小麦句会 on blog

俳句「麦の会」の句会のひとつです。 ネット句会を月二回行っています。 この句会は誰でも参加できます。

第342回小麦句会投句一覧  訂正いたしました。

2016年09月16日 22時47分16秒 | 15日句会

こんばんは。

すっきりしない毎日です。

昨夜の十五夜はいかがでしたでしょうか?

時間によってはきれいに見えました。

兼題:落

落日の色に染りて猫じやらし  

優勝に落涙やまぬ星月夜  

夏落暉赤ヘル胴上げ持ちあがる      

ドラマじみたラストまるめろ取り落とす   

落蝉の終の眼をよぎる風  

きりぎりす自ら掘りし穴に落つ  

落蝉の虚空に願ふ貌をして  

赤蜻蛉山に落ちる日追いかけて  

落ち口に雲を引き寄せ秋の滝  

この道に落人伝説萩の花  

落ち武者の野に伏せてゐて流れ星   

基部絡む奈落根暗な村歌舞伎  

町並みの遠く平たき落し水                 

落陽や関東の隅に秋刀魚焼く  

落ち鮎の尾の反り返る簗料理  

落鮎の落ち行く村の在りどころ  

月落ちてひかりの道となりにけり  

黄落の道どこまでも続きけり 

落札にまつわる噂秋風裡  

犬と佇つ釣瓶落しの小桟橋  

満月の落下しさうな光撮る  

落蝉の末期見守りバッハ聴く  

秋風をゆったり纏う落下傘  

 

テーマ:そわそわ

いごいごとお見合いひとりの冷し酒  

カラビナがじゃらじゃら霧の渓にいる   

コンサート人がそはつくおほくさめ  

そわそわと出番待つ子や運動会 

運動会親子競争次の次ぎ  

屋上の風と君待つ秋の蝉     

星月夜船便で来る荷物かな   

花すすきそわそわとして風を待つ  

月光やバスを降りればある笑顔  

紅葉狩携帯弁当充電器   

今朝もまた秋茄子を見にそぞろ行く  

残暑避け昼寝の猫が歩き出す  

糸瓜忌よ浮かれタレ買う善き町へ  

秋祭おうと呼ばれてコップ酒  

秋夕焼染めて産声待つ廊下   

十五夜の出窓描き足す設計図  

爽やかや子が道端で「ほわたーっ」  

虫の音や子等そわそわと群れを成す  

椋鳥の群れて倒産続く街  

名月や宵待草の弾き語り  

優勝にアウトひとつやビール箱  

揺れ出して二百十日の葦の岸  

良夜とて酒がなければ落ちつかぬ  

 

雑詠

落城の址や真紅の草もみぢ   

野分吹く白雲千切れる卵焼き  

名月を見せむと妻を呼び出せり  

燃えながら沈む夕陽や赤蜻蛉  

長き夜を耐えて優勝つかみけり 

忌日には金木犀のよく似合う  

台風の眼がくつきりとして怖い  

待つことも好きです窓の鰯雲  

創業は嘉永元年新走り  

海の鬼九月の少女攫われて 

図書館の返却ポスト星明り  

震度3不意の秋風連れてくる  

鉦叩面影湧かぬ女かな  

松茸よ見事人混み避けた妻  

出木杉君だつたあなたと天のかは  

秋冷に眠りを覚ます四畳半   

秋天や花瓶に注ぐ水の音  

秋湿り三角巾の腕細し   

京ぎらひ何んの今さら放屁虫  

稲の花午後一便のバス通る  

まるめろやたんたたたんたコロブチカ   

せきれいや街を捨てたる友の庭   

カンナ燃ゆたがいに嘘を消すことに  

 

★★★

 

選句数(6句選です。)

特選◎1句

並選〇5句

 

コメントをお忘れなく。

もちろん選外の句で気になる句がありましたら、コメントしてください。

 

まきえっとあてメールで投句してください。

makietto@nifty.com

 

締切:9月22日(木)24時

 

↓選句前に再度確認しましょう。

☆カテゴリーにある小麦句会への参加方法をクリック☆よくお読みください



最新の画像もっと見る

コメントを投稿