明澄五術・南華密教ブログ (めいちょうごじゅつ・なんげみっきょうぶろぐ)

明澄五術・南華密教を根幹に据え、禅や道教など中国思想全般について、日本員林学会《東海金》掛川掌瑛が語ります。

ドラマ「しずかちゃんとパパ」 どうしてパパと呼ぶのか? 音声の姓名学 ドラマ「しずかちゃんとパパ」

2024年09月17日 | 五術

一年前

ドラマ『しずかちゃんとパパ』

再編集版で7.25地上波放送開始 2023.9月15日に最終回

2022年3月からNHK BSプレミアムで放送されたドラマ『しずかちゃんとパパ』の再編集版が、NHK総合・BS4Kにて、7月25日より毎週火曜22時に放送されることが決定。金曜に再放送有り。

「遂に遂に! 『しずかちゃんとパパ』の地上波放送が決定しました。ろう者とコーダの親子の絆の物語です。撮影期間は大好きな鶴瓶さんと手話に取り組み、笑ったり泣いたり感情忙しい毎日を過ごしていました。私にとってはこの作品と出会うためにいろんな壁と戦ってきたんだと実感するような思い入れの強い渾身の作品です。登場人物ひとりひとりがとても魅力的な物語です。ぜひご覧ください」と、吉岡さんからのメッセージ。

  【ドラマ10】しずかちゃんとパパ 🈡(8)紙吹雪の中で
(NHK総合1・東京)
9月15日(金)
午前0:40~午前1:25(45分)
純介(笑福亭鶴瓶)を置いてはいけないと、圭一(中島裕翔)の海外赴任に同行することを断った静(吉岡里帆)。その決断を受け入れた圭一は、意外な行動に出る。

 

テレビは下らない。テレビを見ると馬鹿になる。もうテレビなど見ない。

と言われて久しいのですが、偶には拾い物もあるものです。

このドラマ、

音声姓名学への理解を深める切っ掛けになれば、と思います。

こちらも参考に、十二縁起ー空と疎外-「悟り」へ

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2022-05-03

NHKBSのドラマ「しずかちゃんとパパ」

聾唖者である父親役を笑福亭鶴瓶さんが演じ、主演の靜ちゃんの役を吉岡里帆さんが演じるドラマです。

先日の最終回で、靜と叔母幸江(戸田恵子)との、次のような会話がありました。

 

 靜:そういえば 何で  パパ  なんだろ?

幸江:えっ?

 靜:圭一さんに言われたことがあって。 お母さんは、お母さん なのに、パパは、パパ なんですねって。

幸江:え~ 知らないの?

 靜:えっ 知ってるの?

幸江:パピプペポって ほかの音とこう 息の出方が違うんだって。

 靜:そうなの?

幸江:うん。 だからね 分かりやすいんだって。 パパ  って。  かかる息とかで。

 靜:え~! 知らなかった!

幸江:発音できるようになるまでは大変そうだったけどね。  

泣きながら練習してたよ お兄ちゃん。 

小さく切った折り紙を お皿に載せてね

お母さんが、お兄ちゃんの口んとこに当ててさ

うまく発音できると、その折り紙が 吹き飛ぶわけよ。 紙吹雪みたいに パッて。

 

このことについて、『密教姓名学・音声篇』(掛川東海金著・太玄社刊)では、次のような記述をしております。

・・・・人間の赤ちゃんがこの世に生れて最初に話す言語は、世界共通に「ママ」であり、世界共通に「母親」「母乳」「ご飯」などの意味で使われています。「ママ」ではなく「パパ」「ババ」「ファファ」などの場合もありますが、いずれも「ア段」の「唇音」という共通点があります。
室町時代に編纂された、日本で最初のなぞなぞ集とされる「後奈良院御撰何曾 」という文献に次のようなものがあります(後奈良天皇の父である後柏原天皇の「なぞだて」にも見られる)。

 「ははには二たびあひたれども、ちちには一どもあはず」
 (母には2回逢うけれど、父には1回も逢わないものは何?)

 その答えは「くちびる」であり、当時「はは」という音声が、現代のような「喉音」ではなく、「唇音」だったことがわかります。つまり「ハハ」ではなく、「パパ」か「ババ」か「ファファ」と読まれていたことになります。
なぜ「ア段」の「唇音」が、最初の言語になるのかと言うと、乳児が母親の乳首を銜くわえたそのままの口で発声すると「ママ」や「パパ」という音声になるためと言われています。
母乳のことを「パイパイ」と呼ぶのも、ここから来ているのでしょう。昔から、ご飯のことを「マンマ」と呼ぶのも同様です。
赤ん坊は、「ママ」と発声すると、母親が母乳をくれることを憶え、母親の「名」が「ママ」であることを認識するようになり、同時に、「自分」と「ママ」は違うもの、つまり「自他」の関係として「分別」し、「生れて最初の他人」として認識します。これは吉本隆明が『共同幻想論』において述べる「対幻想」であり、「自己疎外」つまり「個的幻想」の始まりでもあります。
 また赤ん坊が、母乳が欲しくて「ママ」と呼ぶときには、「ママ」は母親の意味だけでなく、「母乳」の意味でもあり、「空腹」の状態も「感受」することになります。
 つまり「空腹」という「感受」は、「意識(識)」「感覚器官(六入)」「接触(触)」だけでもたらされるものではなく、「マンマ」とか「パイパイ」などという「名(名色)」があって、ようやく「感受」されるのです。
 つまり、一般的に、「言語」よりも「感受」のほうが先にあるのではないかと思われがちですが、「人類」であれば、先に「名」がなければ「感受」できない、つまり、人間が「空腹」という状態を「感受」するためには、「空腹」に相当する「名色」があって初めて「感受」できる、ということが言えます。

(16~17ページより抜粋)

 

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著者:掛川東海金 

 

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☎Fax 0267-22-0001

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