そんなつもりではなかったのに、作業の区切りがいいところまで進めていたら、ドップリと夕方に....
本日の後輩の自転車修理は2時間30分も作業してしまいました。
くそー、こんなに作業するつもりじゃなかったんだぞー。
と、寒空に吠えたい気分です。
では、本日の自転車修理の内容です。
昨日の作業にて、ワイヤーガイド部分を板金修正しなければならないことが確定しています。
板金修正って簡単に言いますが、ハンマーでシバキたおして鉄板を曲げなおす作業です。
ついては、ブレーキ内部に組み込まれている構成部品を先に取り外しておく必要があります。
取り外すといってもナット3箇所しかありませんので、それをほといていくだけです。
こんな感じにバラバラになりました。
ブレーキシューのバンド部分が錆びていないか不安だったのです。錆びてカシメリベットが千切れる寸前だったりしたらどうしましょう。って思うでしょ。
ひっくり返してみたら、そんなにサビもなく、クロメートメッキもしっかり残っていました。よかったー。
本日のメインイベントです。いよいよ板金です。
内側に曲げられているワイヤーガイドですが、この鉄板厚みが3mmもあるのです。
3mmの鉄板ってペンチでは曲がりません。ワイヤーガイドとして強度が必要な部分なので厚みがあるのは理解できますが、これを板金しろというのは酷だと思いません?
と、愚痴っても仕方ありません。
鉄の敷きブロックと、ハンマーを3種類、タガネなどを持ち出しまして、近所迷惑なハンマリング開始です。
カーン、カキーン、コキーン。って打撃音を打ち鳴らします。
なんだかんだと試行錯誤します。しかし、3mmの鉄板って手ごわいです。
頭の悪い私でも今までのスバル修理で学習しているらしく、ここを叩けばここが延びて、と考ることができました。
そして、3mmの鉄板をここまで修正しましたよ。
次は、気になるサビなんです。
私はスバル弄りをしているせいで、サビが大嫌いです。
こんなのは処置しないと気がすみません。というより、ここで手を抜くと後悔が残りそうな気がします。
ということでサビ取り開始です。
スバルの部品より簡単だろうと思っていたのですが、ちょっと形状が複雑で苦戦します。
素材のメッキ部分が中途半端にしっかりしており、メッキのちょっとした凹み部分に小さい点サビが、その点サビが深くクサビを打つように鉄内部に浸透のコースでした。
メッキが駄目になって全体がサビでいるほうが作業が簡単なのです。
この部品は、硬いメッキ層を剥がないとサビの撤去にいたりません。
ウリウリ、アウアウと、寒空の中で、耐水ペーパーや、ダイヤモンドやすりを駆使して研磨しました。
もう夕方です。風か冷たくて腰が痛くなってきました。
もう、私の指ではこれ以上できないというとこまで頑張ってあきらめました。
「パッ」と見に綺麗になっているでしょうが、まだまだサビがありますよ。
スバルの部品なら、絶対に追及するのですが、後輩のベンツのものだし、このぐらいで勘弁してください。
表面のサビももちろん研磨してますよ。
裏面にサビが残っているので、薬品による処置をしておきます。
サビ転換材を持ち出します。私はこいつはあまり好きではありません。
まぁー、これ以上、私の手ではサビ取りできないのだからサビ転換材使うしかありません。
筆で塗り塗りしました。
明日には真っ黒に変化しているはずです。
本日は、これで終了です。
くそー、こんなに自転車に時間取られるなら、スバル弄りすればよかったーと、ちょっと後悔しています。
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