多摩日記(続・薩摩日記・越後日記) 写真で綴る多摩(関東)

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20140922 瀬戸内海 直島へ 【禿山から現代アートの島への変貌 ベネッセ・安藤忠雄氏】

2014-09-28 22:32:47 | Weblog

 

 

ふと帰郷の前に、この島がいいといい噂を東京で聞き、家族で渡ることに

島全体が現代アートと観光地かしている島。なんとも言えない別空間の味わえた1日だった。

直島町(なおしまちょう)は、香川県香川郡に属する町。瀬戸内海上に浮かぶ直島を中心とした
直島諸瀬戸内海の香川県高松市の北に約13km、岡山県玉野市の南に約3kmの位置にあり、
直島を中心とした大小27島の島々で構成される。

いくつかの島は三菱マテリアル直島製錬所の操業により煙害で禿山となっていたが、
戦後まもなくから植林の努力は続いている。特に荒神島の緑は近年見事なまでに復活している。
北側一帯の木が枯れたように見えるのは2004年(平成16年)1月の山林火災のためであり、
現在は煙害は無いに等しい。

直島の南側は緑豊かな海岸となっており、瀬戸内海国立公園に指定されている。

本土の陸地自体への距離は当町が所属する香川県よりも岡山県の方が近いが、
県庁所在地への距離は香川県の方が近く、岡山県庁(岡山市)が約23.1kmなのに対し
香川県庁(高松市)は約14kmである。井島は岡山県と香川県の県境が存在し、
南側が直島町に属している。島の島々で構成される。

観光リゾート地への変貌

2010年開館の李禹煥美術館
島の南端の風光明媚な地区を秩序だった観光地にしようと藤田観光を誘致し、
キャンプ場が1960年代後半の観光ブームの時期にオープンしたが、
国立公園内という制約もあり大規模な開発はできず、石油ショック後は業績が低迷し撤退した。

その後に島を文化的な場所にしたいという意向で町長・三宅親連と
福武書店の創業者・福武哲彦との間で意見が一致し、急逝した福武哲彦の跡を継いだ
福武總一郎が1987年に一帯の土地を購入し、1989年に研修所・キャンプ場を安藤忠雄の
マスタープランでオープン。福武總一郎は「直島南部を人と文化を育てるエリアとして創生」

するための「直島文化村構想」を発表し、1992年にホテル・美術館の「ベネッセハウス」建設など
へと拡大する。

当初美術館は浮き気味で町民の関心も薄かったが、島全体を使った現代美術展(スタンダード展)、
本村の無人の古民家を買い上げて保存・再生し現代美術のインスタレーションの恒久展示場と
する家プロジェクト(正確には古民家の再生は2件、ほか1件は新築で残る1件は老朽化した
神社の再生)などを重ねることで、徐々に活動が町内の理解を得られるようになり、
直島でしか見られないプロジェクトや建築は国内外からの注目も集めるようになった。
アーティストの宮島達男は家プロジェクト第1弾の「角屋(かどや)」を創るに当たって
町民125人を公募し、作品を構成する125個のデジタル・カウンタの明滅速度を一人一人に
セッティングしてもらい、地域住民参加という手法を取ることで、現代アートという
異質なものが保守的な土地に入って来ることに対する町民の反感、抵抗を払拭した。

2005年には地中美術館、2010年には李禹煥美術館が開館し、本村の中もカフェや
民宿等ができるなど徐々に変化しつつある。

 

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