ちきゅう 45おく4,000まんねんの おもいで
作:ステイシー・マカナルティー
絵:デイビッド・リッチフィールド
訳:千葉 茂樹
出版社:小学館
<ちきゅう>本人が語る、地球の歴史と科学
45億4,000万年前に生まれた、わたしたちの地球。
人類が誕生したのは、つい最近のことだけど、それまでにどんなことがあったのか、<ちきゅう>本人が語ります。
大陸の移動、隕石の衝突、生き物の誕生、そして、人間との関係。
地球にまつわるさまざまなテーマを、キュートな絵とやさしい語りでテンポ良く紹介していく絵本です。
「わたしたちがすんでいる地球。
山や川、海があって、それぞれのところに、
とてもたくさんのいきものが、わたしたちといっしょに生きている。
そんなすてきな地球について、この本で学んでみよう!」
地球が自分の話をするので、原作も絵も「ちきゅう」になっていてカワイイです。
地球にまつわるさまざまなことを
キュートな絵を優しい語りで紹介していく絵本です。
太陽系の惑星たちはきょうだい。
他の銀河系の惑星たちはいとこ。
冥王星はペット。惑星の月は友だち。
と低学年にも分かりやすく書かれています。
すごくいい絵本ですが、ひとつだけ読み聞かせをするのに難しいところがあります。
それはここのページ!
130,000,000ねんまえ → 1億3千万年前
200,000ねんまえ → 20万年前
数字が大きすぎてスラスラ読めません。
こういうとき、お金の仕事や大きな金額の取引をする仕事をする人はスッと読めるのでしょうね。
羨ましいです。
まず地球や宇宙に興味を持ってもらえると思います。
地球の長い歴史の中で人類か誕生したのが、たったの20万年前。
地球のことを知りたがるのは人間だけだけど、地球を汚したり傷つけたりするのも人間。
本当にそのとおりです!
地球を大切にしよう。人には優しくしなくても環境には優しくしよう。
と改めて思う絵本でした