
『雀(すずめ)百(ひゃく)まで踊(おど)り忘れず』

雀は死ぬまで飛び跳ねる癖が抜けないように、幼い時に身に付いた習慣(特に道楽の類)は、年を取っても直らないということ。

類:●三つ子の魂百まで●習い性となる●The Child is (the) father of the Man.(子供は大人の父親である) --William Wordsworth (1770-1850): My Heart Leaps Up<「英⇔日」対照・名言ことわざ辞典>

参考:関連があるかどうかは分からないが、「雀の踊り」は、『雀報恩事(「宇治拾遺物語」に収録)』にはなく、後の『舌切り雀(「御伽草子」に収録)』以降に出てくる。

<松下幸之助一日一話> PHP研究所編

道徳は実利に結びつく
社会全体の道徳意識が高まれば、まずお互いの精神生活が豊かになり、少なくとも人に迷惑をかけないようになります。それがさらに進んで互いの立場を尊重し合うようになれば、人間関係もよくなり、日常活動が非常にスムーズにいくようになるでしょう。また自分の仕事に対しても誠心誠意これに当たるという態度が養われれば、仕事も能率的になり、自然により多くのものが生み出されるようになる。つまり社会生活に物心両面の実利実益が生まれてくると言えるのではないでしょうか。そう考えるならば、私たちが道徳に従ってすべての活動を行なうということは、社会人としての大切な義務だということにもなると思います。