今日は
最高気温2度 最低気温ー6度
突然やって来たI君を連れて母の所へ
ケアマネから「ちょっと、状態が悪い」と言われる。
母に会って「I君だよ、分かる?」というと「わからない」という。
だけど、I君の顔も見ようとしないのが気になる。視線はあらぬ方を向いている。
「I君だよ、顔見たら?」ほんの少しだけ顔を見る「分からない」という。
「Kちゃんの子供だよ」「Kちゃん・・・わからない」
「しげちゃんの子供さ」「しげちゃん?わからない」という、しげちゃんは母の姉
姉の名前も分からないんだ・・困った、どう説明したらいいんだ?
母の初めての孫といってもいいSちゃんの名前を出してみる「Sちゃんの弟さ」というと「あ~Sちゃん」
どうやら初めての孫の名前は憶えていたらしい。
で~私が私の顔を指して「この人誰だかわかる?」と聞いたら「○○(私の名前)でしょう」と正確に言って
照れ笑いをしている。へぇ~自分の子供の名前は憶えてるんだ(笑)
I君にも手伝ってもらって相変わらず四苦八苦して母を病院に連れて行く。
靴を履くこともドアを開けることも車に乗ることもスムーズにできない。
診察室で診察する時も、先生の前の椅子に座ることが出来ない。
「お母さん、ここ・・この椅子に座るんだよ」
先生も「兎に角、まず一回座りましょうよ」と言ってくれるが、座ることが出来ない。
くるくる回ってしまう。バレリーナか・・と突っ込みたくなる(笑)
ここでも「この椅子に座るんだよ」と言っても視線が定まらない。椅子を観ようとしない。
やっと診察が終わって薬局に薬をもらいに行く「薬もらってくるからここに居るんだよ動いちゃだめだよ」
うなずくが、どうも心もとない。
「動いちゃだめだからね、5分で帰ってくるから」と言い聞かせ
受付の人に「処方箋だけ置いて来るから」というと「大丈夫でしょうか?」と不安そう。
だけど、薬局が隣と言いながら駐車場を横断する冬道・・とても連れていけない。
受付のお姉ちゃんが「FAXで送ってあげます、それで電話しといて上げるから行かなくていいです」と言ってくれる。
母を置いて行かれるのが、よほど心配だったらしい(笑)
本当にヘトヘトになってグループホームに帰ってケアマネに「いやぁ~大仕事だわ」と愚痴ったら
「もう病院に行くのも限界だね、訪問診療に切り替えよう」と言ってもらう。
┐(´д`)┌ヤレヤレ
だけど、人の親切が身に染みる・・私も優しい人になろうと思う。
ほぼ、無理だけど・・・・