訴えてきます。

フリーにしているのならってことで、手元のリールを見ながらあーしてこうしてと説明です。

その間にリールの糸はどんどん出てますよ。

「あれか?虎のやつか?見えてたやつ食わしたんか?」って確認したら、食うのを目視してあわしたから間違いないとのことで、あのサイズなら大丈夫やからボチボチとやりとりしなって、ニマニマしながら見守る私です。

で、私がタモ網を握り締めて、しっかり救いました。

マジでマサバでした。50cm無いけど、40cm以上は確定です。

こんなでかい鯖が泳いでいるのか?今日の海はおかしいのでは?

私も鯖が釣りたい。ってことでアジを切り刻んで、嫁にアジの皮目をどういうデザインにして針りに挿したのか、送りと誘いはどうしたのか教えをもらうのです。

アジの層を突破して、その先に見えている大きい魚ゾーンへ到着。

鯖って賢いぞ。コマセは食っている気配あり、切り身は目の前で「プイッ」てしているぞ。

なるぼと、これは誘いが肝心だわ。

嫁は何回か鯖をかけるのですが、以降はバラシてばかりです。

私には鯖は食ってきません。くそー誘いがヘタクソってことだ。

ではでは.....

私なりの作戦へ、アジの切り身のつけ方を変えまして、小魚に見えるような体裁へ。これでときどきシャクって小魚アピールしてやるぞ。

鯖が見え隠れするところで、それをしたら鯖が逃げた。嫁に「変なものを放り込むな」とめっちゃ怒られた。

ええもん、もっと沖に棚も深くして探るもん。また変体魚がおるかも知れへんし。とかブックサしてたら、竿をひったくられた。親指に血が滲む。指痛いぞー。

でも、最初のやつより走るスピードが弱い。最初のは地を高速で這っていたのに、今度のは3Dに上下にむちゃくちゃに走り回るやつ。

無事にタモ網に収まったのはハマチでした。なんだーハマチかよ。って、最初のどてかいやつを見ているから嬉しくないのです。逆になんでハマチなんだよって悔しいのです。

それを、もう1本追加して、ハマチは2匹です。

まあー、そんな釣りをバカ夫婦が声を出し合ってワイワイと楽しみました。

俗世の嫌なことを半日ほどすっかり忘れて遊びました。本当に毒抜きになりました。

 

大型魚(80cmぐらいのやつ)がいないので、中型クーラーで収まりました。

キープしてきた分です。

ハマチ2本と鯖です。

この鯖は嫁が釣ったやつです。40cm超えなのがわかってもらえます?

アジはこんなのが何匹いるのだろう。

かなり釣ってますよ。だってエサ取りがこのアジだったので....

このアジが浮いたらオセンとかはいなくなるのよね。海中がアジだけになるので本当にエサ取り状態です。それでもしっり合わせをくれてやらないと針にかからないやつですよ。

我家のキープは、鯖1匹とアジの大きいやつを15匹ほど。

後輩がアジの大きいやつを10匹です。後輩は30cm近いアジをクーラーから掘り出して大喜びしていた。

残りの魚は近所の主婦友へ....

ハマチ2匹も主婦友へです。そして主婦友間でハマチを巡って争奪戦(笑)

なんでハマチを食べないのかというと、夏のハマチって脂が無くていまいちなのよね。

今回は鯖があるからハマチはいらんよね。ってことです。

 

寝る前に指を撮影です。

小さい傷なんですよ。でも身をもっていかれたから血が止まるまでの長かったこと。

アジが大きいかったから、釣り上げて針をはずすときにむんずと握り。針を外したらそのまま首をボキッと折って。という作業を繰り返すと手の平はこんなことになります。

アジのゼイゴとヒレでキズだらけですよ。

 

さてさて、魚料理編も書こうかな?

だって、魚ネタをブログに書くのも、なんか毒抜きになっているし(笑)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« R-2君、マフラーカッター錆取... | トップ | 美味しいお魚をウマウマ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記・エッセイ・コラム」カテゴリの最新記事