超私事!葉月の『今日の出来事』

粗にして野、しかし卑にあらず。
お下劣大好き、お下品大嫌い!
オババの好き勝手な独り言。

真夏の京都  Vol.3

2005年08月09日 | 旅行 & 出張
京都、2日目の後半です。

宝泉寺から寂光院まで乗せていただいた「アオイタクシー」に、引き続き貴船川まで乗せてもらう。
本当はバスで行く予定だったのですが、時間のロスが多かったのでつい・・・。

このアオイタクシー、どうも京都市内で一番お安い!!ということでした。
¥5000を超えた分は3割引というサービスもあり、全くタクシー地獄を彷徨う
東京人には羨ましい限りでした。
ちなみに、浴衣で乗車すると1割引!なんていうタクシーもあったし・・・。
すごいです

余談ではありますが・・・。
このタクシーに乗るきっかけになった女性がいます。
三千院の入り口近くで駐車場の客引き(?)をしていた方。
この方にバス停を聞こうとして、ほぼ丸め込まれ(笑)てアオイタクシーに
乗ることとなったのですが(どうも、アオイタクシーにお客さんを紹介する事で
リベートが入るようですな)、
この女性と、駐車場利用のお客確保を巡ってバトルを繰り広げている
お爺ちゃんがいます。
しかし、どうにもこうにもお爺ちゃんの分が悪い。
若さを資本に真夏の日差しの下でもフットワーク軽く、
観光に訪れた車を次々と自分の駐車場に誘導する”ねーちゃん”。
(アオイタクシーの運転手さんが”あのねーちゃん”と言ってた)
更にねーちゃんは、送ってきたお客を待つタクシーの運転手さんに
冷たいアイスコーヒーを振る舞い、次回はうちに停めてよねん、と
営業活動に予断なし。
 かたやお爺ちゃんは、真夏の日差しの下に立つことも出来ず
停めた車の中から力弱くウチワを「こっちゃ来~い」と振るのみ(涙)。
当然、お客の車は”ねーちゃん”の駐車場へ取られていくのだ・・・。
この二人は、当たり前ですが仲が悪く、しょっ中イザコザしていると、
タクシーの運転手さんが道すがら教えてくれました。

さてさて、本題の貴船川。
京都の川床料理は、鴨川沿いのものを川床と書いて”ゆか”と呼び、
貴船川など山間の渓流沿いで楽しむ川床を”かわどこ”と言うそうです。

大原から鞍馬山を越えて、貴船川に居並ぶ川床料理屋さん。
今回は「ふじや」というお店に行きました。
このお店の画像は Vol.2に使ってあります。
今日の画像は、天麩羅の盛り合わせのお皿の中で大威張りしていた
沢蟹のお姿でございます。
アップにしますと、まるで地球を侵略しに来たエイリアンのよう。
地球の平和のために、バリバリと噛み砕いて成敗してやりました。

お料理は、あんまり期待しない方がいいよ、とのアドバイスを
予めいただいていましたが、鯉のあらいや煮物など
なかなか美味しくいただきました。
最後の鮎はさすがに美味しかったですね。
配膳直前まで冷めないように焼いた石の上に焼き鮎を乗せてきましたので
アツアツでいただく事が出来ました

さすがに渓流での川床は涼しく、京都で昔から夏のお遊びとして楽しまれてきた
理由がわかります。
こんなに近い距離で、これだけの楽しみが出来るなんて本当に羨ましい。
一時の清涼感をいただく事が出来ました。


再び洛東へ。
一日目に見逃した「六波羅蜜寺」に行きました。
ここで見たかったのは、やはり空也像です。
日本史の教科書には必ず載っている、口から「南無阿弥陀仏」の
六体の小さな仏様を出している「市の聖」の姿です。
思っていたより小さな姿をしばらくゆっくりと拝見しました。
他に、髪を落とした後年の平清盛像や、彫刻界の天才運慶の像などもありました。

残念ながら拝観終了の時間となってしまい、ホテルへ戻る事に。
夕方の京都の街をブラブラと鴨川まで歩きました。
鴨川まで来ると、前日に訪れた「リバーオリエンタル」の開店準備の様子が
川向こうから見えて、のどがカラカラに渇いていることに気付きます。

こうしてはおれぬ、とにわかに気持ちが焦りだし大急ぎでホテルへと戻る。

ホテルに戻ると、シャワーを浴びて心身ともにサッパリとしました。
部屋に届いた夕刊を読みつつ、しばし休憩していたところへ
携帯の着信音
メールではない事に不安を覚えて出てみれば、トラブル発生の緊急連絡です。
一通り報告を受けて、いったんきりましたが「さてどうしよう」。

最悪の場合を想定して荷物をまとめた私。
とりあえず次の報告を待つまで、ドキドキです。
念のため新幹線の時間を確認し、お化粧をして待ちました。
幸い、私が戻らなくても大丈夫だろうということになり、一安心
本当に良かったわ~

ドキドキも解消したので、この夜も再び「リバーサイドオリエンタル」で
シャンパンをばいただく。
この日は4階に上がって京都の日暮れと鴨川を楽しみました。
もう本当に、大人な自分に酔いしれる私。


お時間も良いので、「リバーサイドオリエンタル」から程近い
「てら参」へ行く。
ここは、牛肉料理のお店です。
生肉好きなもので、新鮮な牛の生肉が食べたくて行きました。

スッゴク鮮度が良くて美味しかったのですが、ちょっと内蔵系が多すぎたので
私には合わなかったカナ・・・・。
ただ、こちらは内蔵系が大好きな人には堪らないお店であろうとお勧め。
店内も清潔感があってよろしかったです。
更には、店主がなんともいえない味のある方でした。
寡黙でなく、余計なおしゃべりはせず、客の進み具合をきちんと把握し
高下駄でカラカラ動き回るきりっとした人でした。


一日かなり動いて疲れてしまったので、早めにホテルに戻り読書。
(山崎豊子「女系家族」・・・こ、こわいですよ)

本当は先斗町なんかも行ってみたかったけれど、
いずれ・・・と、お楽しみにしました。


残りは最終日。
しかし、この日に受けた連絡の事もあり早く戻る。
観光も出来ずに帰京するのでした。

2泊3日ながら、かなり充実した京都のたびでした。
新たな楽しみを見つけてしまった私。

ひとまず【リベンジ 京都】は見事にリベンジを果たしたといえるのでした


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3 コメント

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充実の旅 (rroundd)
2005-08-12 13:00:10
葉月さん、こんにちは!



ガハハ!駐車場のねーちゃんとお爺ちゃんの攻防はなかなか面白いですね!(笑)



(関係ないですけど、写真が似てるのでTBさせていただきます)
返信する
お爺ちゃん (葉月)
2005-08-12 13:30:16
お爺ちゃんは見るからにヨボヨボで、勝ち目はなさそうなんです。だからつい応援したい気持ちになるんですが・・・。無理。

私もねーちゃんに絡めとられた訳だし。



今日も炎天下の下、ウチワでお客さんを呼んでいるのかな?

頑張れ~。
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東京も... (のんじ)
2005-09-02 08:01:40
葉月さんおはようございます。コメントありがとうございます。



おっしゃる通り京都はものすごく奥が深い街だと思います。とは言いながらきっと東京も奥が深い街なんでしょうね。



私は生まれも育ちも東京で「東男に京女」を目指していたのですが...



来週はオープンカー初乗りで軽井沢に行く予定です。某ジャムを買わなくちゃ(笑)

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