+Ultraでオンエアされている「セスタス」を録画して観ている。
…このセスタスとホーリーランド、そしてベルセルクが載っていた頃のヤングアニマルは本当に輝いていたなあ。
あらためて、合掌。
さて、第8話の「開眼」は、主人公のセスタスが剛体術インパクト時の体の締めに、文字通り「開眼」する熱い展開であった。
が、私の印象に残ったのはラスト近くのセスタスと仲間たちのやり取りである。
鶴嘴で身につけた体を締める感覚を、実践で任意に再現できずに悩むセスタスは、仲間にも粗暴な態度をとってしまう。
開眼後に冷静さを取り戻した彼はその事を詫びるのだが、仲間はそれを責めることなく「たまには愚痴ぐらい言えよ」と明るく振る舞うのだ。
うん。「何でも言い合える仲間っていいな」というエピソードである。
まあ確かに、たまには愚痴をこぼすのも良かろう。
だが何事も程々がよろしい。
愚痴というのはこぼしているその時は気分がいいのだが、度を越すとその言葉の毒に当てられてしまう、と思う。
医療や介護の場で仕事をしているからか、或いはそれなりに齢を重ねたせいか、本当にそう思う。
となると、「愚痴を聞いてくれる仲間」というのは大事だが、その聞き方はもっと大事なのではなかろうか。
愚痴の内容を否定せず、かといって煽るでもなく、軽い相槌などで聞き役に徹し、機を見て話題を変更する。
いや、相当に高度なテクニックである。
ところで、アユ君は8日で18歳になった。
それこそセスタスと似たような年齢だが、少年漫画やラノベの主人公の年齢といえば17歳がどストライクだから、もうどちらかというと大人側に近いのだろう。
アユ君の名前には、良い友人に恵まれるようにと「朋」の文字が入っている。
しかし昨今の事情により、高校に通う回数はそれなりに少なめなので、人付き合いは十分に出来ているだろうか、色々言い合える友人はいるのだろうかと多少は心配もするが、これまでの自分を振り返ってみると、妙な心配は余計なお世話かとも思う。
まあせいぜい聞き役を務める準備ぐらいはしておこう。
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