いただきます

さて、昨日はボジョレーの解禁でした。
例年通り、お友達が様々な作り手のボジョレーを送ってくれました。


新酒はイベントとして楽しく飲みますが
よく『ボージョレーなんて美味しくない』とか
『あんな不味いもの大騒ぎして日本人はバカみたいだ』とか
よく聞きます。


まあ、わからないでもありません。
特段、感動するほどのワインではないのかもね。

でも・・・。
いつもかんじるのは”どんなグランクリュと比較してるわけ？”って事。
高い格付けの高いワインはそりゃ美味しい。
でも、ボージョレー解禁日に一斉に飲まれるのは
そういうクラスのものではないです。
金額だって全く違うし。

もしくは、価格帯は同じでもチリや南アフリカの濃厚なカベルネの味と比較してるのかな？

ボージョレヌーボの騒ぎって
季節を感じるお祭りみたいなものなのではないのかな？
酉の市の熊手を楽しむとか、ホオズキ市で鉢植えを喜んで買うとか
そういうものでは？

なんだか、美味しくないとか、現地では200円位で飲めるとか
ことさらに言われると、鼻白みますね・・・。

季節の移ろいを楽しむように新酒を楽しめばいいじゃない？
夏になったら浴衣を着てホオズキの鉢を買いに行き、
冬になったら大酉神社で熊手をかって「よよよい、よよよい」と威勢よく手を打ってもらう。
それの一つでいいんじゃないのかな？


そもそも、不味い不味いと大騒ぎしている人たちの飲んでいるワイン、
格安販売のお店の野ざらしのワインなのかもしれないしね・・・。
ワインは自分の支払った金額に見あった味を提供しますから。
（お買い得は結構ありますが）



そんなことを考えながら
砂肝をスライスしてニンニクとワインで味付けしたものを
ボージョレーに合わせて食べたのでした。