中山ミシンのブログ

高知のミシン屋です。どうぞよろしく〜(´∇`)

気分を救ってくれた言葉

2020-05-26 21:45:33 | 仕事の話
お昼過ぎに「古いミシンなんですが修理やってますか?」と来られた方が居られました。
物はダイヤルスーパーというもう50年位前のミシン。
糸調子器が丸ごと抜け落ちていました。
見ると内側のピンがありません。
お客様にそれを伝えると「何やら落ちてた。針か何かわからなくて持って来なかった」との事。
下取りミシンの中にダイヤルスーパーはあったのですが、土曜日に回収の方が来てくれたばかり。
なので「家にあるなら持って来てもらえませんか?」って言ったんだけど、黙ったまま動かない。
「もしかして捨てちゃった?」って聞くと「あると思う」との事。
なのでそれ要るから持って来てって言うのですが、「ミシンの部品がどうかわからない。無くなってる部品はどんな物? どれ位の長さ?」って聞かれました。
さすがにイライラして来て「こちらが判断するから」って言うと、今度は
「持って来て直るんですか。修理代に何万かかかるなら買い替えた方が良いかもしれないし」。

どうしたいんだ? コイツ(ー。ー#)

それでも「何万もはかかりませんよ。けど安いのは買わない方が良いですからね」って言うと、
「そんなもん、こちらが判断します。
休みのはダメだってわかってるから、このミシン買ったんだから」だって。

はぁぁ〜〜?
50年前にはおとり商法も手芸店の安いミシンも無かっただろーが。

結局持って帰って考えるって帰られました。
何だったんだ、あれは?(~_~;)

気分悪かったけど、その後今朝一番に修理させてもらった方から電話がありました。
キレイに使えるようになってあまりに気分が良かったから電話してみたって事でした。
そう言ってもらえると嬉しいです。
お客様の言葉に救われた気がした事でした。