背後からだと。

　人間の体の構造は、それなりの理由があって今の形になっています。

　しかし、中には「何でこんな構造になってるんだ？」と思うこともあります。
　例えば私は、気管が食道の前にあるというのが、イマイチ納得できません。
　いやだって、食道だって勿論大切ですが、重要度からいえば、気管の方が即座に生命に関わる管だと思うのですよ。だったら、少しでも体の奥にしまいこまれていた方が、外からの刺激で傷付く可能性が減るだろうと。

　まあ救急医療なんかで、本当に非常の際に、喉を切開して気管に直接チューブを挿入して空気を送り込むなんてのがあって、これに関しては気管が前にあった方が良いのでしょうが、そのために気管が食道の前についてるなんて筈がありませんし。

　いや、前からの攻撃ならば、眼で見えるから手で防げるけれど、後ろからの攻撃だとまともにもらってしまうから、やはり気管は前にある方がいいのか・・・？
　違う違う。そもそも後ろには、背骨があるんだった。
　
　あ。そういや、何で背骨は、椎体の後ろに脊髄が通っているんだろう？
　脊髄が前に、椎体が後ろにある方が、外からの刺激に対して椎体が盾になることで、ちょっとでも脊髄が傷付く確率が下がるのでは？
　いやでも、椎体が前にある方が、体の軸が安定して動き易いかな？

　うーん、前だか後ろだか、深みにはまってしまった。

　※この記事は、別のブログから転載しました。カテゴリー改訂「引っ越してきた記事」参照。