ふと思い立って現代美術館(江東区)に行ってきました。
きっかけは名和晃平さんというアーテイストです。
先日、リッツカールトン京都に宿泊した際に見たアートに心惹かれ
調べてみたら、今回の展覧会に出展していると知ったのです。
正直、芸術には全くといってよいほど知識のない私が、
ましてや現代アートに興味を示すなんて、自分でもびっくりです。
現地に到着するまで、その展覧会の趣向も何も知らずにおりました。
それゆえ、チケット購入して初めて
「どうやら21世紀にすっかり身近になった宇宙を、多方向から考え、感じることらしい・・・」とわかったのです。
ですから、当然JAXAやらNHKやら、国立天文台やら、ソニー、IHIエアロスペース、三菱電機、更には朝日酒造まで、官民協力のもと開催されている模様。
肝心な名和晃平氏の作品は
「Moment 2014」
大きなキャンバスにインク(絵具?)を斜めに垂らしたり、
一定のリズム・軌道でインクを垂らしたりして描きあげた(?)作品や
真っ白い空間の中に、上に伸びる立体物が並べられているものが展示されていました。
現代アートって、本当に感性の問題だろうけれど難しい・・・。
難しいけれど、やはり好みってあるんだなと感じます。
妙に魅かれるのが不思議でした。
もうひとつ、とても面白くてじっくりと時間をかけてみたのは
鈴木 康広氏の『リンゴの天体観測』という作品でした。
次の予定があって、ゆっくりとみることが出来なかったのですが
体験型の作品も多くて、もっと時間の余裕を持ってくれば良かったと
残念でした。
中には撮影OKの作品もあったりして、楽しめました。
↑
月から見た地球・・・。綺麗ですわ~。
↑
チームラボ『憑依する滝』
そして、帰る前に館内のトイレに寄ったら
トイレの中も作家のアート表現の場でした。
↑
トイレの手洗い場の鏡。
美術、絵画を愛して?らっしゃる京都で定年後生活さまから見ると、浅~い感想で恥ずかしいです。
でも、『惹かれて、ますます好きになったり、残念に思ったり』なんて、恋愛みたいですね。
現代アートの良いところは、場合によっては(お金の問題)購入ができるという事だと今回感じました。
今後ますます関心をもち、惹かれれば、場合によっては購入しちゃうかも!です。
絵画展に行かれましたか。
私はよく美術館に足を運びますが、絵画との出会いはフィーリングです。
それは、人生における出会いや恋愛に似ていると思っています。
ある日、出会い、いいなあと惹かれます。
そうすれば、もっと相手(絵画)を知りたいと思い、お付き合いが始まったり、その作家の展示会に足を運びます。その結果、最初の印象がさらに良くなる場合もあれば、そうでないときもあります。
また、フィーリングですから、他人がどう思えども、自分が納得し、満足すればいいのだ思います。
万人受けする女優(絵画)もあれば、個性的な俳優(絵画)もいます。
ようは、葉月さんが、心ときめくか、惹かれるかで判断したら良いのだと思います。
私もそういう出会いを求めて美術館に足を運んでいる次第です。
大好きな画家の展示会のときは、興奮したり、非常に和やかな気持ちになったりします。
昨年は定年退職後ということもあり、年間40回ほど美術館に足を運びました。
洋画、日本語、現代アート、仏教美術、工芸、陶磁器等、さまざまな分野の展示会を訪れては、心のときめきを感じたり、残念な気持ちになったりしています。