なんか毎度の状態になりつつある、台風前後の過去ネタ記事になります。
ってことで、いつもの前書きを...
今頃になって9月27日の内容を書きます。
なぜに今頃というのは....
9月4日の台風21号で、もういろんなことがはちやめちゃで、さらに、9月30日の台風24号がやってくる。戦々恐々ででも台風前後のネタを処理できなかったのです。
過去ネタを書くなよーと突っ込んでください。それでもこのブログは私の備忘録として記してますので、後々にあのときはどんなことをしたのかを掘り返すときのネタ記録として書きます。
そんなこんなで、台風24号の3日前になにをしていたかという内容になります。
後輩の自転車(後輩曰くベンツ)を乗り換えるべく、ヤフオクでブリジストンのアルベルト(後輩曰くベントレー)を落札入手した。
店舗を構えた自転車屋が中古自転車としてヤフオクに出品しているものを落札したのです。
しかし、その自転車たるや....
ヤフオク品質ということになるのか?自転車屋の整備技術がこんなのが平均点なのか?世の中の自転車屋ってどんな整備をしているのか?と、私がイメージしていた自転車屋が売りに出している中古自転車とは大きくかけ離れている整備がされた自転車だったのです。
詳しくは次の過去記事を見てください。
2018年8月28日のブログ:後輩の新しい中古自転車をとりあえず点検、簡易整備 (アルベルトの異音)
こんな状態というのを知ってしまったら、そのまま乗るのはどうかと思うわけですよ。
そんなこんなで修理素材にするのか?、部品取り検体とするのか?
どちらにしろ、私が弄らなければならない状況に。後輩は「よろしくーっ」って一言で終わりです。
私が使うわけでもない自転車がスバル弄りの作業場所に居座りました。この自転車が退去しないかぎりスバル弄りをまともにする作業もままならないのです。
なので粛々と自転車を弄るつもりでいたのですが、あの台風21号の到来です。
以降は、私のブログ読者の方なら存じているかと思いますが、台風連打に災害地の物資難民、被災家屋の修復もままならず、といった状態のまま自転車はずーっと後回しになってました。
そんな中、9月27日に私の体が空きました。本当は被災した家屋の修理をするつもりでいたのですが、ネット通販で手配した部材が数日たっても届かず作業できないのです。
これは、誰かの自転車を弄れということか?となりまして、自転車を触ることになりました。
はい長い前置き終わりね。
久しぶりに太陽の下に出される、自転車屋が整備して問題個所たんまりのアルベルト君です。
前回のとりあえず点検でクランクペダルが外れずにクランク周りの点検を諦めた部分です。
ネットで調べると、自転車専用工具が必要とわかり、先駆者がいろいろと書かれている内容からこんな道具をわざわざ買いました。
ロックリングスパナレンチ、クランクツールというものです。
この自転車にしか使わない特殊な道具をわざわざ買ってまで、この自転車を整備する必要があるのかよ?って、自分の自転車じゃないのでブー垂れる私の不機嫌な顔を想像してください。
だって、この工具も、私のスバル弄り軍資金から買ったのですよ。なんで私の金で道具を調達せなあかんのや。
さて、前回に道具がないのでクランクが外せないとあきらめていた部分に...
クランクツールを差し込みます.....
差し込みます・・???
この外ネジ溝にクランクツールのネジ溝をあてがって...
ああああっっっっ。
いくらがんばっても、センター押し部分の方が飛び出していて里側のネジ溝がクランクに切ってある溝に届かないのです。
なんでー、ネットでググったらクランクツールで行けるってなってたやん?
なんなん?自転車ってJISで規格化されているものとちゃうのん?
わざわざ特殊工具を投資したのに使えないのかよ。ムダ金かよ。
とか思いつつ、工具を見つめます。
このセンターの部分がなくなればいいんでしょ。
ってことで、新品の工具を破壊しました。センターの当て金具を強引に取り外してやったでー
この状態でクランクにプッ差したらネジ溝に食いつきました。
で、センター当て金を取り外したので、センターボルトが直接シャフト端をダメージ与える形で切揉み押し出しになりますが仕方ありません。ぐいぐいと締めこんでクランクペダルの取り外し成功です。
そして驚くのです。
自転車屋が整備済みのものを買っているのですが...
シャフトのロックリングナットが外れてました。
ベルトプーリーのアウターカバーがクルクル回転していた理由はここにあります。
だってアウターカバーを挟み込んで共止めして固定しているものと思います。
そのリングナットが外れているなんて....
これが自転車屋がお客さんに自転車を引き渡すときの安全整備の結果ということです。
もちろんペダルを漕いだらクランクから異音の大きい原因の1つのはずです。
さてさて、ペダルを外したらシャフトの先が見れますので確認します。
ネットで調べたら、フレームに差し込まれているクランクペダルの軸部分を、ボトムブラケットというそうです。略してBBというとのこと。
そのBBがどのぐらいの位置でフレームに固定されているか、それがギヤの位置決めとなるのでギヤ側の飛び出し量を計測しておくこととのこと。アルベルトの場合はベルトプーリー側ということです。
計測して7mmです。
反対側、つまり左側は...
BB内部のベアリングを押しとめている椀と呼ばれる部品の押し圧調整で締め位置が、中に入れるオイルとベアリングの消耗具合で変わるとのこと。つまり分解したら組み付けるときに回転の当たりを見て随時締め付けろということらしい。
なので、左側の飛び出し計測は意味がないということらい。
って、計測しようとしたら、左側はフレーム固定リングが錆甲冑で同化していた。錆色なので固定リングと気づいてなかったよ。
この手の錆甲冑は、あんな手こんな手で外すのです。ネジナットの原型が無くなっているようなスバル躯体の結束部品を外してきて私にはどうでもいいような作業です。
といっても相応の苦戦をするのですよ。まあー、スバルのようにフレーム側が崩壊するとかの危険はないので気が楽なものです。
どちらかというと、モノタロウで買った新しい工具リングロックスパナの方がめげないかだけが心配でした。
はい。取り外しました。
錆びてますねー。
で、こんなのが食いついていた左側のBB椀ですが...
たぶん、フレームはアルミと思われ、椀はスチールと思われ、異なる素材がスチールの錆腐食膨張でガチガチになっており...
どうするかですが、トーチを持ち出す必要ありかなーと勘繰りましたが、そこまでしなくとも、私の怪しいテクにて取り外すことに成功。(かなり汗だくで気を揉んだのは事実ですよ)
さて、反対側のベルトプーリー側です。
こっちの方が実はめっちゃ苦戦しました。
取り外したBBです。
椀の表側です。椀自体は左右で形状が異なります。
椀のネジ溝部分です。右がプーリー側です。
中のベアリングはかじりの気配はないのですが、パッと見にはどうともなさそうですが、たぶん使用劣化による焼けが入っていると思われます。
椀にベアリングがはまっているのですが、これって取り出せるのん?
ネットで調べたらベアリングが連結リテーナーごと取り外されており、それを交換となっているのですが...
これってどう見ても椀にアウターカラーのようなものが嵌め殺ししてあるように見える。
このカラー部分を強引にめくったら、おそらくカラーがひん曲がって再使用不可なのでは?
なんか、ネットで調べた事情と異なる部品構成のような...
次はシャフト部分です。
まずは、左側のベアリングが当たる部位です。
まあーこんなものでしょう。
さてさて、右側、つまりベルトプーリー側ですが、これが問題ありありです。
あちゃ~っ。かじられてる?
こりゃーダメダメでしょ。
こんなのにベアリング当てたところで、ゴリゴリの削り節状態なのでは?
そりゃー、ペダルの漕ぎ出しのタイミングにてゴリ感があるというものです。
となると、このシャフトを交換しなければ...
自転車ってJISで共通化されているよね。そんなに部品の種類やサイズはないはずだよね。
なので、部品番号と思われるものを現物から読み取ります。
「Y.M.T」「MTLM」「Boron」「X-11」が読み取れます。
「Boron」は恐らくボロン鋼といった素材明記と推論です。
「Y.M.T」が製造メーカー略式記号かなー
「MTLM」「X-11」が部品名型式とサイズではないかと推論です。
各サイズも計測してメモしておきます。
どうか普通に部品供給されていますように、モノタロウで取扱いありますように。
と、ここまでして部品探しとなり、また作業がストップしたのでした。
なんだよー。面倒な自転車買うんじゃないよ。後輩のバカー。
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