今年は本当にあっという間で
波に飲まれたような一年だった
途中、記憶がない
だけど一生消えない罪を作った
先が見えない蔦にがんじがらめになって
助けてとも言えなくて
傷だらけで、血が流れすぎて
だけど痛みを感じなかった
わたしが不器用で、言葉が足りないから
ずっとマイナスのまま
ゼロにすらなれない
空白の方がまだいい
何かがそこに埋まるかもしれない
ただの余分な物体だ
今年は一度も心から笑うことがなかった
大げさじゃなく、本当に一度もなかった
楽しいことや嬉しいことはあったけど
振り返ると一度も笑ってない
ずっと偽り続けている気がする
本当の自分が何で、どこにいるのか
時々わからなくなる