西暦2017年の測局
世界の未来を予測するには「元・会・運・世」という四つの要素で、子平の「局式」を立て、「命理」の場合と同じように「強弱・格局・喜忌」を出し、「象意」を判断することができます。
すると、現在の「局式」は、次のようになります。
2014年から乙酉世に入り、世干支の甲申が乙酉に変っただけで、五行の構成が同じで、喜忌も全く同じですから、あまり変化がないように見えます。
ところが、甲は乙を強めますが、乙はただ数が多いだけで、雑草が繁るような状態であり、新秩序の構築に対して、抵抗側は腰砕けとなり、ただ混乱するだけ、という状態になります。
2017年は、丁酉の流年に当たります。
丁は、庚を鍛えて強め、乙を焼いて弱めますから喜神ということになりますが、本来の目的は、乙を剪定して美しく育てることにあり、焼き払って畑にするのが目的ではありません。
酉は、庚の根であり、喜神の庚を強めますから、当然喜神ですが、乙が焼かれてしまうので、やはりあまり効果があがりません。
新秩序の構築は、推進側も抵抗側もちぐはぐな動きばかりで、あまり進展が見られない年と言え、世界経済も、大きな変動はないように見えます。
流年にどの干が来ても、乙酉世の30年間は、あまり大きな変化は期待できません。