明澄五術・南華密教ブログ (めいちょうごじゅつ・なんげみっきょうぶろぐ)

明澄五術・南華密教を根幹に据え、禅や道教など中国思想全般について、日本員林学会《東海金》掛川掌瑛が語ります。

奇門遁甲・入試の方位 立向・坐山・風水 試験問題の間違いにどう対処するか

2019年09月03日 | 五術

 

大学入試のシーズンが近づいております。奇門遁甲の方位を使って、大学入試を有利にしたいというご依頼も多くなるので、試験の日程などを調べていましたら、共通テストの国語に記述式の問題が出ることになった、というので、調べてみたところ、下記のようなpdfに行き当たりました。

 「大学入学共通テスト(仮称)」
 記述式問題のモデル問題例
   平成29年5月

上文中の「一石二鳥」について、次に問題が出されています。
「一石」が何で、「二鳥」が、何と何に当たるか、
「模範解答」を見る前にイメージしておいてください。
 


「景観保護ガイドラインのあらまし」を見る限り、「空き家対策」とか「治安の維持」に関連する文言は全く見られません。

にも関わらず、「正答の条件」には、

③「観光資源」及び,「空き家対策」または「治安の維持」に触れているもの

という項目が入っており、「空き家」か「治安」が入っていない回答は「不正解」になる、ということになってしまいます。

「空き家」と「治安」という文言は、「ガイドライン」ではなく、「父」の発言から導入したものと見られます。

「最近 、うち の周りもそうだけど、空き家が多くなってきたよね。 この間も、少し向こうの空き家の裏口のカギが壊されたりしたそうだけど、このままだと治安の面が不安だ。それが 取り壊されても、その跡地に『街並み保存地区』っていう名前にふさわしくない建物が建てられてしまうかもしれない。 地元の企業がまちづくりの提案をしているという話も出ているしね。そこで市としては、ここでガイドラインを示して 景観を守ることで、この一帯を観光資源にしていきたいという計画らしいね。つまり 、一石二鳥を狙った訳さ。」

つまり、

「空き家」が多いと「治安」が不安になる。
「空き家」は取り壊せば「治安」の問題は無いが、跡地に「街並み保存地区」に相応しくない建物が建てられるかも知れない。これを防ぐのが「景観ガイドライン」であり、「空き家対策」や「治安維持」の機能はない。

 すると、
 「父」の言う「一石二鳥」とは、「景観ガイドライン」によって「景観保護」されるのが「一石一鳥」であり、「観光資源」にもなれば「一石二鳥」だと言っているはずです。

 そもそも、「景観ガイドライン」は「空き家対策」も「治安の維持」も全く触れておらず、これらを「正答の条件」とするなら、

 出題者の希望する「正答」を書くには、日本の役人に特有の「忖度」が必要であり、「正しい答え」を書くと、「不正解」と採点されてしまうかも知れない、
ということになります。

 出題者の模範解答から間違っているのですから、まともな採点も当然できる筈がありません。
 日本の「国語」レベルは下がる一方です。
 つまり「知的レベル」が下がっている、ということになります。

 

 


 ところで、本題の「奇門遁甲・入試方位」ですが、
「立向時盤」で「吉格方位」を選び、試験の前日までに、二時間以上かけて移動し、試験会場の近くに宿泊して、当日は余裕を持って試験会場に赴くようにしてください。宿泊場所から、試験会場までの方位は問題にならず、近いほど良い、と言えます。
 何故そうなるか、については、『奇門遁甲・命卜篇』(掛川掌瑛著・張明澄記念館)をご覧いただければ、よく分かるはずです。

 上の方法は、試験当日のコンディションが良く、実力が発揮できるので、合格率が良くなる、だけのことですが、
 試験験当日のことではなく、普段から実力を蓄えたいなら、「坐山時盤」で造作するか、「風水」の「巒頭」で「吉格」を造っておく、「勉強部屋」を「書房面門」にしておく、などの方法があります。 これについては、『奇門遁甲・造作法』 『奇門風水大全』をお読みください。



 奇門遁甲の「吉格」を正しく使えば、目的に対する状況判断が良くなり、目的を達成する可能性が高くなります。ただそれだけの事であり、魔法のようなことは起こりません。

 「入試」の場合に、普段から実力を蓄えておくべきか、当日の現場に臨んで、本番に強くなるほうが重要か、というのは、どちらとも言えない問題ですが、
 上の例のように、模範解答が間違っている(=問題自体が間違っている)、官僚?の気持ちを忖度しないと正解が書けない、というような場合、実力をつけても正解にたどり着かない、という事態になりかねません。
 ところが、上記の「立向時盤」の使い方のように、当日の現場に臨んで本番に強くなることができれば、何となく出題者の意図を汲み取って(忖度して)正解が書けてしまう、ということがあり得ます。

「立向方位」というのは、効果がないとか、使い道が少ないとか、「気学」と変わらない、などの誤解がありますが、それは正しい使い方を知らないからであり、時盤なら移動に2時間以上かける、4時間以上止まらないと「起点」にならない、目的にあった「吉格」でないと効果がない、到着してから効果が出るまで時間がかかる、などの原則を理解して、お役立てください。




『立向・坐山 時盤一年分』を使えば、簡単に「𠮷格方位」が見つかります。

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 日本員林学会まで、直接お申込みください。 

 

 

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干支と五行の知識、奇門遁甲の要素、坐山時盤・立向時盤・坐山月盤・坐山日盤の作盤法、方位作用と象意の見方、奇門命理の見方などを解説します。

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『奇門遁甲・中級講座』でテキストとして使用されます。

造作法の基本・奇門風水・巒頭の見方・造作法の実際・行軍三奇などを解説します。


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「奇門遁甲・上級講座」でテキストとして利用します。

「奇門風水」の「巒頭」と「理気」の見方を詳しく解説し、「陽宅盤」と「陰宅盤」の作盤法を、詳しく説明するとともに、全盤の完成図と「主格」をテキストに表示し、誰でも簡単に吉凶と象意を見ることができることを目指します。
   
 

 

掛川掌瑛 著作目録 密教姓名学・三式風水大全

 

張明澄師 南華密教講座 DVD 有空識密 智慧と覚悟

 

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張明澄講義<命卜相>DVD 明澄五術・張明澄記念館

 

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 お申し込み先  日 本 員 林 学 会 代表 掛川掌瑛(東海金)

    〒384-0801 長野県小諸市甲4655-15 中国占術研究所

                    ☎Fax 0267-22-0001

       E-MAIL    showayweb◎msn.com 

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